久しぶりに 出湯温泉「華報寺共同浴場」
阿賀野市の出湯温泉は、開湯して1200年以上の歴史を誇る新潟県内最古の温泉です。弘法大師が錫杖をついて湧出させたという伝説が残り、古くから湯治場として親しまれてきました。
この出湯温泉には、小規模な旅館が数軒あるほかに、2軒の共同浴場があります。そのうち出湯温泉街の最奥にある華報寺の境内にある共同浴場が「華報寺共同浴場」です。
弘法大師(空海)ゆかりの温泉ですので、この華報寺は当然真言宗の寺かと思ってしまいますが、実は曹洞宗というのが面白いですね。
この「華報寺共同浴場」は、共同浴場という名の通り、地元の人たちに日常的に利用されており、華報寺の檀家は顔パスで利用できるという話もあります。
職場から近いこともあり、以前は度々利用していたのですが、いつでも行けるという思いが災いして、最近はすっかりとご無沙汰していました。
温泉街の前の国道290号線は日常的に走っているのですが、出湯温泉の交差点を曲がることなく、通り過ぎるばかりでした。
こんなおり、7月にNHK・BSPで放送された火野正平さんの「にっぽん縦断こころ旅」で「華報寺共同浴場」が登場し、火野さんがあの浴槽に浸かっておられました。
これを見て、そいういえば最近行っていなかったことを思い出し、急に行きたくなって行く機会を狙っていました。そして、8月下旬の日曜日の朝に行ってきました。
この出湯温泉には、小規模な旅館が数軒あるほかに、2軒の共同浴場があります。そのうち出湯温泉街の最奥にある華報寺の境内にある共同浴場が「華報寺共同浴場」です。
弘法大師(空海)ゆかりの温泉ですので、この華報寺は当然真言宗の寺かと思ってしまいますが、実は曹洞宗というのが面白いですね。
この「華報寺共同浴場」は、共同浴場という名の通り、地元の人たちに日常的に利用されており、華報寺の檀家は顔パスで利用できるという話もあります。
職場から近いこともあり、以前は度々利用していたのですが、いつでも行けるという思いが災いして、最近はすっかりとご無沙汰していました。
温泉街の前の国道290号線は日常的に走っているのですが、出湯温泉の交差点を曲がることなく、通り過ぎるばかりでした。
こんなおり、7月にNHK・BSPで放送された火野正平さんの「にっぽん縦断こころ旅」で「華報寺共同浴場」が登場し、火野さんがあの浴槽に浸かっておられました。
これを見て、そいういえば最近行っていなかったことを思い出し、急に行きたくなって行く機会を狙っていました。そして、8月下旬の日曜日の朝に行ってきました。
国道290号線の出湯温泉交差点を奥に進みます。
少し進みますと左手に駐車場がありますので、そこに車をとめます。常連さんは華報寺の境内に車をとめたりしていますが、一般人はここにとめましょう。
バス停に電話ボックス。昭和の香りがして、なんともいい雰囲気ですね。
ここに出湯温泉街の案内板があります。
かつてはもっと建物があって温泉街らしさがあったのですが、現在では空き地が目立って、寂しく感じます。
2002年1月には共同露天風呂ができましたが、2006年10月に閉鎖されてしまいました。
また、2009年10月には「弘法の足湯」という足湯のある小屋も作られたのですが、これも2019年9月末で閉鎖され、現在はその面影もありません。
奥まで歩きますと、突き当りが華報寺です。
その境内の右側に華報寺共同浴場があります。
左側が女湯、右側が男湯で、中央に券売機があります。
料金は、大人250円、小人150円、幼児50円です。定休日はなく、朝は6時からやってますので、朝湯を楽しむには便利です。
中に入りますと番台がありますので、入浴券を提出します。
脱衣場には鍵なしロッカーがあるだけですので、貴重品類は玄関にあるコインロッカーを利用しましょう。
簡素な洗面台とヘルスメーター、扇風機があるだけで、備品類はありません。
浴室には浴槽が1つあるだけです。法大師像が男湯・女湯の仕切りの上にあり、浴室を見下ろしています。
ここの岩組からチョロチョロと湯が注がれているほか、 浴槽の底から大量の源泉の供給があり、 浴槽の縁から掛け流されています。
少し進みますと左手に駐車場がありますので、そこに車をとめます。常連さんは華報寺の境内に車をとめたりしていますが、一般人はここにとめましょう。
バス停に電話ボックス。昭和の香りがして、なんともいい雰囲気ですね。
ここに出湯温泉街の案内板があります。
かつてはもっと建物があって温泉街らしさがあったのですが、現在では空き地が目立って、寂しく感じます。
2002年1月には共同露天風呂ができましたが、2006年10月に閉鎖されてしまいました。
また、2009年10月には「弘法の足湯」という足湯のある小屋も作られたのですが、これも2019年9月末で閉鎖され、現在はその面影もありません。
奥まで歩きますと、突き当りが華報寺です。
その境内の右側に華報寺共同浴場があります。
左側が女湯、右側が男湯で、中央に券売機があります。
料金は、大人250円、小人150円、幼児50円です。定休日はなく、朝は6時からやってますので、朝湯を楽しむには便利です。
中に入りますと番台がありますので、入浴券を提出します。
脱衣場には鍵なしロッカーがあるだけですので、貴重品類は玄関にあるコインロッカーを利用しましょう。
簡素な洗面台とヘルスメーター、扇風機があるだけで、備品類はありません。
浴室には浴槽が1つあるだけです。法大師像が男湯・女湯の仕切りの上にあり、浴室を見下ろしています。
ここの岩組からチョロチョロと湯が注がれているほか、
無色透明無味無臭の湯は特徴を感じませんが、鮮度の高い湯が大量に掛け流しされており、贅沢感を感じます。
この源泉は湯温が低めなのが特徴なのですが、猛暑続きの影響か、いつもより湯温は高めに感じました。
なお、浴室には洗い場はありませんので、純粋に温泉を楽しむ場としてご理解ください。
「此の湯は弘法大師様お授けのお湯で御座居ますので感謝の気持ちで御使い下さい」とのことですので、そのつもりでご利用ください。
「浴槽内のお湯の出口を跨いだりお尻を乗せたりしないように」との掲示もあります。浴槽の底の注湯口に尻を乗せて、肛門マッサージでもされてしまいますと、気持ち良くないですものね。
脱衣場には、2019年9月付(なぜか日にちが消されていました)の分析表が掲示されていました。
源泉名は、出湯温泉 漲泉窟。泉質は、単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉温度 38.8℃。湧出量 252L/分(動力揚湯)。PH 8.4。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 61.9、K 1.8、NH4 1.0、Mg 0.0、Ca 50.4、Sr 0.5、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.7、Cl 7.8、Br 0.0、I 0.2、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 224.1、HPO4 0.0、HCO3 26.9、CO3 3.0、メタケイ酸 41.9、メタホウ酸 0.0、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は420mg/kgです。
そのほか、ラドン(Rn)を11.9X10-10Ci/kg(3.27マッヘ単位/kg)含み、源泉は季節の気温変動により加温して供給しているとのことです。当然この時期は、非加熱源泉が掛け流しになっています。
この源泉は湯温が低めなのが特徴なのですが、猛暑続きの影響か、いつもより湯温は高めに感じました。
なお、浴室には洗い場はありませんので、純粋に温泉を楽しむ場としてご理解ください。
「此の湯は弘法大師様お授けのお湯で御座居ますので感謝の気持ちで御使い下さい」とのことですので、そのつもりでご利用ください。
「浴槽内のお湯の出口を跨いだりお尻を乗せたりしないように」との掲示もあります。浴槽の底の注湯口に尻を乗せて、肛門マッサージでもされてしまいますと、気持ち良くないですものね。
脱衣場には、2019年9月付(なぜか日にちが消されていました)の分析表が掲示されていました。
源泉名は、出湯温泉 漲泉窟。泉質は、単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉温度 38.8℃。湧出量 252L/分(動力揚湯)。PH 8.4。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 61.9、K 1.8、NH4 1.0、Mg 0.0、Ca 50.4、Sr 0.5、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.7、Cl 7.8、Br 0.0、I 0.2、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 224.1、HPO4 0.0、HCO3 26.9、CO3 3.0、メタケイ酸 41.9、メタホウ酸 0.0、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は420mg/kgです。
そのほか、ラドン(Rn)を11.9X10-10Ci/kg(3.27マッヘ単位/kg)含み、源泉は季節の気温変動により加温して供給しているとのことです。当然この時期は、非加熱源泉が掛け流しになっています。
この温泉は素朴さが魅力であり、絵にかいたような共同浴場です。地元民のための浴場であり、地元の人たちへの礼儀や心遣いも忘れないようにしましょう。
私は最近はご無沙汰していたものの、昔からのファンであり、以前に某地元民放局の夕方のワイドショーの温泉特集に出演したときに、「華報寺共同浴場」も紹介させていただきました。
あれから20数年にもなるのに、全く変わっていないのが魅力です。これからも変わることなく、昭和の香りを保ち続けていただきたいと思います。
私は最近はご無沙汰していたものの、昔からのファンであり、以前に某地元民放局の夕方のワイドショーの温泉特集に出演したときに、「華報寺共同浴場」も紹介させていただきました。
あれから20数年にもなるのに、全く変わっていないのが魅力です。これからも変わることなく、昭和の香りを保ち続けていただきたいと思います。