「明石の湯」8月1日~10月末まで休館!

 以前にも紹介しましたが、十日町市の日帰り温泉「明石の湯」は、館内の改修工事のため、8月1日~10月31日まで、長期に休館します。

 「明石の湯」の存続問題につきましては、これまで何度も紹介してきました。当初は今年の3月末で閉館の方針が出されていましたが、3月の市議会で継続審査とすることになり、4月からは営業内容を縮小して臨時営業されました。
 そして、継続審査となっていた「明石の湯廃止に伴う条例改正案」が、4月26日に開催された十日町市議会の臨時議会で採決され、賛成11、反対12の僅差で否決されました。これにより「明石の湯」の存続が正式に決定されました。

 今後は、前回のブログででも紹介しましたように、ファミリー層の利用を促すため、8月1日~10月末まで休館して施設改修を行う計画が出されました。
 従来の入浴者向けエントランスホールやラウンジ、調理室などを改修して一般に開放し、イベントや物販、展示スペースとし、仮眠室は体操教室などを行えるウエルネスルームにするそうです。休憩室はそのまま残されますが、食事の提供は今後も行わないことになりました。
 この改修につきましては、6月の定例議会で改修費約6,000万円の補正予算案が出されて審議されましたが、市民が求めるものとは違う等の意見が出ました。
 賛成多数で補正予算案は認められましたが、「飲食ができる憩いの場としての休憩室、個室を確保」「高齢者に配慮した施設」「キッズルームを確保」「誘客に努め事業を継続」の実現を求めるという4項目の付帯決議が全会一致で可決されました。

 2024年3月までは市の直営で運営し、NPO法人・越後妻有里山協働機構に業務委託され、2024年4月以降は新しい指定管理者を募集する方針です。
 具体的な改修内容については、今後の実施設計で明らかになりますが、付帯決議された意見を盛り込んで、11月からどのような施設に生まれ変わるのか、期待したいと思います。