「旭湯」その後 朝湯を楽しむ

 新潟市西区内野にある銭湯「旭湯」は、2023年1月より休業していましたが、新しい経営者の下で、大規模な改修が行われ、5月4日(土)に営業が再開されました。早速訪問してこのブログで紹介させていただきましたが、再訪して朝湯を楽しんできました。

 県道沿いにある興栄信用組合隣の奥まった所にありますが、赤いのぼりが道路沿いに出ていて迎えてくれます。

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 相変わらず外壁工事中で、足場が組まれていて工事現場そのものですが、しっかり営業していますので、ご安心ください。

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 外の壁にあった「旭湯」という看板が中に移動していましたが、どうしたのでしょう。

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 玄関を入って、右にあるレトロな下足箱に靴を入れ、左の受付にいるご主人に料金を払います。
 大人480円、中人(小学生)150円、小人(幼児)70円で新潟、市民は、毎月4回270円で利用できる「湯快券」を利用することもできます。
 営業時間は、平日16時~22時(変更)、土日9時~21時で、今回は9時からの朝湯を楽しむのが目的でしたので、営業開始とともに入館しました。
(6月10日追記:その後営業時間が変更になり、月~土:16時~21時、日曜:9時~21時になりました。)
(6月15日追記:土曜日の営業時間が変更になり、16時~22時になりました。)


 脱衣場には、脱衣棚に脱衣籠。

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 洗面台と言うべきものはなく、簡単な台に鏡とドライヤーがあるのみです。

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 シンクはありませんので、水を飲んだり手を洗ったりできません。他には骨董品的な体重計と小さな扇風機があるのみです。

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 浴室に入りますと、奥に2畳程度の小さな浴槽があり、手前の左右に洗い場、中央にケロリンの黄色い洗い桶と洗い椅子が積んであります。

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 洗い場には銭湯には珍しく、ボディソープとリンスインシャンプーが置いてありますが、鏡はありません。

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 この銭湯の約束事として、入浴前に必ず身体を良く洗うことという決まりがあります。

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 これに反しますと出入り禁止になり、すでに出入り禁止になった人が数人おられるそうです。でも、出入り禁止とは、思い切ったことをするんですね。
 身体を洗うというのは基本的なマナーですが、洗わずに浴槽に浸かる人がいるんですね。掛け湯だけでなく、しっかりと身体を洗って下さい。

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 木の香が漂う内装は落ち着きがあります。もくろみ通りに営業開始直後の一番湯をいただきました。

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 浴槽は浅めで、胸くらいまでの深さしかありませんので、身体を斜めにしないと首まで浸かれません。
 湯温は42℃程度でしょうか。ご主人は朝はぬるめにしているんだと話されていましたが、白湯ながらも良く温まりました。

 次の客が来られたところで、浴槽から出て、脱衣場の扇風機で涼みました。脱衣場には手洗い用のシンクがありませんので、濡れたタオルを絞ることができず、浴室に入って絞りました。

 独り占めの一番湯をいただき、さっぱりして気分良く外に出ましたが、入れ代わりに次の客が来られました。それなりに賑わっていて何よりです。

 その後、平日の夜にも利用してみました。

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 女湯には客がおられたようでしたが、男湯には先客がおられず、浴室を独占して入浴を楽しめました。
 湯温は43℃以上はあって、私好みの温度でした。温まりが良く、1日の疲れを取るに最適でした。

 そして、今朝も朝湯をいただきに行ってきましたが、26日は「フロの日」ということで、薬湯をやっていました。
 新潟浴場組合では毎月26日に「薬湯まつり」をやっていて、5月は「紫陽花の香」だそうです。ちなみに6月は「笹の香」、7月は「向日葵の香」です。

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 先客が1人おられましたが、私が洗身している間に出て行かれて、以後浴室を独り占めできました。
 湯温はせいぜい41℃程度で、先日の夜に行ったときよりかなりぬるめでした。一般的には適温なんでしょうけれど。
 薬湯といっても入浴剤を使用しての替わり湯です。特に良い香りがすることもなく、鮮やかな色を楽しみました。
 ご主人は後の掃除が大変だと話しておられましたが、「フロの日」のイベントとしては良い試みだとは思います。

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 掛け湯だけでなく、身体を良く洗ってから入浴するのがここの約束事ですが、ご主人が浴室まで入って来て「ちゃんと洗いましたか? 掛け湯だけじゃないでしょうね」と念を押されました。
 心の狭い私は、高圧的に感じて、むっとしたりしてしまいましたが、ご主人の銭湯愛の現れと理解しましょう。ちゃんと洗わないと出入り禁止になりますのでご注意下さい。
 独り占めの湯を楽しみ、浴室を後にしますと、初めて来たという若者の二人連れが来られました。賑わって何よりと思います。

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 ここは不定休ですが、5月28日(火)は休みとの掲示がありました。ご注意下さい。

 浴槽がひとつあるだけの素朴な銭湯ですが、スーパー銭湯にはない、潔いまでの素朴さが魅力に感じられます。
 通常料金の480円ですと高く感じますが、新潟市民限定の湯快券の270円でしたら日常的な利用もありかなとも感じます。

 5月22日の新潟日報に、新潟市江南区の「小松湯」とともに、詳しい紹介記事が載っていました。

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 私が利用するときだけは混み合わないでほしいと勝手に思っていますが、賑わっていただきたいと思います。
 まだ工事の途中で、プレオープンの段階ですが、今後はサウナのオープンを楽しみにしています。