ツルスベが気持ち良い 大崎温泉「雪割草の湯」
先日、某所への出張からの帰り道に、久しぶりに柏崎市の公共日帰り温泉「雪割草の湯」に立ち寄り湯してきました。前回は2023年6月の利用でしたので、9か月ぶりになります。
この温泉は、もともとは合併前の西山町の施設として、山側の「雪割草の里」の公共温泉として営業していましたが、柏崎市に合併後に現在の海岸沿いに移転新築され、2006年4月29日にオープンしました。市長らによる開業のテープカット直後の一番湯をいただいたのが自慢の、思い出深い温泉です。
柏崎市と出雲崎町の間の海岸沿いを走る国道352号線に面して建ち、施設の前は広大な駐車場になっています。
入口は右横の坂道を上がった所にあり、玄関前に数台の車が駐車できます。
この温泉は、もともとは合併前の西山町の施設として、山側の「雪割草の里」の公共温泉として営業していましたが、柏崎市に合併後に現在の海岸沿いに移転新築され、2006年4月29日にオープンしました。市長らによる開業のテープカット直後の一番湯をいただいたのが自慢の、思い出深い温泉です。
柏崎市と出雲崎町の間の海岸沿いを走る国道352号線に面して建ち、施設の前は広大な駐車場になっています。
入口は右横の坂道を上がった所にあり、玄関前に数台の車が駐車できます。
食堂兼休憩用広間を挟んで、左右に浴室があり、 男女交互に使用されます。左の浴室は内湯だけですが、右の浴室には露天風呂があります。今回の男湯は、右の浴室でした。
ここしばらく左の浴室ばかりに当たっていましたので、今回は久しぶりに右の浴室で良かったです。
ここしばらく左の浴室ばかりに当たっていましたので、今回は久しぶりに右の浴室で良かったです。
脱衣場には鍵付きスチールロッカーが多数あり、 空いている好きな場所を選んで使用します。脱衣場洗面台には無料のドライヤーがあります。
浴室に入りますと、正面奥に浴槽があり、 手前の左右の壁際に洗い場があります。正面の大きなガラス窓からは、以前は日本海を見渡すことができたのですが、フィルムが張られて景色は見えなくなっていました。
洗い場は仕切り付きで、左に4か所、 右に3か所あり、 安価そうな業務用ボディソープとリンスインシャンプーがあります 。
洗い場は仕切り付きで、左に4か所、
浴槽は石造りで、重厚感のある立派な浴槽ですが、循環式でオーバーフローはありません。注湯口からは湯の供給はなく、 浴槽の底から加熱源泉が供給されています。
左隅にある注湯口からは、忘れた頃に、 極少量だけ非加熱源泉が申し訳程度に供給され、もっと出してよと言いたくなります。
左隅にある注湯口からは、忘れた頃に、
湯温は41℃程度でぬるめですが、注湯口前の底にある加熱源泉の注入場所に陣取って温まりました。循環湯ながらも、ツルスベの湯は浴感良好です。
内湯で体を温めて、右にある出口から外に出て、階段を降りた先にある露天風呂を利用しました。
塀に遮られて景色は見えませんが、すぐ外は駐車場ですので、 塀がないと丸見えですので、仕方ないですね。
ここも湯温はぬるめでしたので、 浴槽壁にある加熱源泉注入場所で温まりました。他に客はなく、露天風呂を独り占めして、湯を存分に楽しみました。
平成26年4月9日付の分析表によりますと、源泉名は大崎温泉。泉質はナトリウム-塩化物冷鉱泉(高張性弱アルカリ性冷鉱泉)、源泉温度20.9℃、湧出量2.5L/分(掘削自噴)、PH 7.7 です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.9、Na 5055、K 21.6、NH4 13.4、Mg 15.3、Ca 45.4、Sr 2.7、Ba 7.1、Al <0.1、Mn <0.1、Fe(II) 4.3、Fe(III) <0.1、Cu <0.1、F 0.4、Cl 8057、Br 49.6、I 16.6、HS <0.1、S <0.1、S2O3 <0.1、HSO4 <5.0、HCO3 1024、CO3 3.9、メタ珪酸 27.7、メタ硼酸 66.1、メタ亜ヒ酸 <0.1、遊離CO2 34.3、遊離H2S <0.1 などガス性除く成分総計は14410mg/kgです。
湯は高濃度のため加水、入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過を使用、衛生管理のため塩素系薬剤により消毒 とのことです。
炭酸水素イオンを高濃度に含み、ツルスベ感を生んでいるものと思います。また、よう素イオンを16.6mg/kg含み、よう素泉の基準の10mg/kgを超えていますので、現在の基準での泉質名は、含よう素-ナトリウム-塩化物冷鉱泉となります。
なお、旧施設で使用されていたときの源泉は、第二鉄イオンを31.7mg/kgと高濃度に含み、泉質名は含鉄-ナトリウム-塩化物泉で、新潟県内では珍しい含鉄泉でした。残念ながら現在の源泉の第二鉄イオンは4.3mg/kgと低下しています。それでも多い方とは言えますが。
前回の分析から10年になりますので、今年中に再分析がなされるはずです。どんな結果になるのか楽しみです。
源泉の湧出量の少なさ、源泉温度の低さを考えますと、加水・加熱・循環は避けられませんが、芳香のあるツルスベの湯は、強塩泉だけあって、加水されたとはいえ、 かなりの塩辛さです。温まりは良くて、湯上がりの汗が引かずに困るほどでした。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.9、Na 5055、K 21.6、NH4 13.4、Mg 15.3、Ca 45.4、Sr 2.7、Ba 7.1、Al <0.1、Mn <0.1、Fe(II) 4.3、Fe(III) <0.1、Cu <0.1、F 0.4、Cl 8057、Br 49.6、I 16.6、HS <0.1、S <0.1、S2O3 <0.1、HSO4 <5.0、HCO3 1024、CO3 3.9、メタ珪酸 27.7、メタ硼酸 66.1、メタ亜ヒ酸 <0.1、遊離CO2 34.3、遊離H2S <0.1 などガス性除く成分総計は14410mg/kgです。
湯は高濃度のため加水、入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過を使用、衛生管理のため塩素系薬剤により消毒 とのことです。
炭酸水素イオンを高濃度に含み、ツルスベ感を生んでいるものと思います。また、よう素イオンを16.6mg/kg含み、よう素泉の基準の10mg/kgを超えていますので、現在の基準での泉質名は、含よう素-ナトリウム-塩化物冷鉱泉となります。
なお、旧施設で使用されていたときの源泉は、第二鉄イオンを31.7mg/kgと高濃度に含み、泉質名は含鉄-ナトリウム-塩化物泉で、新潟県内では珍しい含鉄泉でした。残念ながら現在の源泉の第二鉄イオンは4.3mg/kgと低下しています。それでも多い方とは言えますが。
前回の分析から10年になりますので、今年中に再分析がなされるはずです。どんな結果になるのか楽しみです。
源泉の湧出量の少なさ、源泉温度の低さを考えますと、加水・加熱・循環は避けられませんが、芳香のあるツルスベの湯は、強塩泉だけあって、加水されたとはいえ、
汗を拭きながら浴室を出て、広間でひと休みしました。
日が暮れれて暗くなったところで退館し、荒れ模様の天候の中に海岸沿いに北上し、新潟市へと車を進めました。
加水・加熱された循環湯ながらも、ツルスベ感のある湯は気持ち良く、温泉としての味わいは十分に楽しめます。
設備としてはシンプルであり、内湯だけの左の浴室はもの足りませんが、 露天風呂がある右の浴室なら、楽しみも倍増です。どちらに当たるかわかりませんが、どうせなら露天風呂も楽しみたいですね。行く前に予め確認した方が良いかも知れませんね。
加水・加熱された循環湯ながらも、ツルスベ感のある湯は気持ち良く、温泉としての味わいは十分に楽しめます。
設備としてはシンプルであり、内湯だけの左の浴室はもの足りませんが、