200円なら・・「虹の里交流館」

 ごみ焼却場の余熱を利用した温浴施設は県内に何か所かありますが、ここは新発田市のごみ焼却場の「新発田広域クリーンセンター」に併設された温浴施設です。正式名称は「広域交流施設 虹の里交流館」といい、合併前の豊浦町時代からある古い施設です。温泉ではありませんが、公共施設として安価に利用できるのが魅力です。
 浴室のほかに、軽スポーツを楽しめるアリーナ(多目的運動場)や集会室も備えており、別途料金で利用できます。

 仕事で新発田市に行くときに、クリーンセンターの建物はいやでも目に入り、道路沿いに「ゆ」と大書された看板もありますので、通るたびにこの施設のことを思い起こしますが、立ち寄ることなく通り過ぎていました。
 こんな中、少し前に私が運営する掲示板に「虹の里交流館」の話題があり、久しぶりに行かねばと思い立ち、今月初めに仕事帰りに立ち寄ってきました。

 月岡方面から国道290号線で新発田市街に向かいますと、田園地帯の中に「新発田広域クリーンセンター」が見えます。

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 このすぐ横に「虹の里交流館」があります。アクセス道路は狭いですが、周りには何もありませんので、たどり着けるでしょう。

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 駐車場からは、夕暮れの二王子岳が見えました。

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 玄関を入りますと、すぐ左に小さな券売機がありますので、入浴券を購入し、左の受付に提出します。
 料金は、大人200円で、小学生以下は無料です。6枚で1000円の回数券もありますので、これを利用すれば1回170円弱で利用できます。
 営業時間は、9:00~20:00まで(4月~10月は21:00まで)で、入浴時間は、10:00~19:30まで(4月~10月は20:30まで)です。
 休館日は、毎週水曜日(休日の場合は翌日)と年末年始(12月29日~1月3日)です。

 スリッパに履き替え、靴を鍵付き下足箱に入れて入館します。玄関前はホールになっていて、テレビと椅子があり、地元の常連さんが談笑していました。

 左に男女浴室(虹の湯)があります。

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 脱衣場は非常にコンパクトですが、鍵付きの脱衣ロッカーがあります。

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 洗面台にはドライヤーがあり、隣に飲水機があります。

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 浴室に入りますと、その狭さに驚きます。右の壁際に、洗い場が4か所あり、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。
 洗い椅子、洗面器は、奥に積んでありますので、自分で持ってきて、終わったら片付けます。

 左側に長方形の浴槽があり、大きなガラス窓からは、塀越しにクリーンセンターの煙突が見えます。

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 浴槽はジェット付きで、無色透明な湯が満ちています。

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 湯温は41℃程度でしょうか。沸かし湯ではありますが、ジェットで背中をマッサージし、それなりに温まりました。

 浴室は非常に狭いですので、気分的にリラックスはできませんが、仕方ありません。この料金で、洗い場にボディソープやリンスインシャンプーがあるのはうれしいですね。入浴に割り切って利用しましょう。
 なお、毎週日曜日には替わり湯をやっているようですので、ご確認の上お楽しみください。

 この手の施設は夕方で営業終了するところが多いのですが、ここは夜までやっていますので、仕事帰りの利用も可能です。
 そして200円という低料金で利用できるのが何よりも魅力であり、いつも常連さんで賑わっているようです。
 観光目的ではなく、地元住民のための福祉施設ですので、そのつもりで利用しましょう。