好天に誘われて 「白根温泉」

 2月というのに、暖かい日が続いています。このまま春になってくれると良いですね。
 青空が気持ち良く、気分も爽やかな休日の昼下がり。好天に誘われて、どこに行こうかと思案しましたが、家から近い「白根温泉」に行ってきました。昨年10月以来4ヶ月ぶりになります。
 
 いつものように、国道8号線を南下。白根バイパスに入る手前の保坂交差点を左折し、田園の中の1本道を進み、小さな橋を2つ渡りますと左に「白根温泉 関根旅館」があります。

 駐車場に車をとめますと、この看板が迎えてくれます。

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 その横に小さな神社がありますので、心の中でお参りしました。

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 奥に「関根旅館」があります。

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 日帰り入浴の場合は、正面玄関ではなく、右側の入り口から入ります。

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 初めての人は戸惑うかも知れませんが、ここが入り口になります。

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 右にある休憩所に一旦入り、そこで靴を脱いで、この通路を通って左手の本館に入ります。

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 すぐ右側に浴室があり、手前が男湯、奥が女湯です。

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 その奥に受付らしき場所があり、女将さんに入浴料を払います。不在の場合は、呼び鈴を押しますと、奥から出てこられます。
 料金は、大人600円、小人300円、営業時間は10時~19時です。毎週月曜日が定休日ですが、祝日の場合は翌日が休みです。

 脱衣場には、脱衣棚に脱衣籠。そして、洗面台が1つあります。

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 浴室内には先客が1人おられました。

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 浴室内には浴槽が1つのみで、紅茶色~コーラ色の湯が貯められています。洗い場は3か所あり、ボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸があります。

 先客が出て行くことを期待して、ゆっくりと洗身して湯に浸かりましたが、先客は浴槽の縁に座って休んでおられました。
 浴槽に浸かったり、出たりを何度か繰り返しましたが、先客は出て行く気配はなく、根負けして独り占めはあきらめました。そのため写真は撮れず、前回の写真を載せておきます。

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 浴槽の源泉はため湯状態で、新源泉の注入やオーバーフローはありません。非加熱源泉のコックがあり、湯温が高いときは、非加熱源泉を注いで温度調節できます。

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 湯温は42~43℃程度の適温で、良く温まりました。浴槽は深く、腰を下ろしますと、湯面は鼻の下まで来ますので、腰を上げ気味にして湯に浸かりました。
 湯はモール泉特有の臭気があり、ツルスベ感があり、自己責任でなめますと、塩味も感じます。

 源泉は、源泉温度15℃、ガス性除く成分総計が12053mg/kgのナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、炭酸水素イオンを3047mg/kg含みます。県内でも屈指の高濃度であり、重曹泉特有の湯上がりのさっぱり感を感じます。
 湯は加水なし、加温あり、循環装置使用あり、入浴剤なし、塩素系消毒剤使用ありとのことで、湯は毎日入れ替えて清掃しているそうです。

 3人が限界の小さな浴槽ですので、混み合いますとゆったりできないのが難点ですが、新潟市内では貴重なモール泉であり、魅力的な温泉です。

 湯上がりには、いつものように冷たい麦茶をいただき、のどを潤しました。

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 そして、休憩所でひと休み。

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 テーブルの上に、新潟日報に掲載された「白根温泉」の紹介記事が置いてありました。

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 汗が引いたところで退館しましたが、何度来ても良い温泉ですね。新潟市街からも近いのですが、知名度は低く、知る人ぞ知る名湯です。
 昭和の空気感が漂うレトロな温泉で、設備的には劣りますが、入浴に限ればお勧めです。
 このブログを読んで下さるような風流人なら、その良さを十分にご理解いただけるものと思います。