新年の初湯は 「花水」

 新年明けましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。

 新年早々に地震が発生し、とんでもない新年の始まりになってしまいましたが、皆様方の被害はいかがでしたでしょうか。被災されました方々にはお見舞い申し上げます。
 私が住む西区では被害がいろいろあり、道路の段差や亀裂もあって、新潟西バイパスも通行止めが続いています。
 地震の後片付けや安否確認もあり、初湯の記事を書くことが遅れてしまいましたが、気を取り直しまして、新年の初湯の報告です。

 さて、新年の初湯といいますと、例年胎内市の「西方の湯」でした。元旦の営業開始とともに入館し、一番風呂をいただくのが恒例だったのですが、今年は1月1日、2日と休業のため、「西方の湯」での初湯は断念しました。
 面倒ですので、朝8時から営業中のすぐ近くの「極楽湯」にしようかとも思いましたが、温泉サイトを運営している端くれとしまして、スーパー銭湯で初湯というのは気が引けましたので、今年は新潟市秋葉区の「花水」にしました。

 バイパスは使わず、交通量のない道路を快適に走り、ショートカットで新津入り。家から23km、35分で「花水」に到着。10時の営業開始には間に合いませんでしたが、混み合う前に到着できました。

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 例年「西方の湯」の親鸞聖人像にお参りしてから初湯を楽しむのですが、今回は観音様にお参りです。これが「花水」を選んだ理由です。

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 平穏な1年を祈願したのですが、早速その願いは崩れ去ってしまったのですけれど・・。

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 では、中に入りましょう。

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 下足箱に靴を入れ、受付へ。入館料は、タオルなしで、大人910円、小人400円で、平日朝割・夜割は780円、タオルセットは200円、館内着160円です。

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 休憩所を覗いてみましたが、さすがにまだ誰もおられませんでした。

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 がらんとした廊下を通って、奥の浴室に向かいました。

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 浴室は混雑はありませんでしたが、すでに先客が初湯を楽しんでおられました。先身して内湯に行きますと、窓際の注湯口前には先客がおられましたので、その手前で湯に浸かりました。
 無色透明ながら、トロトロ・ツルスベの湯は気持ち良かったです。湯温は42℃程度で温まりも良く、気持ち良く湯と対話しました。

 頃合いを見て露天風呂に移動。ここも先客がおられましたが、奥は無人でしたので、浴槽内加熱源泉注入場所で背中あぶりをして温まりました。内湯より若干薄めに感じましたが、私の気のせいでしょうか。

 内湯に戻りますと、注湯口前が空いていましたので、ゆったりと湯に浸かりました。細か泡が身体に付着し、身体をなでますと、気泡が湯面に浮かんできました。このアワアワ感は気持ち良いですね。加水・循環の湯ではありますが、何の不満もなく楽しみました。
 ふらふらになるまで湯に浸かりましたので、サウナやメディテーションバスは用なしです。

 さて、2021年9月10日付の分析表によりますと、源泉名は秋葉温泉。泉質は、含よう素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(高張性中性温泉)で、pH 7.2、源泉温度 41.3℃、使用位置 41.5℃、湧出量 55L/分(掘削自噴)です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.4、Na 4586、K 118.2、NH4 33.6、Mg 16.6、Ca 72.4、Sr 0.7、Ba 0.3、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.9、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.8、Cl 5559、Br 26.6、I 12.8、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.5、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 1.4、HPO4 1.0、HCO3 3417.0、CO3 0.0、メタケイ酸 164.3、メタホウ酸 312.2、遊離CO2 361.7、遊離H2S 0.4 など、ガス性除く成分総計は14324mg/kgです。
 浴槽内の濃度が8500mg/kg程度になるよう上水で希釈され、加熱・循環、塩素消毒されていますが、浴槽からあふれ出た分は新源泉が注入されています。
 加水・希釈され、加熱・循環されているのは残念ですが、トロトロ・ツルスベの湯は十分に気持ち良いですし、タイミングが良ければ泡付きも楽しむことができます。

 湯上がりはいつものこれ。

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 来たときは無人の休憩所でしたが、数人の客が寛いでいました。

 ロビーの椅子で、庭を見ながら、吹き出る汗をタオルで拭いながらクールダウンしました。

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 ヒーリングルームは無人でしたので、独り占めでリラックスしました。 

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 しばし休憩し、次第に入館者が増えてきたところで退館しました。

 気軽に利用するには便利な温泉です。なんだかんだで頻回に利用していますが、今年も楽しませていただきたいと思います。