仕事帰りに休息を 秋葉温泉「花水」

 毎月1回は行っている新潟市秋葉区の「花水」ですが、5月は行っておらず、そろそろ恋しくなってきましたので、先週の某日の夜に行ってきました。
 前回行ったのは、GW前の4月下旬でしたので、1か月半ぶりくらいでしょうか。よく考えれば、それほどのご無沙汰ではありませんでしたね。またかという話題になってしまいますが、大きな気持ちでお付き合いください。

 早めに仕事を終えて、6時半過ぎに到着。日没は随分と遅くなり、夕日に照らされていました。もうすぐ夏至ですので、今が1年で一番昼が長い時期ですものね。

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 いつものように、観音様にお参りし、家内安全と健康を祈願しました。

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 ちなみに、この観音様は、新潟市南区の白根地区にある仏壇店「吉運堂」が、店のモニュメントとしていた観音像を処分することになり、引取先を募集し「花水」が引き取ることになって、2010年春に設置されたものです。
 「花水」は2002年7月にオープンしましたので、もうすぐ開業
22年になります。観音様が設置されてからも14年になります。月日の経つ早さに驚くとともに、年齢を積み重ねた我が身を思ってしまいます。

 いろいろ思い巡らしながら玄関へと向かいました。

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 今月の「花水」のメルマガに、朝割・夜割の記載がありませんでしたので、止めてしまったのかと心配したのですが、玄関先には朝割・夜割の案内があって安心しました。

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 下足箱に靴を入れて、鍵と引き換えに受付します。入館料は、タオルなしで、大人910円、小人400円、タオルセット200円、館内着160円です。
 平日10時から11時までの入館は朝割で780円、平日17時以降の入館は夜割で780円で、毎回これを狙って利用しています。

 平日の夜ですので、館内はそれほどの混みようではなく、静かな空気が流れていました。

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 では、浴室へ。

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 脱衣して浴室に入りますと、正面に見える大浴槽は数人の客でにぎわっていて、私が好きな奥の注湯口前にも2人の客がおられました。
 まずは洗い場で洗身。仕切り付きで、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーが置いてあります。

 身体を清めて大浴槽に行きますと、先ほどの客は出て行かれたようで、注湯口前を独占できました。
 丸太を枕にして、注湯口から注がれる湯を身体に受けて温まりました。無色透明ながら、ほど良い塩味があり、トロトロ・ツルスベ感があります。加水・加熱・循環の湯ではありますが、注湯口前では細かな泡付きもあり、いい湯だと思います。
 湯温は私の体感で41℃程度。熱くはありませんが、その分ゆったりと湯と対話しました。
 振り返りますと、浴槽内には他の客はおられず、浴槽を独り占めしたようです。幸せなことですね。

 露天風呂に移動。ここも混雑はありませんでした。奥の右側が私の定席です。ここにある浴槽内加熱源泉注入場所で温まりました。
 庭には明かりが灯り、暮れ行く空を見上げながら、癒しの時間を楽しむうちに、頭の中の雑念は薄れていき、束の間のストレス解消ができました。

 その後は、サウナも楽しみ、再び内湯に浸かって浴室を後にしました。メディテーションバスは温泉ではありませんので利用しませんでした。

 2021年9月10日付の分析表によりますと、源泉名は秋葉温泉。泉質は、含よう素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(高張性中性温泉)で、pH 7.2、源泉温度 41.3℃、使用位置 41.5℃、湧出量 55L/分(掘削自噴)です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.4、Na 4586、K 118.2、NH4 33.6、Mg 16.6、Ca 72.4、Sr 0.7、Ba 0.3、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.9、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.8、Cl 5559、Br 26.6、I 12.8、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.5、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 1.4、HPO4 1.0、HCO3 3417.0、CO3 0.0、メタケイ酸 164.3、メタホウ酸 312.2、遊離CO2 361.7、遊離H2S 0.4 など、ガス性除く成分総計は14324mg/kgです。
 浴槽内の濃度が8500mg/kg程度になるよう上水で希釈され、加熱・循環、塩素消毒されていますが、浴槽からあふれ出た分は新源泉が注入されています。

 もともとが濃厚な源泉ですので、希釈されても十分な満足感は感じられます。願わくば、生の源泉を体験してみたいですけれど。

 湯上りには、いつものこれ。

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 濃くて美味しいですね。

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 空いている広間でひと休み。

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 ロビーの椅子でもひと休み。

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 そして、貸し切りになったヒーリングルームでひと休み。この原稿を書いているうちに夜も更けてしまい、あわてて退館し、夕闇の中に家路に着きました。

 加水・加熱・循環の湯は、源泉原理主義者には不評でしょうが、私は十分に満足できます。もう少し安いとありがたいのですが、このご時世では仕方ないですね。せめて、朝割・夜割を末永く維持していただきたいと思います。