ジェット風呂が水風呂に! 安田温泉「やすらぎ」

 新潟県阿賀野市の安田温泉「やすらぎ」のジェット風呂が水風呂になったとの情報をいただき、確かめに行ってきました。前回行ったのが7月末でしたので、1か月ぶりの利用になります。

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 仕事を終えて、日没時に到着。このなんとも言えない雰囲気が「やすらぎ」らしいところですね。

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 玄関を入りますと招き猫が迎えてくれます。

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 下足箱に靴を入れて券売機で入浴券を購入。大人はタオル付で950円、タオルなし850円ですが、平日夜間割引は、タオル付700円、タオルなし600円です。
 前回と同様に「温パラ」のクーポンを利用して、タオルを無料サービスしていただきました。

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 食事処兼用の広間を左に眺めながら浴室に向かいましたが、いつもより賑わっていました。珍しく(?)宿泊客も多いようでした。

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 脱衣場は空いていました。毎度のことながら496個もあるロッカーは壮観です。

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 では浴室へ。

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 左に仕切り付きの洗い場、右手前にサウナと水風呂、右奥に向かって、手前からジェット浴槽、寝湯浴槽、大浴槽、その左に小浴槽と連なります。

 さて、今回の話題ですが、水風呂とジェット浴槽の間にあった木製の水風呂浴槽が撤去されてなくなっていました。

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 そして、ジェット浴槽が水風呂に転換されていました。ジェットは作動しておらず、水風呂としてだけで使用されています。

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 2年前に増設された木製の浴槽は大きくはなく、他人と一緒に浸かるのははばかられますので、実質一人用であり、従前からの扇形の水風呂も小さくて、実質一人用でした。
 昨今のサウナブームの中で、水風呂増強の要望が多かったのかもしれませんが、ジェット浴槽は立派すぎて、水風呂にはもったいなく感じます。季節限定なのか、恒常的なのか、今後も見守りたいと思います。

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 水風呂の話題はこれくらいにして、温浴を楽しみましょう。

 大浴槽の湯温は41.2℃を表示。小浴槽は44.1℃。ともにちょうど良い温度でしょう。混み合うこともなく、各浴槽を独り占め。ゆったりと浸かれました。

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 露天風呂も空いていました。大・中・小の3つの浴槽を独り占めして、順に巡り、湯を堪能しました。
 中浴槽の横にある湯温計は41.0を表示。猛暑のためか、3種類の浴槽の湯温の差が乏しく、ぬる湯のはずの大浴槽も熱めでした。

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 中央の柱の場所で、天井からのパイプで非加熱源泉が供給され、加熱源泉と混合されて、各浴槽に分流されています。

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 この注入分がオーバーフローされて掛け流しになっているのですが、これとは別に各浴槽内に加熱源泉の注入があります。
 小浴槽は新源泉の供給が少なく、淀んだ感じになっています。中浴槽は源泉供給が一番多く、湯の鮮度が一番良いように思います。

 茶濁りの湯は、アンモニア臭・ヨード臭が漂い、存在感を感じさせるヘビーな湯です。中浴槽の隅にある浴槽内加熱源泉注入場所で背中あぶりをして温まるのが私のお気に入り。

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 大浴槽に浸かりましたら、月が見えて、月見風呂を楽しむことができました。

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 露天風呂の外には夕暮れの平野が見渡せました。

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 しばし湯を愛でて湯と語らい、日々のストレスを束の間ながら忘れることができました。

 湯上がりには広間で休憩。

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 給茶器の冷茶を美味しくいただきながらクールダウンしました。

 この日は珍しく子供が来ていて走り回っていましたが、この温泉が夏休みの良い想い出になってくれたら良いですね。

 農村の集落のような場所にこの温泉がありますが、建物が元瓦工場であったことが物語りますように、周辺は安田瓦の産地であり、国道49号線から「やすらぎ」に通じる道路は「やすだ瓦ロード」と呼ばれています。

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 瓦にちなんだモニュメントがあったりして、歩いて回るのもお勧めです。瓦テラスというレストランがあり、「あがの姫うなぎ」を食べることもできます。「やすらぎ」のついでの訪問されてはいかがでしょうか。