新潟平野を一望 「ごまどう湯っ多里館」
11月下旬の休日に、どこに行こうか思案しましたが、今回は田上町の「ごまどう湯っ多里館」に行ってきました。
前回行ったのは猛暑の中の8月でしたので、3か月以上のご無沙汰でした。この間に季節は秋を通り過ぎて、冬を迎えました。
昼に秋葉区で所用がありましたので、用件を済ませて、山沿いを走る旧国道403号線を田上へと南下。湯田上温泉手前で、山側に折れて、案内板に従って坂道を上がりますと、駐車場に到着です。
前回行ったのは猛暑の中の8月でしたので、3か月以上のご無沙汰でした。この間に季節は秋を通り過ぎて、冬を迎えました。
昼に秋葉区で所用がありましたので、用件を済ませて、山沿いを走る旧国道403号線を田上へと南下。湯田上温泉手前で、山側に折れて、案内板に従って坂道を上がりますと、駐車場に到着です。
隣がゴルフ場ですので、ゴルフボール除けのネットが張られた駐車場に車をとめて、高台にある施設へのエレベーターに向かいます。
エレベーターで2階に上がり、長い通路を進みます。
通路を進んだ先には、飲泉所があり、絶えず源泉が流されています。
コップはありませんので、手ですくって飲んでみますと、ほのかな硫黄味がして気分を盛り上げてくれます。
かつては、駐車場の脇にある飲泉所も使用できたのですが、現在は使用されておらず、荒れ果てています。
飲泉所を通り過ぎた先に「ごまどう湯っ多里館」の玄関があります。
車で玄関前まで上って来れますが、駐車はできません。
玄関を入りますと、右に下足箱がありますので靴を入れ、受付の右横に2台ある券売機で入浴券を購入します。
入館料は、大人700円、小人400円、夕方17時以降は夜間割引で、大人600円、小人400円になります。タオルセットは100円です。
玄関を入りますと、右に下足箱がありますので靴を入れ、受付の右横に2台ある券売機で入浴券を購入します。
入館料は、大人700円、小人400円、夕方17時以降は夜間割引で、大人600円、小人400円になります。タオルセットは100円です。
10個たまると入湯税の150円で入館できるポイントカードがあり、火曜日・木曜日はポイントが2倍になります。
営業時間は10時~21時までで、最終受付は20時と早いですのでご注意ください。定休日は毎月第2火曜日です。
下足箱の鍵と入浴券を受付に提出しますと、下足箱の鍵と引き換え用の番号札が渡されます。
館内は左へとカーブしており、少し進んだ右側に浴室があります。
左が「ごまどうの湯」、右が「あじさいの湯」で、週替わりで男女交互に使用されますが、この日の男湯は前回と同様に「ごまどうの湯」でした。
脱衣場のロッカーは空いている場所を自由に選びますが、コイン返却式で100円玉が必要なのが煩わしいです。
洗面台には、前回ご紹介しましたように、8月9日から導入された5分で100円の赤いダイソン製ドライヤーが4台あります。
ほかに、持参したドライヤーを使用できるようにと、コンセントが2か所用意されています。ピンク色のヘアブラシが用意されていて、自由に使用できるのは良いですね。
浴室に入りますと、正面に源泉100%の掛け湯(あがり湯)があり、左に非常に小さな水風呂(掛け水用というべき小ささ)とソルティサウナがあります。
奥には仕切り付きの洗い場があり、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーがあります。ほかにシャワーブースも2か所あります。
右側には、3種類のジェットバス(ドリームバス、肩たたき、エステバス)があり、窓際には大浴槽と、ぬるめの小浴槽があります。
浴室の大きな窓からは新潟平野が一望されて、開放感があります。この眺めの良さは特筆すべきでしょう。
さて、肝心の湯ですが、浴槽には無色透明で、ほとんど無味ですが、カルキ臭がきつい湯が満ちています。
源泉100%の掛け湯は、飲泉所で感じた温泉らしさの名残を感じるのですが、浴槽の湯は、若干のツルスベ感があるものの、それ以上にカルキ臭が鼻を突いてしまうのが残念です。その分、衛生管理はしっかりとなされているということなんでしょう。
大浴槽の湯温は、せいぜい40~41℃程度のぬるめで、ぬる湯浴槽は39℃くらいでしょうか。
ちょっと物足りなく感じましたが、長く浸かっているうちに、それなりに温まってきました。
外には、岩造りの露天風呂があります。内湯は浅くて、身体を斜めにしないと肩まで浸かれないのですが、露天風呂は深めで、たっぷりと顎まで浸かることができて良いです。
露天風呂の場所からは、新潟平野が一望されて、左に弥彦山・角田山、正面の遠くに佐渡の山並み、右にはビッグスワンと新潟市のビル群が見渡せます。
新潟平野の周辺の温泉施設で、これほど眺めが良い施設は他になく、絶景と表現しても過言ではありません。ただし、浴槽に浸かった状態では景色は全く見えませんが。
内湯に戻りますと、ソルティサウナが空いていましたので利用しました。蒸気が出ているわけではないのですが、スチームサウナ的な雰囲気です。塩が入ったバケツが2つあり、塩を身体に塗って楽しむことができます。
だからどうだというわけでもないのですが、せっかくですので塩を体に塗って楽しみました。
さて、脱衣場に掲示されている2020年12月17日付の分析表によりますと、源泉名は、田上ごまどう温泉。泉質は、ナトリウム-塩化物温泉(低張性アルカリ性温泉)です。湧出量 393L/分、源泉温度 34.5℃。PH 記載なしです。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 334.4、K 2.5、NH4 0.7、Mg 0.0、Ca 19.1、Sr 0.1、Ba 0.0、Al 0.0、Mn0.0、Fe(II) 0.0、Cu0.0、Zn 0.0、F 1.2、Cl 436.5、Br 0.9、I 0.0、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.3、HSO4 0.0、S2O3 0.7、SO4 96.7、HPO4 0.0、HCO3 53.7、CO3 18.6、メタケイ酸 46.4、メタホウ酸 4.1、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は1016mg/kgです。
源泉温度が低いですので、当然ながら加熱・循環されており、十分に塩素消毒されています。
浴槽の注湯口からは、非加熱源泉がチョロチョロと注がれていますが、ほんの気持ちだけで、浴槽の湯は、残念ながら飲泉所や掛け湯で感じられる温泉らしさは消えています。
前回も書きましたように、オープン当初はガス性除く成分総計が4045mg/kgと濃厚な源泉が掛け流しされていましたが、現在の湯は、ガス性除く成分総計が1016mg/kgと、ぎりぎり塩類泉の基準を満たしますが、もう少しで単純温泉になるところです。
この10月に源泉浚渫工事のため長期の臨時休館を行いましたが、その後に源泉のトラブルが生じ、沸かし湯営業となりました。
11月3日から温泉での営業再開していますが、そんな経緯もありますので、希薄化を感じるこの源泉が今後どうなるのかが気になります。
浴槽の湯についていろいろと文句を言いましたが、湯上りには汗がなかなか引きませんでしたので、ただの沸かし湯ではなく、やっぱり温泉なんだなあと実感しました。
汗を拭きながら、脱衣場2階の休憩所で、暮れゆく新潟平野を眺めながら、クールダウンしました。
この眺めを前にしますと、浴槽のカルキ臭のきつさなどは大したことではないと思えてしまいます。
浴室を出て、奥の休憩所に行きましたが、さすがに休日であり、多くの人たちで賑わっていました。
ゆったりできませんでしたので、2階にある小休憩所に上がってみましたら、ここは無人でした。
お座敷と椅子席がありますが、ここからも新潟平野が一望されて、眺望の良さは格別です。
しばし景色を眺めて休憩しましたが、次第に街の明かりが灯り始めました。
その後はもうひとつの休憩所でもひと休み。
下足箱の鍵と入浴券を受付に提出しますと、下足箱の鍵と引き換え用の番号札が渡されます。
館内は左へとカーブしており、少し進んだ右側に浴室があります。
左が「ごまどうの湯」、右が「あじさいの湯」で、週替わりで男女交互に使用されますが、この日の男湯は前回と同様に「ごまどうの湯」でした。
脱衣場のロッカーは空いている場所を自由に選びますが、コイン返却式で100円玉が必要なのが煩わしいです。
洗面台には、前回ご紹介しましたように、8月9日から導入された5分で100円の赤いダイソン製ドライヤーが4台あります。
ほかに、持参したドライヤーを使用できるようにと、コンセントが2か所用意されています。ピンク色のヘアブラシが用意されていて、自由に使用できるのは良いですね。
浴室に入りますと、正面に源泉100%の掛け湯(あがり湯)があり、左に非常に小さな水風呂(掛け水用というべき小ささ)とソルティサウナがあります。
奥には仕切り付きの洗い場があり、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーがあります。ほかにシャワーブースも2か所あります。
右側には、3種類のジェットバス(ドリームバス、肩たたき、エステバス)があり、窓際には大浴槽と、ぬるめの小浴槽があります。
浴室の大きな窓からは新潟平野が一望されて、開放感があります。この眺めの良さは特筆すべきでしょう。
さて、肝心の湯ですが、浴槽には無色透明で、ほとんど無味ですが、カルキ臭がきつい湯が満ちています。
源泉100%の掛け湯は、飲泉所で感じた温泉らしさの名残を感じるのですが、浴槽の湯は、若干のツルスベ感があるものの、それ以上にカルキ臭が鼻を突いてしまうのが残念です。その分、衛生管理はしっかりとなされているということなんでしょう。
大浴槽の湯温は、せいぜい40~41℃程度のぬるめで、ぬる湯浴槽は39℃くらいでしょうか。
ちょっと物足りなく感じましたが、長く浸かっているうちに、それなりに温まってきました。
外には、岩造りの露天風呂があります。内湯は浅くて、身体を斜めにしないと肩まで浸かれないのですが、露天風呂は深めで、たっぷりと顎まで浸かることができて良いです。
露天風呂の場所からは、新潟平野が一望されて、左に弥彦山・角田山、正面の遠くに佐渡の山並み、右にはビッグスワンと新潟市のビル群が見渡せます。
新潟平野の周辺の温泉施設で、これほど眺めが良い施設は他になく、絶景と表現しても過言ではありません。ただし、浴槽に浸かった状態では景色は全く見えませんが。
内湯に戻りますと、ソルティサウナが空いていましたので利用しました。蒸気が出ているわけではないのですが、スチームサウナ的な雰囲気です。塩が入ったバケツが2つあり、塩を身体に塗って楽しむことができます。
だからどうだというわけでもないのですが、せっかくですので塩を体に塗って楽しみました。
さて、脱衣場に掲示されている2020年12月17日付の分析表によりますと、源泉名は、田上ごまどう温泉。泉質は、ナトリウム-塩化物温泉(低張性アルカリ性温泉)です。湧出量 393L/分、源泉温度 34.5℃。PH 記載なしです。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 334.4、K 2.5、NH4 0.7、Mg 0.0、Ca 19.1、Sr 0.1、Ba 0.0、Al 0.0、Mn0.0、Fe(II) 0.0、Cu0.0、Zn 0.0、F 1.2、Cl 436.5、Br 0.9、I 0.0、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.3、HSO4 0.0、S2O3 0.7、SO4 96.7、HPO4 0.0、HCO3 53.7、CO3 18.6、メタケイ酸 46.4、メタホウ酸 4.1、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は1016mg/kgです。
源泉温度が低いですので、当然ながら加熱・循環されており、十分に塩素消毒されています。
浴槽の注湯口からは、非加熱源泉がチョロチョロと注がれていますが、ほんの気持ちだけで、浴槽の湯は、残念ながら飲泉所や掛け湯で感じられる温泉らしさは消えています。
前回も書きましたように、オープン当初はガス性除く成分総計が4045mg/kgと濃厚な源泉が掛け流しされていましたが、現在の湯は、ガス性除く成分総計が1016mg/kgと、ぎりぎり塩類泉の基準を満たしますが、もう少しで単純温泉になるところです。
この10月に源泉浚渫工事のため長期の臨時休館を行いましたが、その後に源泉のトラブルが生じ、沸かし湯営業となりました。
11月3日から温泉での営業再開していますが、そんな経緯もありますので、希薄化を感じるこの源泉が今後どうなるのかが気になります。
浴槽の湯についていろいろと文句を言いましたが、湯上りには汗がなかなか引きませんでしたので、ただの沸かし湯ではなく、やっぱり温泉なんだなあと実感しました。
汗を拭きながら、脱衣場2階の休憩所で、暮れゆく新潟平野を眺めながら、クールダウンしました。
この眺めを前にしますと、浴槽のカルキ臭のきつさなどは大したことではないと思えてしまいます。
浴室を出て、奥の休憩所に行きましたが、さすがに休日であり、多くの人たちで賑わっていました。
ゆったりできませんでしたので、2階にある小休憩所に上がってみましたら、ここは無人でした。
お座敷と椅子席がありますが、ここからも新潟平野が一望されて、眺望の良さは格別です。
しばし景色を眺めて休憩しましたが、次第に街の明かりが灯り始めました。
その後はもうひとつの休憩所でもひと休み。
頃合いをみて退館し、飲泉所で再び飲泉し、名残を惜しみましたが、飲泉所の天上にはイルミネーションが輝いていました。
エレベーターに向かう通路にもイルミネーションが点滅していました。
なかなかいい演出ですね。
夕暮れの中に、家へと車を進めましたが、肌に染みついたカルキ臭がきつく感じられました。
たまたま今回の湯のコンディションが悪かったのかもしれませんが、ちょっと不快な気分で家路に着きました。
エレベーターに向かう通路にもイルミネーションが点滅していました。
なかなかいい演出ですね。
夕暮れの中に、家へと車を進めましたが、肌に染みついたカルキ臭がきつく感じられました。
たまたま今回の湯のコンディションが悪かったのかもしれませんが、ちょっと不快な気分で家路に着きました。