桜が咲いたら 「さくらんど温泉」

 連日好天が続き、新潟市周辺の桜は、開花したと思ったら、あっという間に満開になりました。今週末はお花見を楽しまれている方も多いものと思います。
 かくいう私も、快晴の陽気に誘われて、花見がてらに温泉に出かけました。桜と温泉といいますと、その名もズバリ「さくらんど温泉」を忘れるわけにはいきません。

 五泉市の村松地区は、村松公園の桜が有名であり、今年も花見客で賑わっていることでしょう。
 その村松名物の桜にちなんで、この温泉は「さくらんど温泉」と命名されました。「さくら」と「ランド」を合わせた造語ですが、村松市街には「さくらんど会館」という施設もあります。
 ということで、「さくらんど温泉」に行ってきました。つい最近も行ってきたばかりなのですが、毎年桜の時期には必ず行っていますので、今年も桜の開花に合わせて行ってきました。

 いつものように、阿賀野川を渡り、五泉市街に入る手前の論瀬交差点を左折し、道なりにひたすら進んで、国道290号線に突き当たって右折。しばらく進んで、案内板に従って数百メートル進めば到着です。ほとんど信号がないこの道はお勧めです。

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 「さくらんど温泉」の敷地の周囲には桜が植えられており、一部につぼみが残っていますが、ほぼ満開という状況でした。

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 入館前にしばし桜見物をしました。

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 雲ひとつない文字通りの快晴の青空をバックに、桜は今を盛りに美しく咲き誇り、見とれてしまいます。

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 さすがに「さくらんど温泉」と名乗るだけのものはありますね。

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 では、入館することにしましょう。

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 玄関を入り、すぐ左手の下足箱に靴を入れます。

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 下足箱の鍵とともに受付へ。

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 入館料は、大人700円、小人300円ですが、夕方17:30以降は夜間割引で、大人500円、小人200円になります。タオルセットは別料金で100円です。下足箱の鍵と引き換えに、黄色い番号札が渡されます。
 私は新年度版が発売になったばかりの「新潟日帰り温泉パラダイス」のクーポンを早速利用して、100円引きで入館しました。このクーポンは、3回行くと4回目が無料になりますので、大いに利用させていただきたいと思います。

 入浴前に、食事処で昼食をいただきました。

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 今回は塩ラーメン(680円)にしましたが、これが美味しくてびっくり。すっかりファンになりました。

 少し腹を休めて、奥の浴室へ向かいました。

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 浴室は右が「黄金の湯」、左が「さくらの湯」で、男女交互に使用されますが、この日の男湯は右側の「黄金の湯」でした。
 左右の浴室は左右対称の作りになっていて、浴室の構成に変わりはないのですが、私は右側の浴室が好きです。

 コイン返却式のロッカーに衣類を入れて浴室へ。休日にも関わらず、空いていて、静かな空気で満たされていました。
このところ夜間の利用ばかりで、景色を楽しむことはありませんでしたので、昼間の浴室は新鮮に感じました。
 浴室の外側はガラス張りで、外の景色が一望されて、解放感が抜群です。庭に咲く満開の桜、快晴の青空と穏やかな山並み。素晴らしい景色です。

 昼間は花見に出かけて温泉に来る人は少ないのか、あるいは単にタイミングが良かったのか、浴室は空いていて、各浴槽とも独り占めの入浴ができました。

 洗い場には、ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、固形石鹸があります。まずは洗身をして、温泉を楽しむことにしましょう。

 ジャグジー付きの三角形の大浴槽には淡黄色透明の湯が満ちています。湯温は体感で41℃程度。自己責任でなめれば塩味がして、浴感は良好です。
 大きな浴槽を独り占めし、外の景色を見ながら、ぜいたくな時間を満喫しました。この景色の良さを前にしますと、泉質を論じることなど無意味に思えてしまいます。


 非加熱源泉が掛け流しされている小浴槽も独り占めでした。笹濁りのぬる湯は、37℃程度の不感温度で、ゆったりと湯に浸かりました。心穏やかになり、乱れた自律神経は鎮められ、リセットされました。

 そして露天風呂へ。ここでは湯に浸かりながら本を読んでいる風流人がおられ、独り占めにはなりませんでした。
 でも、どうして露天風呂に浸かってまで本を読む必要があるんでしょうね。私の湯の道とは合い入れません。もっと真剣に湯と向き合ってほしいですね。
 青空を見上げ、満開の桜を見ながらの入浴は格別でした。しばし無念無想の時間を過ごし、雑念を吐き出し、ストレスにさいなまれた心を空にしました。
 ここで、ひとつ驚きがありました。湯に浸かっている間に、身体に無数の泡が付着していました。いわゆる「泡付き」です。
 どういう加減なのか、人工炭酸泉のような泡付きに感激しました。非加熱源泉浴槽でも泡付きはなかったのに、どうして露天風呂だけ泡付きがあったのか不思議です。

 今回はガラガラでしたので、サウナも楽しみました。しっかりと身体をととのえて、浴室を後にしました。

 湯上りには安楽椅子が並ぶ休憩所でクールダウン。

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 湯上りの喉渇きには、ワンパターンですが、これ。

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 今どき100円というのはありがたいですね。毎回ロッカーで返却される100円玉で購入しています。

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 ロビーに移動して、外の景色を見ながらひと休み。

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 快晴の空、穏やかな山並み。癒されますねえ・・。

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 十分休息を取り、ロビーから見える桜を楽しんで退館しましたが、桜を見ながらの入浴は格別でした。空いていて、独り占めの入浴ができたのもラッキーでした。
 まだしばらくは桜を楽しめると思いますので、皆様もこの機会に、花見がてらの入浴を是非ご堪能ください。