長期休館の前に 「アクアパークにいがた」

　新潟市西区の郊外にある新田清掃センターの余熱を利用したレジャー施設が「アクアパークにいがた」です。
　2000年7月20日にオープンしましたが、この日は上越市（旧名立町）の「うみてらす名立」がオープンした日でもあり、「うみてらす名立」に行った後、すぐに新潟にとんぼ返りして、オープン初日の「アクアパークにいがた」を利用しことを懐かしく思い出します。
　間もなく開業24年となりますが、施設の老朽が進んだため、来月（4月）から保全工事が始まり、長期の休館になります。

　4月1日(月)から来年の3月31日(月)まで終日休館となり、上記のような工事が行われます。保全工事と断っているように、アクアガーデン・浴室・サウナの機能には大きな変更はないとのことです。
　来年春まで、1年間も利用できなくなりますので、休館前に利用しておこうと考え、先日行ってきました。昨年11月以来3か月半ぶりでした。

　3月とは思えない、寒い休日の昼下がり、新田清掃センターの裏にある「アクアパークにいがた」に到着しました。

　雪交じりの寒風が吹く中に玄関へと小走りしました。

　玄関を入りますと、左右に下足箱が多数ありますので、靴を入れて受付に行きます。

　料金は、大人600円、小人（3歳～小学生）300円です。タオルセットは100円、タオルセット＋館内着は150円、レンタル水着は500円です。障がい者は半額になります。
　入浴だけの利用ですと600円はそれなりかなと感じますが、この料金で60mの流水プールや各種浴槽、ミストサウナ等を備えたアクアゾーンを含めて全館を利用できることを考えますと、非常に格安と言えましょう。
　営業時間は10時から22時までで、プール・入浴は21時30分までです。休館日は、毎週水曜日（祝日の場合は翌日）と年末年始です。

　1階ロビーの左右にある階段を上がって2階に上がりますと、中央の休憩スペースがあり、左右に男女浴室があります。

　館内はそれほどの混みようではありませんでしたが、プールを利用する家族連れが多くおられました。

　脱衣場はプール利用客と共通ですので、裸のままプールのある1階のアクアガーデンに出て行かないよう注意しましょう。
　そんな人はいないとお考えでしょうが、オープン当初にアクアガーデンを利用していた時に、裸でご婦人が出て来られたのを見たことがあります。

　浴室内には、窓際にジャグジー付きの大浴槽があるほか、水風呂とドライサウナがあります。
　洗い場は仕切り付きで、4ヵ所 X 3列で、計12ヵ所あり、ボディソープとリンスインシャンプーがあります。ほかにシャワーブースもあります。
　大浴槽の湯温は41℃程度ですが、浴槽内の加熱源泉注入場所ではかなり高温の湯が出ており、背中炙りをしていますと良く温まります。沸かし湯ですが、スーパー銭湯のような強烈なカルキ臭は感じられず、気持ち良く入浴できます。
　長期休館を前に、今回はサウナも利用しました。10人利用できる大きさで、電気式で水は掛けないよう指示されていましたが、自動的なロウリュウ装置があるようで、ジュワ―と熱気が高まりました。

　温泉ではありませんが十分に入浴を楽しみ、浴室を後にしました。

　食事処で遅めの昼食をいただきました。

　チャーシュー麺：900円ですが、ボリュームが足りないような・・。ほどほどにお腹を満たして小休止。

　ホールの椅子席でもひと休みしました。

　この原稿を書きながら休息を取り、1階に降りて受付で清算して退館しました。
　外に出ますと寒風が吹きつけていました。早く春が来ることを祈りながら、車へと急ぎました。
　
　屋内温水プールを備えたレジャー施設は、新潟市内ではほかになく、家族連れの憩いの場であり、サウナのある浴室も人気です。
　1年間の長期休館は誠に残念ですが、来年の春の新装オープンを楽しみに待ちたいと思います。

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