久し振りに 「志保の里荘」

 先日、長岡市に行く用事があり、通りすがりに日帰り温泉の「志保の里荘」に立ち寄り入浴してきました。
 私は長岡市に用事があるとき、高速道路は使わずに、国道116号線を分水まで行き、大河津分水を渡った後は信濃川の堤防沿いに与板まで進み、その後は広域農道1号線を通って長岡市街まで行くようにしています。
 この経路の途中、与板橋付近から高台にある赤茶色の「志保の里荘」の建物が良く見えます。通るたびに立ち寄りたいという気持ちが沸きますが、時間的余裕がないことが多く、立ち寄ることなく時間が経過していました。
 今回は余裕をもって長岡に行きましたので、久しぶりに立ち寄り湯することにしました。前回は2018年5月でしたので、6年ぶりでした。その前は2012年11月でしたので、どうも6年毎に行っているようですね。

 与板橋の交差点から西側に進み、与板消防署を過ぎて、交差点で右折して道なりに進みますと、左手の高台に「志保の里荘」があります。ちなみに「志保の里荘」は「しおのりそう」と読みます。

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 駐車場に車をとめて、一番奥にある「志保の里荘」の玄関に向かいます。

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 もともとが合併前の旧与板町の福祉施設の「与板町健康福祉センター」として建設されましたので、左手前にデイサービスセンター、右手前に屋内ゲートボール場などが併設されています。

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 玄関を入り、左手にある下足箱に靴を入れ、鍵は自分で保管します。

 館内に入りますと、ソファで休憩できるホールがあります。建物は高台にありますので、大きなガラス窓からは田園地帯が一望されます。

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 左手の受付で料金を払います。2023年4月から料金が改定されて、市内一般400円、市外一般600円、市内65歳以上250円、市内小学生(12歳以上)中学生250円、市内小学生(12歳未満)200円、市外小学生(12歳以上)中学生300円、市外小学生(12歳未満)250円です。

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 左奥にある浴室に向かいます。

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 浴室は、左右の浴室を男女交互で使用されるようですが、今回の男湯は左側でした。これまで利用したときは、いつも右側の浴室ばかりでしたので、左の浴室は新鮮に感じました。

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 ただし、現在露天風呂をやっているのは右側の浴室だけのようであり、今回は女湯になっていて楽しめず、残念でした。

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 脱衣場に入りますと、鍵付きロッカーがあり、脱衣棚・脱衣籠もあります。

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 洗面台には無料のドライヤーがあります。窓からは田園地帯が見渡せます。

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 浴室に入りますと、左側に仕切りなしの洗い場が7か所あり、ボディソープとリンスインシャンプーがあります。

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 右の窓側に大浴槽がああり、淡い黄緑色の湯が満ちていました。

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 湯は循環されており、オーバーフローはありません。湯温は41℃程度でしょうか。ほぼ無臭ですが、わずかな塩味があり、ツルスベ感もある柔らかな湯です。

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 タイミング良く浴槽を独り占めし、ゆったりと湯を楽しみました。

 外に休憩用の椅子がありますので、クールダウンしました。

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 景色は田園地帯が見えるだけですが、清々しく、気持ち良かったです。

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 岩造りの露天風呂があるのですが、湯は張られておらず、使用されていないのが残念です。

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 この露天風呂は、小さくて狭苦しく感じますが、右の浴室にある露天風呂は、これよりかなり大きいです。

 再び内湯に浸かり、次の客で賑わったところで浴室を後にしました。

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 源泉名は、塩之入温泉。泉質は、ナトリウム-塩化物冷鉱泉(高張性弱アルカリ性冷鉱泉)。源泉温度 13.9℃(使用位置 41.0℃)。湧出量 0.7L/分(自然湧出)。PH 7.8。
 主な成分(mg/kg、平成27年6月18日分析)は、Li 1.1、Na 3820、K 143.8、NH4 0.1、Mg 36.0、Ca 57.2、Sr 1.5、Ba 10.5、Al <0.1、MN 0.2、Fe(II) 0.7、Fe(III) <0.1、Cu <0.1、F <0.1、Cl 6153、Br 42.0、I 22.0、HS <0.1、S <0.1、S2O3 0.6、HDSO4 <5.0、SO4 <5.0、HCO3 901.1、CO3 4.3、メタケイ酸 63.0、メタホウ酸 256.0、メタ亜ヒ酸 <0.1、遊離CO23 24.0、遊離H2S <0.1 など、ガス性除く成分総計は11510mg/kgです。
 
 加水・加熱・循環ろ過され、塩素消毒されていますが、自己責任でなめた感じでは、相当に加水・希釈されているものと思われます。湧出量が非常に少ない冷鉱泉ですので、仕方ないところでしょう。
 
 湯上りには、広間で休憩しました。

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 しばし休息し、次の予定が迫りましたので退館しました。

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 周囲の木々からは、ツクツクホウシの鳴き声が、過行く夏を惜しむかのように賑やかでした。

 公共施設ですので、歓楽的要素は全くなく、至ってシンプルな施設ですが、立ち寄り湯するには便利です。ただし、昨年春の料金改定で、夜間割引がなくなり、市外者は高額になったのは残念です。