手軽に楽しむ秘湯気分 越後長野温泉「嵐渓荘」
三条市の下田地区にある越後長野温泉「嵐渓荘」は渓流沿いにある1軒宿で、文化財にも指定されている木造3階建ての本館(緑風館)が魅力的です。
「日本秘湯を守る会」の会員であり、手軽に秘湯気分を味わえるのが魅力の宿です。
かつては川の対岸の駐車場から吊り橋を渡ってアクセスしていましたが、2011年7月の水害で流され、現在は裏側からアクセスするようになりました。この水害では旅館自体も大きな被害を受けましたが、復旧して現在に至ります。
歴史ある魅力あふれる温泉旅館ですが、時間は限定されますが、立ち寄り入浴も積極的に受け入れてくれているのはありがたいです。
私も立ち寄り湯を何度かさせていただき、9年前の冬には木造の本館に宿泊したこともありました。
今回は思い立って、2021年10月以来、2年ぶりに立ち寄り入浴をさせていただきました。
「日本秘湯を守る会」の会員であり、手軽に秘湯気分を味わえるのが魅力の宿です。
かつては川の対岸の駐車場から吊り橋を渡ってアクセスしていましたが、2011年7月の水害で流され、現在は裏側からアクセスするようになりました。この水害では旅館自体も大きな被害を受けましたが、復旧して現在に至ります。
歴史ある魅力あふれる温泉旅館ですが、時間は限定されますが、立ち寄り入浴も積極的に受け入れてくれているのはありがたいです。
私も立ち寄り湯を何度かさせていただき、9年前の冬には木造の本館に宿泊したこともありました。
今回は思い立って、2021年10月以来、2年ぶりに立ち寄り入浴をさせていただきました。
三条市街から下田方面に進み、国道289号線を五十嵐川沿いにひたすら道なりに進みます。やがて巨大な断崖絶壁の八木ヶ鼻が眼前に迫り、そのすぐ前を案内板に従って右折。しばらく進んで、案内板に従って左折し、ぐるりと回って道路の下をくぐりますと「嵐渓荘」の裏に出ます。ここの駐車場に車をとめて、正面玄関まで歩いて行きます。
この入り口に国の登録有形文化財である本館(緑風館)に付いての案内板があります。
この向かいには井戸があり、懐かしい手押しポンプがあります。
日本秘湯を守る会の提灯を右に見て、水路沿いに奥に進みます。
渡り廊下をくぐります。
その先に名物の水車があります。
振り返れば木造3階建ての緑風館が迎えてくれます。
玄関を入り、靴を脱ぎ番号札を付け、スリッパを履いて受付へ。
この入り口に国の登録有形文化財である本館(緑風館)に付いての案内板があります。
この向かいには井戸があり、懐かしい手押しポンプがあります。
日本秘湯を守る会の提灯を右に見て、水路沿いに奥に進みます。
渡り廊下をくぐります。
その先に名物の水車があります。
振り返れば木造3階建ての緑風館が迎えてくれます。
玄関を入り、靴を脱ぎ番号札を付け、スリッパを履いて受付へ。
日帰り入浴は、フェイスタオル付きで大人1000円、 小人700円ですが、例によって私は「温パラ」 の割り引きクーポンを利用して、750円で利用できました。
浴室は新館(渓流館)にある男女別大浴場のほか、2階から渡り廊下を渡った先にある「山の湯」があり、日帰り入浴でも両方を利用することができます。
立ち寄り湯の利用時間は、新館の大浴場が11時~15時、「山の湯」は11時~15時30分です。
「山の湯」には「石湯」「深湯」の2つの浴室があり、「石湯」は11時~12時が男湯、13時~15時30分が女湯になり、「深湯」は11時~12時が女湯、13時~15時30分が男湯になります。
「石湯」→「大浴場」→「深湯」というように、時間をうまく調整すれば、両方を楽しむことも可能です。
まずは左奥に進んで、大浴場を利用しました。
浴室は新館(渓流館)にある男女別大浴場のほか、2階から渡り廊下を渡った先にある「山の湯」があり、日帰り入浴でも両方を利用することができます。
立ち寄り湯の利用時間は、新館の大浴場が11時~15時、「山の湯」は11時~15時30分です。
「山の湯」には「石湯」「深湯」の2つの浴室があり、「石湯」は11時~12時が男湯、13時~15時30分が女湯になり、「深湯」は11時~12時が女湯、13時~15時30分が男湯になります。
「石湯」→「大浴場」→「深湯」というように、時間をうまく調整すれば、両方を楽しむことも可能です。
まずは左奥に進んで、大浴場を利用しました。
壁際の左右にに洗い場あり、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーがあります。
ただし、アブが飛び交い、わずかな間に3ヶ所刺されてしまいました。しまいに内湯まで追いかけられてしまいました。
チクリと感じて、そこに手をやりますと、しっかりとアブが・・。こんなにも好かれてしまうとは光栄なことです。
チクリと感じて、そこに手をやりますと、しっかりとアブが・・。こんなにも好かれてしまうとは光栄なことです。
十分に湯を楽しんだところで他の客が来られましたので、入れ代わりにに退室しました。
脱衣場に平成26年12月24日付の分析表が掲示されていました。源泉名は、越後長野温泉及び越後長野温泉保男井戸の混合泉。泉質は、ナトリウム- 塩化物冷鉱泉(高張性弱アルカリ性冷鉱泉)、源泉温度 13.8℃、使用位置 40℃、湧出量 48L/分(越後長野温泉 21L/分、越後長野温泉平成保男井戸 47L/分、動力揚湯)、PH 7.7 です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.6、Na 1832、K 59.7、NH4 0.1>、Mg 145.2、Ca 133.7、Sr 0.7、Ba 0.7、Al 0.1>、Mn 0.6、Fe(II) 0.2、Fe(III) 0.1>、Cu 0.1>、F 0.2,Cl 7718、Br 28.1、I 2.3、HS 0.1>、S 0.1>、S2O3 0.7、HSO4 5.0>、SO4 19.0、HCO3 1303、CO3 5.0、メタケイ酸 39.1、メタホウ酸 31.3、メタ亜ヒ酸 0.1>、遊離CO2 43.6、遊離H2S 0.1> など、ガス性除く成分総計は14320mg/kgです。
加水なし、洗い場に流れた分を常時補充するため新湯注入あり、 入浴に適した温度に保つため加温あり、 温度管理と温泉資源保護のため循環あり、入浴剤使用一切なし、 源泉100%、消毒処理あり、2ヶ月毎に水質検査実施とのことです。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.6、Na 1832、K 59.7、NH4 0.1>、Mg 145.2、Ca 133.7、Sr 0.7、Ba 0.7、Al 0.1>、Mn 0.6、Fe(II) 0.2、Fe(III) 0.1>、Cu 0.1>、F 0.2,Cl 7718、Br 28.1、I 2.3、HS 0.1>、S 0.1>、S2O3 0.7、HSO4 5.0>、SO4 19.0、HCO3 1303、CO3 5.0、メタケイ酸 39.1、メタホウ酸 31.3、メタ亜ヒ酸 0.1>、遊離CO2 43.6、遊離H2S 0.1> など、ガス性除く成分総計は14320mg/kgです。
加水なし、洗い場に流れた分を常時補充するため新湯注入あり、
源泉温度が低いですので加熱循環は避けられませんが、もともとが濃厚な源泉ですので、その味わいは失われていません。泉質名には出ませんが、炭酸水素イオンの多さも特筆されます。
湯上がりにはラウンジでひと休み。
湯上がりにはラウンジでひと休み。
北限のお茶の産地として知られる村上市の冨士美園のほうじ茶と源泉を合わせたものがあり、茶碗に汲んで飲むことが出来ます。
ほどよい塩味で美味しかったです。
続いて「山の湯」に移動。木造の階段をきしませながら2階に上がり、渡り廊下を渡ります。
スチールドアを開けてさらに通路を進みます。
この通路からの眺めが良く、水車や渓流が見えます。
振り返れば本館も見渡せます。
時間的に、男湯は「深湯」でした。木造の小さな浴室ですが、木造の内湯浴槽のほかに、 水深130cmの深い露天風呂があり、洗い場もあります。
先客が1人おられましたが、内湯・露天風呂と重ならないように利用しましたので、それぞれの浴槽を独り占めで楽しみました。
源泉は大浴場と同じですが、木の香が漂うような落ち着いた浴室で温泉と対話しました。
露天風呂は階段降りて底に足を着きます。底には丸い大きな石が多数沈んでいます。水深が深いですので、立ち湯となります。
立位姿勢のため、ゆったりと浸かるという雰囲気でもありませんが、水圧が下半身を引き締めて気持ちよく感じます。
この露天風呂にはアブはいませんでしたが、浴槽の柵の上をアリの行列が移動していました。
各浴槽を独り占めで楽しめましたが、浴室全体を独り占めすることはできませんでした。大浴場でしっかり温まった後でしたので、ほどほどに楽しんで浴室を後にしました。
湯上がりには浴室前の休憩スペースでくつろげます。
ちょっとだけ休憩し、渡り廊下を渡って本館に戻り、靴に履き替えて退館しました。
ほどよい塩味で美味しかったです。
続いて「山の湯」に移動。木造の階段をきしませながら2階に上がり、渡り廊下を渡ります。
スチールドアを開けてさらに通路を進みます。
この通路からの眺めが良く、水車や渓流が見えます。
振り返れば本館も見渡せます。
時間的に、男湯は「深湯」でした。木造の小さな浴室ですが、木造の内湯浴槽のほかに、
先客が1人おられましたが、内湯・露天風呂と重ならないように利用しましたので、それぞれの浴槽を独り占めで楽しみました。
源泉は大浴場と同じですが、木の香が漂うような落ち着いた浴室で温泉と対話しました。
露天風呂は階段降りて底に足を着きます。底には丸い大きな石が多数沈んでいます。水深が深いですので、立ち湯となります。
立位姿勢のため、ゆったりと浸かるという雰囲気でもありませんが、水圧が下半身を引き締めて気持ちよく感じます。
この露天風呂にはアブはいませんでしたが、浴槽の柵の上をアリの行列が移動していました。
各浴槽を独り占めで楽しめましたが、浴室全体を独り占めすることはできませんでした。大浴場でしっかり温まった後でしたので、ほどほどに楽しんで浴室を後にしました。
湯上がりには浴室前の休憩スペースでくつろげます。
ちょっとだけ休憩し、渡り廊下を渡って本館に戻り、靴に履き替えて退館しました。
帰り道、右手に粟ヶ岳がきれいに見えました。
渓流沿いにポツンとある1軒宿。手軽に秘湯気分を味わえるのは魅力です。何より、立ち寄り客を温かく迎えてくれて、敷居が高くないのが良いですね。利用時間は限られますが、皆さんも是非お楽しみください。