硫黄泉を満喫 今日は白濁「だいろの湯」
新潟市西蒲区の岩室温泉の外れにある日帰り温泉「だいろの湯」は、2001年11月22日のオープン以来のファンであり、その変遷を見守ってきました。
当初はホームグランドとして頻回に利用していましたが、その後職場が変わり、各地の温泉に行くようになって、次第に行く頻度が減り、値上げにより高額になってからはさらに足が遠のいてしまいました。
先週の土曜日の夕暮れ時に、どこに行こうか思案しましたが、しばらく利用していなかった「だいろの湯」に行くことにしました。
前回行ったのが梅雨のさなかの7月でしたので、4か月以上もご無沙汰していたことになり、自分でも驚いています。
冷たい雨が降る中に車を進め、岩室温泉街を通過しましたが、各旅館の駐車場は満車のようで、盛況で何よりと思いました。
泊まってみたいなあと思いながら温泉街を抜けますと、ほどなくして「だいろの湯」に到着です。
土曜日でしたので夜間割引がなく、990円を払って入館しましたが、タオルなしでこの料金は高額に感じます。このご時世では仕方ないですが。
脱衣場にはロッカーが多数並んでいます。ロッカーが入れ替えられて、並び方が変更されてから、場所がわかりにくくなりました。
脱衣場にはロッカーが多数並んでいます。ロッカーが入れ替えられて、並び方が変更されてから、場所がわかりにくくなりました。
洗面台は2か所にあり、入り口に近い方の洗面台には、5分で100円の赤いダイソンドライヤーが3台あります。奥の洗面台には無料のドライヤーが2台あります。ヘアブラシが用意されているのは良いですね。
浴室に入りますと、左に掛け湯と仕切り付きの洗い場があり、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。
右側にはシャワーとドライサウナ、水風呂があり、中央には一部ジェット付きの大浴槽があります。
内湯は白濁しており、いつもより白濁の程度が強く感じられました。さすがに土曜日で混んでおり、隙間を見つけて入り込み、湯を楽しみました。
湯温は40~41℃程度のぬるめに感じました。若干の塩味がある白濁の湯は、これはこれで満足できる湯ですが、これは2号源泉です。
しばし楽しんで、主役の1号源泉の大庭園露天風呂へ移動しました。湯色はそのときどきで異なりますが、今回は白濁した湯でした。
50畳の大きさがありますが、20人程度の客がおられて、かなりの混雑でした。お気に入りの注湯口横は空きがなく、離れた角で温まりました。
混雑していて、気分的にゆったりできず、温まったところで、3号源泉の露天風呂に移動しました。
ここも混んでいましたが、空いた場所を見つけて湯に浸かりました。この湯は無色透明で、湯温は37~38℃程度のぬる湯です。
不感温度の湯を楽しみ、再び大庭園露天風呂に移動しました。今度は注湯口横が空いていて、その場所に陣取って、ゆっくりと湯を味わいました。
注湯口から注がれる湯を自己責任でなめましたが、塩味と苦みがあり、決して美味しくはありません。湯温は42℃程度ですが、浴槽内の注湯口からは、熱めの源泉が注入されています。
開業当初の源泉はパワー溢れる硫黄泉で、淡緑色透明の湯は、黒い湯花があって、足の裏やお尻が真っ黒になったりしました。
現在の湯はパワーダウンして、随分と大人しくなりましたが、それでも十分に魅力ある硫黄泉です。
再び3号源泉でクールダウンして内湯に行き、タイミング良く空いていたサウナを楽しみました。
3つの源泉とサウナを楽しみ、癒やしの時間を過ごし、吹き出る汗をタオルで拭きながら浴室を後にしました。
大庭園露天風呂で使用されている1号源泉(平成28年6月6日付)は、源泉名は、1号泉(だいろの湯)。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。源泉温度:63.4℃、湧出量:160L/分(動力)、PH:7.6です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 1388、K 25.5 、NH4 5.6、Mg 4.8、Ca 439.0、Sr 6.9、Ba 0.5、Al 0.0、Mn 0.0、Fe 0.4、Cu 0.0、Zn 0.0、F 3.4、Cl 2860、Br 10.2、I 1.6、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 24.8、S2O3 21.7、HSO4 0.0、SO4 9.3、HPO4 0.0、HCO3 106.2、CO3 0.0、メタケイ酸 49.4、メタホウ酸 30.7、遊離CO2 4.5、遊離H2S 7.1 など、ガス性除く成分総計は4988mg/kgです。
入浴に適した温度に保つため熱交換器により冷却、加水なし、浴槽水の温度を下げ浴槽内の温度を均一に保つため循環装置を使用、入浴剤の使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、温泉水は毎日1回入換、浴槽は毎日入換時に清掃 とのことです。
内湯と飲泉所に使用されている2号源泉(令和2年8月27日付)は、源泉名は、多宝温泉 薬師の湯。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。源泉温度:26.8℃、湧出量:記載なし、PH:記載なし です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.04、Na 535.4、K 3.28、NH4 0.4、Mg 0.3、Ca 95.7、Sr 0.6、Ba --、Al 0.01、Mn --、Fe --、Cu 0.02、Zn --、F 0.3、Cl 957.4、Br 3.6、I 0.3、NO2 --、NO3 --、HS 9.5、HSO4 --、SO4 43.6、S2O3 0.6、HPO4 --、HCO3 33.2、CO3 1.8、メタケイ酸 19.0、メタホウ酸 4.2、遊離CO2 --、遊離H2S 0.3 など、ガス性除く成分総計は1710mg/kgです。
入浴に適した温度に保つため熱交換器により加温、加水なし、浴槽水の温度を昇温し浴槽内の温度を均一に保つため循環装置を使用、入浴剤の使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、温泉水は毎日1回入換、浴槽は毎日入換時に清掃 とのことです。
露天風呂に使用されている3号源泉(平成28年6月6日付)は、源泉名は、3号泉(だいろの湯)。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉)。源泉温度:47.8℃、湧出量:800L/分(動力)、PH:9.1 です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 1421、K 9.4 、NH4 4.3、Mg 0.1、Ca 391.8、Sr 3.5、Ba 0.1、Al 0.0、Mn 0.0、Fe 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 1.7、Cl 2820、Br 10.1、I 0.9、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 13.3、HSO4 0.0、S2O3 1.5、SO4 44.2、HPO4 0.0、HCO3 19.8、CO3 0.0、メタケイ酸 34.9、メタホウ酸 43.0、遊離CO2 1.7、遊離H2S 0.1 など、ガス性除く成分総計は4820mg/kgです。
高温泉ですが冷却・加温等せずそのまま使用、滝湯については浴槽水の温度を下げ浴槽内の温度を均一に保つため循環装置を使用、入浴剤の使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、温泉水は毎日1回入換、浴槽は毎日入換時に清掃 とのことです。
これらの3種類の源泉を掛け流しで楽しめるのが大きな魅力です。1号源泉は分析の度に硫黄分が減ってパワーダウンしていますが、逆に2号源泉は濃くなって、パワーアップしています。
3つの源泉とも、それぞれ単独で主役を張れる源泉ですが、それを3つの浴槽で、それぞれを楽しめるというのは贅沢です。
湯上がりにはいつものこれ。
のどを潤した後は広間で休憩と思いましたが、混雑していて、入り込み余地はありませんでした。
食事処前でしばし座ってクールダウンし、汗が引いたところで退館しました。
退館時に受付で紙コップにカルピスをいただき、飲泉所へ。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 1388、K 25.5 、NH4 5.6、Mg 4.8、Ca 439.0、Sr 6.9、Ba 0.5、Al 0.0、Mn 0.0、Fe 0.4、Cu 0.0、Zn 0.0、F 3.4、Cl 2860、Br 10.2、I 1.6、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 24.8、S2O3 21.7、HSO4 0.0、SO4 9.3、HPO4 0.0、HCO3 106.2、CO3 0.0、メタケイ酸 49.4、メタホウ酸 30.7、遊離CO2 4.5、遊離H2S 7.1 など、ガス性除く成分総計は4988mg/kgです。
入浴に適した温度に保つため熱交換器により冷却、加水なし、浴槽水の温度を下げ浴槽内の温度を均一に保つため循環装置を使用、入浴剤の使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、温泉水は毎日1回入換、浴槽は毎日入換時に清掃 とのことです。
内湯と飲泉所に使用されている2号源泉(令和2年8月27日付)は、源泉名は、多宝温泉 薬師の湯。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。源泉温度:26.8℃、湧出量:記載なし、PH:記載なし です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.04、Na 535.4、K 3.28、NH4 0.4、Mg 0.3、Ca 95.7、Sr 0.6、Ba --、Al 0.01、Mn --、Fe --、Cu 0.02、Zn --、F 0.3、Cl 957.4、Br 3.6、I 0.3、NO2 --、NO3 --、HS 9.5、HSO4 --、SO4 43.6、S2O3 0.6、HPO4 --、HCO3 33.2、CO3 1.8、メタケイ酸 19.0、メタホウ酸 4.2、遊離CO2 --、遊離H2S 0.3 など、ガス性除く成分総計は1710mg/kgです。
入浴に適した温度に保つため熱交換器により加温、加水なし、浴槽水の温度を昇温し浴槽内の温度を均一に保つため循環装置を使用、入浴剤の使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、温泉水は毎日1回入換、浴槽は毎日入換時に清掃 とのことです。
露天風呂に使用されている3号源泉(平成28年6月6日付)は、源泉名は、3号泉(だいろの湯)。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉)。源泉温度:47.8℃、湧出量:800L/分(動力)、PH:9.1 です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 1421、K 9.4 、NH4 4.3、Mg 0.1、Ca 391.8、Sr 3.5、Ba 0.1、Al 0.0、Mn 0.0、Fe 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 1.7、Cl 2820、Br 10.1、I 0.9、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 13.3、HSO4 0.0、S2O3 1.5、SO4 44.2、HPO4 0.0、HCO3 19.8、CO3 0.0、メタケイ酸 34.9、メタホウ酸 43.0、遊離CO2 1.7、遊離H2S 0.1 など、ガス性除く成分総計は4820mg/kgです。
高温泉ですが冷却・加温等せずそのまま使用、滝湯については浴槽水の温度を下げ浴槽内の温度を均一に保つため循環装置を使用、入浴剤の使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、温泉水は毎日1回入換、浴槽は毎日入換時に清掃 とのことです。
これらの3種類の源泉を掛け流しで楽しめるのが大きな魅力です。1号源泉は分析の度に硫黄分が減ってパワーダウンしていますが、逆に2号源泉は濃くなって、パワーアップしています。
3つの源泉とも、それぞれ単独で主役を張れる源泉ですが、それを3つの浴槽で、それぞれを楽しめるというのは贅沢です。
湯上がりにはいつものこれ。
のどを潤した後は広間で休憩と思いましたが、混雑していて、入り込み余地はありませんでした。
食事処前でしばし座ってクールダウンし、汗が引いたところで退館しました。
退館時に受付で紙コップにカルピスをいただき、飲泉所へ。
カルピス入りの1杯目でやめておけば良かったと毎回反省していますが、ついお代わりしてしまいます。
なんだかんだいっても「だいろの湯」は良いですね。今回は混雑してリラックスは十分できませんでしたが、湯は楽しめました。
湯温は特に高くないのに、湯上がりの汗が引かないで困るのは、硫化水素の血管拡張作用のなせる技でしょう。汗が引いた後の肌はさらさらになるのも硫黄泉の魅力です。
魅力溢れる「だいろの湯」。値上げされて頻回に利用しにくくなりましたが、これからもときどき利用させていただきたいと思います。