寒くなったら強塩泉 ちょっと混んでた「ざぶーん」
秋が深まり、肌寒さを感じるようになり、温泉がますます恋しくなる季節を迎えました。
こんな時期には、温まりの良い強塩泉が最適です。先日熱さと個性的な泉質では県内最強クラスといえる「塩の湯温泉」を紹介しましたが、今回は一般人も利用しやすい「ざぶーん」です。
聖籠観音の湯「ざぶーん」は、新潟東港からの税収で潤う聖籠町が町興しのために建設し、正式には「ざぶーん館」といいますが、「ざぶーん」が一般的になっています。
1998年4月5日にオープンしましたが、オープン初日に駆けつけたのはいうまでもありません。当時は競合施設はまだ少なかったですので、私の温泉ライフに欠かせない温泉施設のひとつでした。
当初は日帰り温泉だけでしたが、2002年4月に、隣に宿泊施設の「ホテル ざぶーん」がオープンし、毎年20万人以上の集客があり、県内でも有数の人気施設として君臨していました。
しかし、源泉トラブルが度々発生し、その度に長期の沸かし湯営業を何度も繰り返してきました。
その抜本的対策として、2018年に新源泉の掘削が行われ、同年12月から新源泉での営業を開始するはずでした。しかし、レジオネラ菌が検出され、再び長期の休館になりました。
ようやく、2019年2月1日に、新源泉で営業再開されましたが、再びレジオネラが検出され、3月15日から日帰り温泉営業が休止されました。
そして、4月22日に入浴営業が再開されましたが、その後も源泉ポンプの不調などで沸かし湯営業のことがありました。
と、その変遷を見守ってきましたが、競合施設が増えて集客が減り、源泉トラブルによる休館等もあって、経営状態は悪化し、2014年度からは赤字経営となっています。
さらに新型コロナ禍による休館や集客減、施設の老朽化に伴う設備改修、維持費増大、燃料費高騰などがあり、今後の運営にも苦難が待ち構えています。
前置きが長くなってしまいましたが、仕事を終えて車を走らせ「ざぶーん」に到着しました。日は短くなり、7時前ではありますが、真っ暗で、玄関の明かりが優しく迎えてくれます。
玄関を入りますと左手に下足箱があります。
靴を入れて受付に向かいます。物品販売などで雑然とした玄関ロビーが、庶民のための温泉を物語っており、この地元に根ざした雰囲気が好きです。
聖籠観音の湯「ざぶーん」は、新潟東港からの税収で潤う聖籠町が町興しのために建設し、正式には「ざぶーん館」といいますが、「ざぶーん」が一般的になっています。
1998年4月5日にオープンしましたが、オープン初日に駆けつけたのはいうまでもありません。当時は競合施設はまだ少なかったですので、私の温泉ライフに欠かせない温泉施設のひとつでした。
当初は日帰り温泉だけでしたが、2002年4月に、隣に宿泊施設の「ホテル ざぶーん」がオープンし、毎年20万人以上の集客があり、県内でも有数の人気施設として君臨していました。
しかし、源泉トラブルが度々発生し、その度に長期の沸かし湯営業を何度も繰り返してきました。
その抜本的対策として、2018年に新源泉の掘削が行われ、同年12月から新源泉での営業を開始するはずでした。しかし、レジオネラ菌が検出され、再び長期の休館になりました。
ようやく、2019年2月1日に、新源泉で営業再開されましたが、再びレジオネラが検出され、3月15日から日帰り温泉営業が休止されました。
そして、4月22日に入浴営業が再開されましたが、その後も源泉ポンプの不調などで沸かし湯営業のことがありました。
と、その変遷を見守ってきましたが、競合施設が増えて集客が減り、源泉トラブルによる休館等もあって、経営状態は悪化し、2014年度からは赤字経営となっています。
さらに新型コロナ禍による休館や集客減、施設の老朽化に伴う設備改修、維持費増大、燃料費高騰などがあり、今後の運営にも苦難が待ち構えています。
前置きが長くなってしまいましたが、仕事を終えて車を走らせ「ざぶーん」に到着しました。日は短くなり、7時前ではありますが、真っ暗で、玄関の明かりが優しく迎えてくれます。
玄関を入りますと左手に下足箱があります。
靴を入れて受付に向かいます。物品販売などで雑然とした玄関ロビーが、庶民のための温泉を物語っており、この地元に根ざした雰囲気が好きです。
左が「聖の湯」で、大浴槽、気泡浴、寝湯、打たせ湯、サウナ、水風呂、露天風呂があります。浴室の様子は以前のブログで紹介していますのでご覧下さい。
右は「観音の湯」で、大浴槽、歩行浴、圧注浴、サウナ、水風呂、露天風呂があります。この浴室の様子も以前のブログで紹介していますのでご覧下さい。
右は「観音の湯」で、大浴槽、歩行浴、圧注浴、サウナ、水風呂、露天風呂があります。この浴室の様子も以前のブログで紹介していますのでご覧下さい。
浴槽の種類や配置が異なり、洗い場の位置も異なりますので、浴室の印象が大きく違いますが、それがまた楽しみでもあります。
今回の男湯は左側の「聖籠の湯」でした。平日の夜でしたが、浴室はかなり混雑していました。
大浴槽に空きを見つけて浸かりましたが、この浴槽は浅めで、体を斜めにしないと首まで浸かれません。
湯色は以前よりかなり薄くなりました。淡黄色透明で、なめれば強烈に塩辛いです。湯温は41.1℃を表示し、ぬるめに感じました。
空いているタイミングを見て露天風呂に移動しましたが、こちらの方が湯温が若干高めで、温まりが良かったです。
浴槽内に加熱源泉が勢い良く注入されており、大きな水流となり、オーバーフローも見られます。この加熱源泉を体に受け止めて温まるのが楽しみです。
さて、源泉名は聖籠観音の湯(新源泉)。泉質は含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。泉温45.5℃、使用位置42℃。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成31年1月24日分析)は、Li 4.1、Na 10510、K 128.5、NH4 125.3、Mg 78.0、Ca 329.2、Sr 7.2、Ba 3.5、Al 0.1未満、Mn 0.2、Fe(II) 1.4、Fe(III) 0.1未満、Cu 0.1未満、F 0.4、Cl 17330、Br 121.5、I 71.4、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.2、HSO4 5.0未満、SO4 5.0未満、HCO3 1058、CO3 1.0、メタケイ酸 88.1、メタホウ酸 335.1、メタ亜ヒ酸 0.1未満、遊離CO2 141.0、遊離H2S 0.1未満 など、ガス性除く成分総計は30190mg/kgです。
季節により温度調整のため加水・加温、入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を行っているとのことです。
湯は淡黄色透明で、アンモニア臭・よう素臭が入り混じった芳香があり、なめれば塩辛く、ツルスベ感のある濃厚な湯です。
個人的にはもっと熱い方が好きなのですが、一般的にはこれくらいの温度が適当だと思います。
湯上がりには大広間で一休み。
ここは空いていて、ゆったりとクールダウンできました。
給茶器で冷茶をいただきましたが、ちょっと薄味でした。
廊下の本棚に本がいろいろ置いてあるのですが、
温泉ソムリエの講習会のテキストがありました。私は古い版を持っているのですが、最新版で勉強し直しました。マニア向けですが、内容豊富で読み応えがあります。
その後、ロビーの椅子でひと休み。
頃合いを見て退館しましたが、浴室内は混雑していたものの、休憩場所は空いていてゆったりできて良かったです。
値上げラッシュの現状にあって、低料金を維持していてくれるのはありがたいです。これから寒くなっていきますので、これからもときどきお世話になりたいと思います。
今回の男湯は左側の「聖籠の湯」でした。平日の夜でしたが、浴室はかなり混雑していました。
大浴槽に空きを見つけて浸かりましたが、この浴槽は浅めで、体を斜めにしないと首まで浸かれません。
湯色は以前よりかなり薄くなりました。淡黄色透明で、なめれば強烈に塩辛いです。湯温は41.1℃を表示し、ぬるめに感じました。
空いているタイミングを見て露天風呂に移動しましたが、こちらの方が湯温が若干高めで、温まりが良かったです。
浴槽内に加熱源泉が勢い良く注入されており、大きな水流となり、オーバーフローも見られます。この加熱源泉を体に受け止めて温まるのが楽しみです。
さて、源泉名は聖籠観音の湯(新源泉)。泉質は含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。泉温45.5℃、使用位置42℃。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成31年1月24日分析)は、Li 4.1、Na 10510、K 128.5、NH4 125.3、Mg 78.0、Ca 329.2、Sr 7.2、Ba 3.5、Al 0.1未満、Mn 0.2、Fe(II) 1.4、Fe(III) 0.1未満、Cu 0.1未満、F 0.4、Cl 17330、Br 121.5、I 71.4、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.2、HSO4 5.0未満、SO4 5.0未満、HCO3 1058、CO3 1.0、メタケイ酸 88.1、メタホウ酸 335.1、メタ亜ヒ酸 0.1未満、遊離CO2 141.0、遊離H2S 0.1未満 など、ガス性除く成分総計は30190mg/kgです。
季節により温度調整のため加水・加温、入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を行っているとのことです。
湯は淡黄色透明で、アンモニア臭・よう素臭が入り混じった芳香があり、なめれば塩辛く、ツルスベ感のある濃厚な湯です。
個人的にはもっと熱い方が好きなのですが、一般的にはこれくらいの温度が適当だと思います。
湯上がりには大広間で一休み。
ここは空いていて、ゆったりとクールダウンできました。
給茶器で冷茶をいただきましたが、ちょっと薄味でした。
廊下の本棚に本がいろいろ置いてあるのですが、
温泉ソムリエの講習会のテキストがありました。私は古い版を持っているのですが、最新版で勉強し直しました。マニア向けですが、内容豊富で読み応えがあります。
その後、ロビーの椅子でひと休み。
頃合いを見て退館しましたが、浴室内は混雑していたものの、休憩場所は空いていてゆったりできて良かったです。
値上げラッシュの現状にあって、低料金を維持していてくれるのはありがたいです。これから寒くなっていきますので、これからもときどきお世話になりたいと思います。