新潟が誇る温泉遺産 「華報寺共同浴場」
阿賀野市の出湯温泉は、昭和の空気感が漂う素朴な温泉街が魅力です。国道290号線を走るたびに、出湯温泉入り口の交差点を通過していますが、出湯温泉に行くことなく通り過ぎるばかりです。いつでも行けるという思いが、逆に足を遠のかせてしまいました。
こんな状況でしたが、連休中の泊まりの勤務明けに、疲れを取るため、出湯温泉の「 華報寺共同浴場」に行って来ました。昨年8月以来、1年ぶりでした。
出湯温泉の入り口の左奥にある駐車場に車をとめて、静かな温泉街を歩き、 最奥にある華報寺に向かいました。
突き当りの正面にあるのが華報寺です。弘法大師ゆかりの温泉ながら、このお寺は真言宗ではなくて曹洞宗というのが面白いですね。
境内に上がり、本堂に向かって一礼し、右隣にある共同浴場へ。このひなびた外観が、この温泉の魅力を物語っています。
境内に上がり、本堂に向かって一礼し、右隣にある共同浴場へ。このひなびた外観が、この温泉の魅力を物語っています。
料金は、大人250円、小人150円、幼児50円です。定休日はなく、営業時間は、朝は6時から18時30分までで、朝湯を楽しめるのが良いですね。
浴室は、右が男湯、左が女湯です。中に入り、受付(番台)に入浴券を提出し、下足箱に靴を入れて、 脱衣場に入ります。
これまで華報寺の檀家は、顔パスで無料で利用できましたが、料金を取るようになったようですね。
浴室は、右が男湯、左が女湯です。中に入り、受付(番台)に入浴券を提出し、下足箱に靴を入れて、
これまで華報寺の檀家は、顔パスで無料で利用できましたが、料金を取るようになったようですね。
脱衣場には鍵なしのロッカーがありますが、扉をあけてみないと、 空いているかどうかわからないのが難点です。
小さな洗面台はありますが、ドライヤーはありません。あとは腰掛があるほか体重計があるのみで、至ってシンプルです。
小さな洗面台はありますが、ドライヤーはありません。あとは腰掛があるほか体重計があるのみで、至ってシンプルです。
洗い場と言うべきものはなく、 左手前に小さな掛け湯浴槽がありますが、 これは上がり湯用であり、ここで身体を洗ってはいけません。
女湯との境目に、岩組みがあり、 そこから源泉が流れ出ています。コップが置いてあり、 自己責任で飲泉できます。
浴槽の中央の底からは、大量の源泉が噴き上がるように供給されており、 その分が大量のオーバーフローの元になっています。この源泉の噴き出し口にお尻を着けたりしませんようにお願いします。
ぬる湯が特徴の温泉ですが、夏場ではちょうど良い温度で、じっくり浸かっていますと、汗が吹き出てきます。
鮮度の高い源泉が、これでもかというくらいに、 大量に掛け流されていて、この上ない贅沢です。
女湯との仕切りの上に立つ弘法大師像を見上げ、 無念無想の時間を過ごしました。十分に湯と語り合い、雑念を流し去り、 束の間のストレス解消をしました。
地元の常連さんに愛されている温泉ですので、入れ代わり立ち代わり客が訪れます。長湯も気が引けましたので、ほどほどで浴槽から出て、小浴槽の湯で上がり湯をして浴室を出ました。
脱衣場には、2019年9月付(前回同様に日にちが消されています)の分析表が掲示されていました。
源泉名は、出湯温泉 漲泉窟。泉質は、単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉温度 38.8℃。湧出量 252L/分(動力揚湯)。PH 8.4。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 61.9、K 1.8、NH4 1.0、Mg 0.0、Ca 50.4、Sr 0.5、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.7、Cl 7.8、Br 0.0、I 0.2、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 224.1、HPO4 0.0、HCO3 26.9、CO3 3.0、メタケイ酸 41.9、メタホウ酸 0.0、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は420mg/kgです。
そのほか、ラドン(Rn)を11.9X10-10Ci/kg(3.27マッヘ単位/kg)含み、源泉は季節の気温変動により加温して供給しているとのことです。当然この時期は、非加熱源泉が掛け流しになっています。
浴槽の大きさを考えますと、十分すぎる量が掛け流しされており、もったいなく感じるほどであり、鮮度の良さは抜群です。
女湯との仕切りの上に立つ弘法大師像を見上げ、
地元の常連さんに愛されている温泉ですので、入れ代わり立ち代わり客が訪れます。長湯も気が引けましたので、ほどほどで浴槽から出て、小浴槽の湯で上がり湯をして浴室を出ました。
脱衣場には、2019年9月付(前回同様に日にちが消されています)の分析表が掲示されていました。
源泉名は、出湯温泉 漲泉窟。泉質は、単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉温度 38.8℃。湧出量 252L/分(動力揚湯)。PH 8.4。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 61.9、K 1.8、NH4 1.0、Mg 0.0、Ca 50.4、Sr 0.5、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.7、Cl 7.8、Br 0.0、I 0.2、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 224.1、HPO4 0.0、HCO3 26.9、CO3 3.0、メタケイ酸 41.9、メタホウ酸 0.0、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は420mg/kgです。
そのほか、ラドン(Rn)を11.9X10-10Ci/kg(3.27マッヘ単位/kg)含み、源泉は季節の気温変動により加温して供給しているとのことです。当然この時期は、非加熱源泉が掛け流しになっています。
浴槽の大きさを考えますと、十分すぎる量が掛け流しされており、もったいなく感じるほどであり、鮮度の良さは抜群です。