かなり混んでた 「塩の湯温泉」
3月になり、暖冬の冬も終わって、 いよいよ春もすぐそこになりましたが、まだまだ寒い日もあって、 熱い温泉が恋しくなります。
先回ぬるめの強塩泉の話題を書いたばかりなのですが、節操もなく、今度は熱い強塩泉の話題です。
先回ぬるめの強塩泉の話題を書いたばかりなのですが、節操もなく、今度は熱い強塩泉の話題です。
新潟で熱い温泉と言えば、阿賀町の「赤湯」と並んで、胎内市の「 塩の湯温泉」を挙げないわけにはいきません。
同じような記事を何度も書いていますが、 この冬は行っていませんでしたので、春になる前にということで、 先日行って来ました。
国道7号線新新バイパス蓮野ICから国道113号線に降り、 海岸沿いを北上、新発田市を抜けて胎内市に入りますと「 塩の湯温泉」があります。
「塩の湯温泉」は、旧来からある「サンセット館」(旧称・サンセット中条)と1999年8月13日にオープンした「ふれあい館」からなり、どちらからも入館できますが、両館はつながっていて、入館しますと両館とも利用可能です。
「塩の湯温泉」は、旧来からある「サンセット館」(旧称・サンセット中条)と1999年8月13日にオープンした「ふれあい館」からなり、どちらからも入館できますが、両館はつながっていて、入館しますと両館とも利用可能です。
駐車場に着きますと、かなりの混雑でした。嫌な予感はしましたが、奥に 数台の空きがありましたので、車をとめて、「ふれあい館」 側から入館しました。
玄関を入り、鍵なし下足棚に靴を入れて、受付に向かいます。
受付の右にある券売機で入浴券を購入。大人350円(65歳以上300円)は、 今のご時世では格安です。タオルセットは150円ですが、ここに来るような人はタオルを持参しましょう。
受付の右にある券売機で入浴券を購入。大人350円(65歳以上300円)は、
館内は悪い予感通りに大混雑で、 浴室前の休憩所は人で溢れていました。浴室は左が女湯、右が男湯です。
脱衣場に入りますと、ここも大混雑。脱衣棚に脱衣籠がありますが、脱衣棚前には入り込む余地もなく、 脱衣籠だけ取って、離れた場所で脱衣せざるを得ませんでした。
どこか見覚えのある他の客から声をかけていただき、「今日は混んでますねえ・・」と言葉を交わしましたが、こういうふれあいも良いですね。
どこか見覚えのある他の客から声をかけていただき、「今日は混んでますねえ・・」と言葉を交わしましたが、こういうふれあいも良いですね。
浴室に入りますと、強烈な臭気が立ち込めていました。アブラ臭と言いますか、 アンモニア臭、ヨード臭にクレゾール臭が入り交じった揮発性の臭気がいつもより強く感じられ、得も言われぬ気持ち良さを感じました。
当然浴室も混雑していました。窓際にある浴槽は、中央部は丸く広くなっていますが、高齢者の芋洗い状態。どう見ても、 平均年齢は70歳台後半でしょう。ジジイの私でも、まだ若い方です。
洗い場は仕切り付きで7か所ありますが、固形石鹸があるのみです。シャンプーやボディソープが必要な人は、受付で50円で販売しています。
洗い場は仕切り付きで7か所ありますが、固形石鹸があるのみです。シャンプーやボディソープが必要な人は、受付で50円で販売しています。
洗身して、浴槽を埋める高齢者の中に入り込みました。私が混じっても違和感なく溶け込んだことでしょう。
浴槽には黒濁した湯が満ちていて、 強烈な臭気を漂わせていました。湯温は浴槽の中央部で43℃ちょっとですので、 この温泉としてはぬるめでした。混雑しているためでしょうか。
高温の源泉は左側にある貯湯槽に一旦貯められて浴槽に供給されており、 同じ浴槽内でも、左側が熱く、右側がぬるめになっています。
他の客の間を抜けて、じわじわと浴槽の左側に移動して、 ついに注湯口前まで移動して温まりました。この場所はさすがに高温で長居はできません。
ぬるめ側に移動して、さらに湯を楽しみましたが、混雑していて、ゆったりできませんでしたので、 早々に退室しました。
奥の出入り口でスリッパに履き替えて、通路を通って隣の「サンセット館」 へ移動しました。ここには食堂(塩の湯庵)や休憩所があります。
この浴室は非常に小さく、数人で満員になってしまいます。サウナもあり、別料金(100円)で利用できます。
ここの洗い場も仕切り付きで4か所ありますが、固形石鹸があるのみです。浴槽は非常に小さく、窓際に高温の源泉浴槽があり、 その隣に水風呂があります。
ここの洗い場も仕切り付きで4か所ありますが、固形石鹸があるのみです。浴槽は非常に小さく、窓際に高温の源泉浴槽があり、
高温の浴槽には先客が1人おられました。 その浴槽に私も浸かりましたが、いつもよりぬるめで45℃程度でしたので、 特に無理することもなく浸かることができました。もちろん一般的に考えれば非常に熱い湯なのですが、 期待した激熱ではありませんでした。
ちょうど係の人が湯温の測定に来られましたので、 湯温を尋ねましたら、浴室前の掲示と変わらず45℃ ちょっととのこと。湯加減を尋ねられましたので、 いつよりぬるいと答えておきました。
しばし湯に浸かり、冷水のシャワーを浴びてまた湯に浸かりと、 たっぷりと湯を楽しみました。十分にあたたまり、退室しましたが、身体は赤くほてり、 湯上がりの汗は止まりませんでした。
浴室を出ますと、湯温の掲示が新しいものになっていて、源泉53.9℃、男湯45.5℃、女湯44.8℃でした。やはりいつもよりぬるめでした。
浴室を出ますと、湯温の掲示が新しいものになっていて、源泉53.9℃、男湯45.5℃、女湯44.8℃でした。やはりいつもよりぬるめでした。
さて、源泉は、JX石油開発の中条油業所での水溶性天然ガス汲み上げに付随して湧き出る「かん水」が利用されています。N20-4、N21-5、N21-6、N21-7 という4つの源泉(含よう素ーナトリウム・塩化物強塩温泉)が使用されていますが、どのような割合で使用されているかの情報はありません。
各源泉の詳しい分析結果につきましては、以前のブログで紹介していますのでご覧ください。
源泉は加温・加水なしで供給され、掛け流しされています。塩素消毒もされていない生の源泉を楽しむことができます。
各源泉の詳しい分析結果につきましては、以前のブログで紹介していますのでご覧ください。
源泉は加温・加水なしで供給され、掛け流しされています。塩素消毒もされていない生の源泉を楽しむことができます。
「ふれあい館」に戻りますと、先程の混雑がうそのように、 休憩所の混雑が解消していましたので、しばし休憩しました。
やっぱり「塩の湯温泉」は良いですね。料金も安価ですし、混雑さえしなければ満足感は高いです。
通常は「ふれあい館」で十分だと思いますが、熱い湯が好きな人は、是非「サンセット館」をご利用ください。ただし、くれぐれも無理はなさらないで下さいね。
混雑することが多いですので、駐車場の混み具合を見てご入館ください。混雑時は、その先にある「西方の湯」をお勧めします。
混雑することが多いですので、駐車場の混み具合を見てご入館ください。混雑時は、その先にある「西方の湯」をお勧めします。