なんと100円!「舞平清掃センター附属休憩所」

 いろいろと所用があって遠出できず、家から近い温浴施設で我慢しようと考えましたが、いつもの「極楽湯」はワンパターンですし、今回は久し振りに「舞平清掃センター附属休憩所」に行ってきました。
 新潟市内最安の100円という低料金で利用できるのが魅力です2004年1月にオープンし、すぐに駆けつけたことを思い出します。以来、何度か利用させていただいていますが、コロナ以降は利用しておらず2019年6月以来の久し振りの利用になります。

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 ここは新潟市江南区にある舞平清掃センターの汚泥再生処理工程で発生するメタンガスを熱源として利用した温浴施設です。
 新潟市街から信濃川右岸の堤防上を走る県道1号線を南下。信濃川大橋の交差点を過ぎて少し行きますと、左手の田園風景の中に舞平清掃センターが見えてきます。堤防から降りて、清掃センターを目標に進みますとすぐに到着です。

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 清掃センターといってもゴミ焼却場ではなく、し尿と浄化槽汚泥を処理する施設です。煙突はなく目立ちませんので、ここにこういう施設があることを知らない人も多く、近隣の人以外には知名度は低いと思われます。

 駐車場に車を止めて、玄関へと進みます。

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 玄関を入りますと、すぐ左手に入浴券の券売機がありますので入浴券を購入し、受付に提出します。
 料金は大人100円、小人50円、幼児無料です。回数券(11枚)は大人1000円、小人500円です。一般でこの料金は、新潟市内で最安だと思います。
 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳のいずれかの交付を受けた人、その介助者は利用料が免除されます。
 休館日は、月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日(祝日の翌日が土曜日又は日曜日の場合は、その直近の火曜日)、12月29日から1月3日です。

 今回はコロナ後初めて利用しましたが、玄関に仮設の受付が設置されており、受付のおばさんが待ち構えていました、検温を受け、入浴券は自分で箱に入れるようになっていました。

 スリッパに履き替え、靴は下足棚に入れて、奥の浴室へと向かいました。

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 浴室は利用者が10人以内に制限されており、入り口ではスリッパの置き場所が指定されて、人数が守られるようになっていました。

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 こういうシステムはここ以外では見たことがありません。

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 脱衣場にはコイン返却式のロッカーがあります。

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 洗面台にはドライヤー等の備品類はありません。

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 給水器は使用できなくなっています。

 先客と入れ替わりに浴室に入りましたが、先客が一人おられました。浴室には浴槽がひとつあるのみです。窓からは坪庭が見えるのみで、景色は楽しめませんが、明るい雰囲気です。
 洗い場には低料金にも関わらず、ボディソープが置いてあります。前回来たときは固形石鹸でしたが、ボディソープになっていました。シャンプーはありませんが、当然でしょうね。

 私が洗身している間に先客が浴槽を出られ、浴槽を独り占めできました。湯温は熱めで、私の体感で42℃以上はありました。
 注湯口から加熱された湯が勢いよく注がれており、注入分は浴槽の縁からオーバーフローされています。
 浴槽の大きさを考えますと、注湯量は十分量であり、湯の鮮度は申し分ありません。温泉ではありませんが、掛け流しということになりましょうか。
 湯温が高めでしたので温まりは良好でした。浴槽に浸かるときに大量にオーバーフローするのは気分が良いですね。

 熱い湯に浸かって気分良くしていましたら、次の客が順次入って来られましたので、浴槽内が3人になったところで浴槽を出で退室しました。

 湯上がりには広間で休憩できます。

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 かなり賑わっていましたので、ゆっくりすることなく、ほどほどのところで退館しました。

 入浴して広間で休憩。これを100円で楽しめるというのはお得です。新潟市内では、老人福祉センターや老人憩いの家の浴室利用の場合、60歳以上は100円で利用できますが、一般人で100円というのはここだけだと思います。設備的に豪華さはありませんが、単に入浴・休憩するなら十分です。
 隣には舞平公園がありますので、ピクニックに来て、子供を遊ばせた後に入浴して帰るというのも良いかもしれません。

 値上げのニュースばかりの現状にあって、100円というのはありがたく、これを利用しない手はありません。手軽に入浴するだけならお勧めの施設です。