手軽に硫黄泉を楽しむなら・・ 月岡温泉「美人の泉」
新潟県で硫黄泉と言えば、やはり月岡温泉でしょう。硫化水素臭漂うエメラルドグリーンの湯が魅力です。
しばらくご無沙汰してしまいますと禁断症状が出て、無性に恋しくなってしまいます。
ということで、GW前の某日、仕事帰りに行ってきました。前回行ったのは1月末でしたので、3か月もご無沙汰でした。恋しくなるのも無理はありませんね。
仕事を終えて「美人の泉」に到着。日は長くなり、日没後ではありましたが、まだ明るさが残っていました。
玄関前にある券売機で入浴券を購入。600円です。
玄関を入り、左手にある受付に入浴券を提出し、ご側棚に靴を入れて入館します。
玄関のすぐ前が浴室で、右が女湯、左が男湯です。
脱衣場には脱衣棚に脱衣籠、ほかに鍵付きスチールロッカーもあります。洗面台には無料のドライヤーがあります。
浴室には窓際に浴槽がひとつあるのみで、エメラルドグリーンの湯が満ちていて、室内には硫化水素臭が漂っています。
注湯口は、湯量の多い循環湯の注湯口と湯量が少なめの新源泉の注湯口の二つがあり、注がれた湯は、浴槽の反対側からオーバーフローされています。
洗い場は、浴室の手前側の左右に4か所+5か所の計9か所あり、2か所ずつで仕切りがあります。ボディソープとリンスインシャンプーがあります。
浴室に入りますと、浴槽には5~6人の客がおられて混雑していましたので、洗い場でゆっくりと洗身し、先客が浴槽から出たとことで、入れ替わりに浴槽に浸かりました。
その後、他の先客も順次出て行かれ、4~5分ほどの間は浴槽を独占することができました。
注湯口前は上座であり、1m位は距離を取るのがここでのルールですので、距離を取って湯に浸かりました。
最近薄くなったとはいえ、苦くて不味い硫化水素臭漂う湯は、まさに月岡温泉。ツルスベ感もあって硫黄泉好きにはたまりませんね。
独占入浴も束の間のことであり、次の客で混雑してきたところで浴槽を出て、浴室を後にしました。
さて、2023年6月8日付の分析書によりますと、源泉名は、月岡5号井。泉質は、含硫黄ーナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。源泉温度 50.3℃、使用位置 42.0℃。湧出量 440L/分(動力揚湯)。PH 7.7 です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.3、Na 1047、K 23.7、NH4 8.3、Mg 20.8、Ca 50.5、Sr 2.6、Ba 0.0、Al 0.0、Fe(II) 0.7、Cu 0.2、Zn 0.0、F 3.0、Cl 1061、Br 4.6、I 0.8、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 34.9、HSO4 0.0、S2O3 32.2、SO4 557.4、HPO4 0.2、HCO3 477.2、CO3 0.0、メタケイ酸 44.1、メタホウ酸 12.3、遊離CO2 16.0、遊離H2S 7.9 など、ガス性除く成分総計は3494mg/kgです。
入浴に適した温度に保つために加温、温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置を使用とのことです。
これまで何度も書いてきましたが、現在の分析書では、10年前の分析書に比べて、硫化水素イオン(HS) が71.5から34.9mg/kgに、チオ硫酸イオン(S2O3) が41.4から32.2mg/kgに、遊離硫化水素(H2S) が8.1から7.9mg/kgに低下しており、硫黄分が大きく減少しています。
万座温泉に次ぐ日本第2位の硫黄泉の座は転落したものと思われますが、新潟県一の硫黄泉の座は維持し続けています。パワーダウンが否めませんが、月岡温泉の魅力が失われるものではなく、やはり新潟を代表する温泉には違いはありません。
湯上りにはもちろんこれ。
毎回書いていますが、ここの水は冷たくて美味しいです。
休憩所でひと休み。
奥の休憩所でもうひと休み。
しばしの休憩を取り、退館しますと、外は真っ暗になっていました。
束の間の癒しの世界から、ストレスが待つ家へと車を進めました。
しばらくご無沙汰してしまいますと禁断症状が出て、無性に恋しくなってしまいます。
ということで、GW前の某日、仕事帰りに行ってきました。前回行ったのは1月末でしたので、3か月もご無沙汰でした。恋しくなるのも無理はありませんね。
仕事を終えて「美人の泉」に到着。日は長くなり、日没後ではありましたが、まだ明るさが残っていました。
玄関前にある券売機で入浴券を購入。600円です。
玄関を入り、左手にある受付に入浴券を提出し、ご側棚に靴を入れて入館します。
玄関のすぐ前が浴室で、右が女湯、左が男湯です。
脱衣場には脱衣棚に脱衣籠、ほかに鍵付きスチールロッカーもあります。洗面台には無料のドライヤーがあります。
浴室には窓際に浴槽がひとつあるのみで、エメラルドグリーンの湯が満ちていて、室内には硫化水素臭が漂っています。
注湯口は、湯量の多い循環湯の注湯口と湯量が少なめの新源泉の注湯口の二つがあり、注がれた湯は、浴槽の反対側からオーバーフローされています。
洗い場は、浴室の手前側の左右に4か所+5か所の計9か所あり、2か所ずつで仕切りがあります。ボディソープとリンスインシャンプーがあります。
浴室に入りますと、浴槽には5~6人の客がおられて混雑していましたので、洗い場でゆっくりと洗身し、先客が浴槽から出たとことで、入れ替わりに浴槽に浸かりました。
その後、他の先客も順次出て行かれ、4~5分ほどの間は浴槽を独占することができました。
注湯口前は上座であり、1m位は距離を取るのがここでのルールですので、距離を取って湯に浸かりました。
最近薄くなったとはいえ、苦くて不味い硫化水素臭漂う湯は、まさに月岡温泉。ツルスベ感もあって硫黄泉好きにはたまりませんね。
独占入浴も束の間のことであり、次の客で混雑してきたところで浴槽を出て、浴室を後にしました。
さて、2023年6月8日付の分析書によりますと、源泉名は、月岡5号井。泉質は、含硫黄ーナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。源泉温度 50.3℃、使用位置 42.0℃。湧出量 440L/分(動力揚湯)。PH 7.7 です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.3、Na 1047、K 23.7、NH4 8.3、Mg 20.8、Ca 50.5、Sr 2.6、Ba 0.0、Al 0.0、Fe(II) 0.7、Cu 0.2、Zn 0.0、F 3.0、Cl 1061、Br 4.6、I 0.8、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 34.9、HSO4 0.0、S2O3 32.2、SO4 557.4、HPO4 0.2、HCO3 477.2、CO3 0.0、メタケイ酸 44.1、メタホウ酸 12.3、遊離CO2 16.0、遊離H2S 7.9 など、ガス性除く成分総計は3494mg/kgです。
入浴に適した温度に保つために加温、温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置を使用とのことです。
これまで何度も書いてきましたが、現在の分析書では、10年前の分析書に比べて、硫化水素イオン(HS) が71.5から34.9mg/kgに、チオ硫酸イオン(S2O3) が41.4から32.2mg/kgに、遊離硫化水素(H2S) が8.1から7.9mg/kgに低下しており、硫黄分が大きく減少しています。
万座温泉に次ぐ日本第2位の硫黄泉の座は転落したものと思われますが、新潟県一の硫黄泉の座は維持し続けています。パワーダウンが否めませんが、月岡温泉の魅力が失われるものではなく、やはり新潟を代表する温泉には違いはありません。
湯上りにはもちろんこれ。
毎回書いていますが、ここの水は冷たくて美味しいです。
休憩所でひと休み。
奥の休憩所でもうひと休み。
しばしの休憩を取り、退館しますと、外は真っ暗になっていました。
束の間の癒しの世界から、ストレスが待つ家へと車を進めました。