2023年最後は 「だいろの湯」白濁!
クリスマス前の大雪がうそのように、雪が消えて、穏やかな年末を迎えています。こんな2023年の〆の温泉は、新潟市西蒲区の「だいろの湯」です。
先月も行ったばかりなのですが、今回は別の目的もあり「だいろの湯」に行くことにしました。その目的につきましては、最後に書きます。
年末休みで混雑しているものと予想していましたが、いつもの休日と大差はなく、駐車場にも余裕がありました。
さっそく浴室へ。脱衣場ロッカーは、9月に3日間臨時休館して入れ替えられ、並びも変えられてこぎれいになっています。
入り口近くの洗面台のドライヤーは5月から有料化され、 5分100円のダイソンドライヤーが3台あります。 奥の洗面台には、従来通りの無料ドライヤーが2台あります。
浴室に入り、掛け湯をして内湯へ。内湯は2号源泉を使用していますが、前回同様に今回も白濁が強く感じました。この2号源泉は、自己責任で舐めますと味も濃くなり、パワーを増しているように思います。湯は浴槽縁からオーバーフローされており、掛け流されています。
入り口近くの洗面台のドライヤーは5月から有料化され、
浴室に入り、掛け湯をして内湯へ。内湯は2号源泉を使用していますが、前回同様に今回も白濁が強く感じました。この2号源泉は、自己責任で舐めますと味も濃くなり、パワーを増しているように思います。湯は浴槽縁からオーバーフローされており、掛け流されています。
湯温は42℃程度の適温です。注湯口のほかに、浴槽内に加熱源泉の注入場所があり、そこで背中あぶりをして十分に温まりました。
洗い場は仕切り付きで、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。サウナ、水風呂もありますが、混雑していましたので利用しませんでした。
内湯を楽しんだ後は、1号源泉が使用されているメインの大庭園露天風呂に移動しました。50畳の広さを誇る露天風呂には、白濁した湯が満ちていました。
淡緑色透明が基本なのですが、その日のコンディションにより、白濁したり、緑濁したり、ときには黒濁したりと、様々な性状に変化し、温泉は生き物であることを実感します。
今回はかなり濁度は強く、透明度は15cm程度でした。浴槽内はそれほどの混雑ではなく、いつもの隅にある注湯口横に浸かって,湯と対話し、温泉に浸かる喜びを噛みしめました。
湯温は41℃程度でしたが、硫化水素臭漂う県内有数の硫黄泉のパワーは素晴しく、温まりは十分です。
源泉はオープン当初に比べると、硫黄分はかなり希薄化しているのですが、十分に魅力ある硫黄泉には違いありません。
この1号源泉がパワーダウンした分、2号源泉はパワーアップしており、ちょうどバランスが取れているのかも知れません。
3号源泉の露天風呂はいつも我が道を歩んでいます。無色透明の湯は、1号源泉、2号源泉のような特徴は感じられませんが、立派な硫黄泉です。
非加熱の源泉がそのまま注がれており、その日の気温等で体感温度は変化しますが、今回は36℃程度に感じました。他の浴槽やサウナで温まった後のクールダウンには最適です。
再び内湯に浸かったり、大庭園露天風呂に浸かったりしながら、1年の疲れを取りました。
「だいろの湯」は、2001年11月22日のオープン以来のファンであり、常連を自認して、その変遷を見守ってきました。いろんなことがありましたが、「だいろの湯」の魅力は褪せることはありません。
さて、いつものように泉質の紹介をしておきましょう。
大庭園風呂で使用されている1号源泉(平成28年6月6日付)は、源泉名は、1号泉(だいろの湯)。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。源泉温度:63.4℃、湧出量:160L/分(動力)、PH:7.6です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 1388、K 25.5 、NH4 5.6、Mg 4.8、Ca 439.0、Sr 6.9、Ba 0.5、Al 0.0、Mn 0.0、Fe 0.4、Cu 0.0、Zn 0.0、F 3.4、Cl 2860、Br 10.2、I 1.6、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 24.8、S2O3 21.7、HSO4 0.0、SO4 9.3、HPO4 0.0、HCO3 106.2、CO3 0.0、メタケイ酸 49.4、メタホウ酸 30.7、遊離CO2 4.5、遊離H2S 7.1 など、ガス性除く成分総計は4988mg/kgです。
入浴に適した温度に保つため熱交換器により冷却、加水なし、浴槽水の温度を下げ浴槽内の温度を均一に保つため循環装置を使用、入浴剤の使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、温泉水は毎日1回入換、浴槽は毎日入換時に清掃 とのことです。
内湯と飲泉所に使用されている2号源泉(令和2年8月27日付)は、源泉名は、多宝温泉 薬師の湯。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。源泉温度:26.8℃、湧出量:記載なし、PH:記載なし です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.04、Na 535.4、K 3.28、NH4 0.4、Mg 0.3、Ca 95.7、Sr 0.6、Ba --、Al 0.01、Mn --、Fe --、Cu 0.02、Zn --、F 0.3、Cl 957.4、Br 3.6、I 0.3、NO2 --、NO3 --、HS 9.5、HSO4 --、SO4 43.6、S2O3 0.6、HPO4 --、HCO3 33.2、CO3 1.8、メタケイ酸 19.0、メタホウ酸 4.2、遊離CO2 --、遊離H2S 0.3 など、ガス性除く成分総計は1710mg/kgです。
入浴に適した温度に保つため熱交換器により加温、加水なし、浴槽水の温度を昇温し浴槽内の温度を均一に保つため循環装置を使用、入浴剤の使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、温泉水は毎日1回入換、浴槽は毎日入換時に清掃 とのことです。
露天風呂に使用されている3号源泉(平成28年6月6日付)は、源泉名は、3号泉(だいろの湯)。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉)。源泉温度:47.8℃、湧出量:800L/分(動力)、PH:9.1 です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 1421、K 9.4 、NH4 4.3、Mg 0.1、Ca 391.8、Sr 3.5、Ba 0.1、Al 0.0、Mn 0.0、Fe 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 1.7、Cl 2820、Br 10.1、I 0.9、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 13.3、HSO4 0.0、S2O3 1.5、SO4 44.2、HPO4 0.0、HCO3 19.8、CO3 0.0、メタケイ酸 34.9、メタホウ酸 43.0、遊離CO2 1.7、遊離H2S 0.1 など、ガス性除く成分総計は4820mg/kgです。
高温泉ですが冷却・加温等せずそのまま使用、滝湯については浴槽水の温度を下げ浴槽内の温度を均一に保つため循環装置を使用、入浴剤の使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、温泉水は毎日1回入換、浴槽は毎日入換時に清掃 とのことです。
以上の3種類の源泉を掛け流しで楽しめるのが大きな魅力です。このうち豊富な湯量を誇る3号源泉は、姉妹館の「めんめん亭わたや」で岩室温泉の源泉と混合されて使用されているほか、新潟駅前の「ドーミーイン新潟」にも供給されており、道路で源泉を運ぶタンクローリーに出会うことがあります。
湯上がりには休憩所前にあるこれ。
そして、湯上がりの汗が止まらずに、タオルで汗を拭きながら、ラストオーダー前に遅めの昼食をいただきました。
休憩所はさすがに混雑しており、広間で寝転んでいる人が多数おられました。
精算のときに、紙コップにカルピスをいただくことを忘れてはいけません。
毎回飲み過ぎて反省するのですが、飲泉所があるというのは貴重であり、素晴しいですね。皆さんも是非味わって下さい。
今回は、いつも以上に温まりが良く感じられ、汗をたっぷりと流して「だいろの湯」を後にしました。これが2023年最後の温泉になりそうです。
さて、最初に別の目的があると書きましたが、その目的とは・・
さて、最初に別の目的があると書きましたが、その目的とは・・
2024年が良い年となりますように・・。
さあて、新年の初湯はどこにしましょうか・・・