海洋深層水を楽しむ 「寺泊きんぱちの湯」

 先週の土曜日の午後、柏崎まで行く用事があり、その通りすがりに、寺泊の「きんぱちの湯」に立ち寄りました。前回立ち寄ったのが昨年の9月でしたので、1年以上もご無沙汰してしまいました。

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 寺泊の魚の市場通りは大変混雑していましたが、「きんぱちの湯」も人気のようで、駐車場は混雑しており、隅に空きを見つけて駐車しました。

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 玄関を入り、右側の下足箱に靴を入れ、左の受付で鍵と引き換えに料金を支払い、ロッカーキーを受け取ります。

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 料金は、タオルなしで、平日 大人600円、小人400円、日曜・祝日 大人800円、小人400円で、日曜・祝日の17時以降は大人700円になります。タオルセットは200円、館内着も200円です。土曜日も平日料金というのはありがたいです。
 前回来たときは、タオルセットは150円でしたが、200円になっていました。タオルは持参した方が良いようですね。

 この日の男湯は、手前側の浴室でした。

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 浴室の構成は左右対象で変わりはないのですが、露天風呂に違いがあり、左側は岩風呂、右は円形の浴槽が2段になっています。

 脱衣場の洗面台には、ドライヤー、ヘアブラシがあります。鏡か3面にあり、合わせ鏡の不思議な世界を体験できます。
 脱衣場には大きなガラス窓があり、露天風呂が見え、その先に日本海が展望できます。

 脱衣場を出ますと、直ぐに小さなナノミストサウナがあり、戸を開けて内湯に入りますと、掛け湯、バイブラ湯、寝湯、大浴槽、マイクロバブルによる美肌風呂、腰掛け湯があります。左手前に大変小さなサウナがあります。
 洗い場ほ、仕切り付き(一部仕切りなし)で、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーがあります。
 内湯の大きなガラス窓からは、日本海、そして佐渡島が見渡せ、時間によっては、日本海に沈む夕日がきれいです。

 内湯は、バイブラ湯と寝湯が海洋深層水で、大浴槽は「大海の湯」といい、入浴剤によるアルカリ性単純温泉と掲示されています。
 温泉ではありませんので、アルカリ性単純温泉という表現は問題と思いますが、大きな心で楽しみましょう。
 入浴剤による人工温泉なのですが、ツルスベ感があり、アルカリ性単純温泉の味わいは再現されています。

 内湯は混雑しており、ゆったりできず、ほどほどで露天風呂に移動しました。ここも混んでいましたが、空きを見つけて浸かるうちに、他の客が出ていかれ、ゆったりと湯と対話できました。
 佐渡海洋深層水100%で、当然塩辛いですが、ツルスベ感が強くあり、浴後のべたつき感はありません。
 湯温は41℃程度と思われますが、温まりは抜群で、のんきに浸かっていましたら、頭がふらふらになりました。
 ここの難点は、大きな浴槽なのは良いのですが、極端に浅いこと。胸までしか浸かれません。湯を節約するためと思いますが、寝るようして浸からないと、首まで浸かれません。

 海洋深層水の湯ですので、温泉ではありませんが、結局は海水ですので、成分的には立派なナトリウムー塩化物強塩泉となります。
 海水と違ってべたつきがないのが海洋深層水の特徴のようです。当然加熱・循環ろ過され、カルキ臭を感じますが、ツルスベ感があって浴感は良好です。

 休日ということで、浴室は混雑はしていましたが、十分に温まることができ、湯上がりの汗が引かずに困りました。
 館内は混雑していましたが、ロビー奥のテレビ前でしばし休憩し、クールダウンして退館しました。 

 天然温泉ではありませんが、泉質的には立派な強塩泉であり、各種浴槽も整っていますので、楽しめる温浴施設です。
 料金も民間に関わらず良心的な料金であり、寺泊観光のついでや、通りすがりに利用するに便利な施設だと思います。