久し振りに 亀田清掃センター附属休憩所「田舟の里」

 県内各地に、ゴミ焼却場の余熱を利用した温浴施設がありますが、今回は新潟市江南区の亀田清掃センターに併設された「田舟の里」です。
 国道49号線の姥ヶ山ICからほど近い巨大な亀田清掃センターの東側のすぐ隣ですので、これを目印にすればたどり着けるでしょう。
 温浴施設のほか、隣には遊具がある芝生広場や広大な運動広場がありますので、家族連れでも楽しめます。

 今回は、近くにあるイオンモールに行く用事があり、その帰りに立ち寄ってきました。前回利用したのは2016年2月でしたので、久し振りの利用でした。

 姥ヶ山ICから山二ツ方面に進み、新潟刑務所前で右折して高速道路の下をくぐり、刑務所の塀を左に見ながら進みます。清掃センター入り口前を左に折れて、すぐに右折すれば広大な広場が広がり、その右奥に「田舟の里」があります。

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 駐車場に車をとめて玄関へ。

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 玄関を入って、右側にある下足箱に靴を入れ、鍵は自分で保管します。

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 券売機で入浴券を購入し、受付に提出します。

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 料金は、大人200円、小学生100円、未就学児は無料です。回数券(11枚)があり、大人2000円、小学生1000円です。
 新潟市の公共施設ですので、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方や、重度の障害者の介助者1人は無料になります。
 開館時間は、9時~17時ですが、入浴時間は、10時~16時30分までです。休館日は月曜日で、祝日に当たるときは翌日です。また、祝日の翌日(その日が土曜日または日曜日にあたるときはその直近の火曜日)と12月29日~1月6日も休館になります。

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 玄関ホールの右側に、椅子が並ぶ休憩スペースがあり、その左右に男女浴室があります。

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 浴室の入り口には暖簾や大きな看板があるわけでもなく、ちょっとわかりにくいですね。

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 脱衣場に入りますと、コイン返却式のロッカーがありますので、空いている場所を使用します。洗面台には備品類はありません。

 浴室はガラス張りで明るい雰囲気ですが、塀があって外は見えません。L字型の浴槽があり、一部にジェット付きです。注湯口から湯が注がれていて、基本は循環式と思いますが、浴槽の縁からのオーバーフローがあって、気持ち良く入浴できます。
 洗い場は仕切りなしで、壁際に10か所びっしりと並び、ほかにシャワーブースが1か所あります。固形石鹸があるのみですので、シャンプー類は持参する必要があります。

 浴槽内・洗い場ともかなり混雑していて、ゆったりできませんでしたが、空いたタイミングで湯を楽しみました。
 沸かし湯ではありますが、オーバーフローもありますし、カルキ臭もきつくありませんので、気持ち良かったです。
 湯温計は41.4℃を表示。なかなか温まりは良く、湯上がりの汗が引きませんでした。

 湯上がりには、ロビーの椅子で、TVを観ながらクールダウン。

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 その後は大広間で休憩しました。

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 設備的には乏しいですが、200円ならお得と言えましょう。でも、同じ江南区内の舞平清掃センター附属休憩所の100円にはかないません。舞平にはボディソープが備えられていますが、こちらは固形石鹸のみというのもちょっと残念ではあります。まあ、この料金では贅沢は言えませんけれど。

 そして、残念な掲示がありました。

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 令和7年4月1日から料金が改定され、大人240円、小学生120円に値上げされます。この掲示の文面にありますように、新潟市が「公の施設に係る受益者負担の設定基準」を策定し、これにより新潟市の公共施設の利用料金が改定されるようです。
 新潟市議会の議事録を調べてみますと、「田舟の里」以外にも、すでに「岩室健康増進センター よりなれ」「潟東ゆう学館」「舞平清掃センター附属休憩所」や市内各所にある「老人福祉センター」や「老人憩いの家」の利用料金の値上げも決まったようです。
 値上げされても低料金には違いありませんが、値上げ前にせいぜい楽しみましょう。

 そして、もうひとつ心配なことがあります。隣にある「亀田清掃センター」が建て直されることになり、「田舟の里」を含む広大なスポーツ広場がその建設予定地となっています。
 現時点では「田舟の里」がどうなるのかの情報がありませんが、今後の動向に注意が必要です。