ぬるめの強塩泉でゆったり 安田温泉「やすらぎ」

 地震に航空機事故と、波乱の幕開けの2024年です。心が痛むことばかりですが、心身の疲れを取るには温泉が最適であり、今年も温泉の力を借りて生きていきたいと思います。
 ということで、早速仕事帰りに阿賀野市の安田温泉「やすらぎ」に寄ってきました。昨年10月末に「温パラ」で無料入浴して以来ですので、久し振りです。

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 小雨降る中に「やすらぎ」に到着。駐車場は真っ暗ですが、玄関の派手な装飾が、独特な雰囲気を醸し出して、賑やかに迎えてくれます。

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 最初の扉を開けますと、門松が飾られていましたが、その小ささにびっくりしました。

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 どう見ても家庭用サイズです。業務用なんですから、もう少し大きくないとかっこつかないように思います。

 中に入りますと、下足箱の上に鎮座するいつもの招き猫が迎えてくれます。

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 券売機で入浴券を購入し、下足箱の鍵とともに受付します。料金は昨年10月1日から値上げされて、タオル付は、大人1000円、小人550円、タオルなしは、大人850円、小人400円、平日夜間割引は、タオル付800円、タオルなし650円です。

 平日夜とはいえ、お正月ということで、食事処兼用の広間は賑わっていました。夕食を楽しむ家族連れを横目に、奥の浴室に向かいました。

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 浴室内は混み合うこともなく、いつもの平日夜の賑わいでした。洗い場で洗身し、まずは内湯です。

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 内湯は地下水の沸かし湯ですが、大浴槽は42.3℃の適温。熱めのはずの小浴槽は42.4℃と差はなく、がっかりでした。43~44℃を期待したのですが、どうしたのでしょうね。たしか、先回もぬるかった記憶があります。

 露天風呂も空いていました。

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 男風呂では、大・中・小の3つの浴槽があり、中央の柱にある注湯口から、非加熱源泉が注がれ、加熱源泉と混合されて各浴槽に供給されています。
 各浴槽は温度設定が異なり、大浴槽はぬるめ、小浴槽と中浴槽は熱めになっています。私は新源泉の供給が多くて、温度も高めの中浴槽が好きです。

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 浴槽内の加熱源泉注入場所で背中あぶりをするのが好きです。湯温計は42.4℃を表示していました。
 大浴槽は39~40℃程度のぬるめに設定されており、ゆったりと湯に浸かることができるのが魅力です。
 茶濁りの湯は、アンモニア臭・ヨード臭が漂い、先日行った「西方の湯」を少し希釈したような感じです。

 下越の強塩泉群の中にあって、ぬるい強塩泉を楽しみたいときは、選択肢はここになり、これまでも同じような記事を何度も書いています。
 かつては新発田市の「天神の湯」がありましたが、閉館して久しくなります。あの源泉はどうなったんでしょうね。

 ぬるめの強塩泉とはいえ侮れず、身体の芯から温まります。湯に浸かりすぎますと、ガツンと身体に響きますのでご注意下さい。
 ドライサウナがありますが、混雑していましたし、温泉で十分に温まりましたので、利用しませんでした。

 入浴の後はこれ。

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 最近設置された給水機ですが、常温水と冷水を選べるというのが珍しいです。

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 浴室前の休憩所でひと休み。

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 ほかに客もおられず、気兼ねなくクールダウンしました。

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 もうひと休みして、頃合いをみて退館しました。

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 座敷童に別れを告げて家路に着きました。

 宿泊できますし、2階には岩盤浴があり、劇場では大衆演劇の公演をやっていて、1日ゆったりと過ごせます。
 B級の雰囲気が魅力の庶民的な施設です。食事処は充実し、もちろん温泉としての魅力も十分です。
 皆さんも是非お楽しみ下さい。