ぬるめの強塩泉で雪見風呂 安田温泉「やすらぎ」に無料入浴
12月も下旬となり、今年も残り少なくなり、寒い日が続いています。身体も心も冷え切っており、乗り切るためには温泉が欠かせません。
どこに行こうか思案しましたが、今回は阿賀野市の安田地区にある安田温泉「やすらぎ」です。
どこに行こうか思案しましたが、今回は阿賀野市の安田地区にある安田温泉「やすらぎ」です。
阿賀野市の五頭山麓を走る国道290号線沿いには、宝珠温泉(休業中)、安田温泉、村杉温泉、今板温泉、出湯温泉、真行寺温泉と、地味ながらも魅力ある温泉が連なっています。その中にあって、濃厚で存在感と個性を放っているのが、強塩泉の安田温泉です。
2003年6月に、安田瓦の工場の敷地内で掘削に成功した温泉を利用して、工場を改装して2004年8月13日にオープンした温泉施設が安田温泉「やすらぎ」です。
かつて弥彦村にあった「やひこ乃ゆ」の閉館とともに「やすらぎ」がオープンし、「やひこ乃ゆ」の備品が受け継がれ、おばあちゃんも引っ越して来て、売店の店番などされていました。日帰り温泉のほか、宿泊利用もできて、何とも言い難いB級の雰囲気が魅力でした。
2010年末には、2階を改修して岩盤浴やステージ付きの大広間の劇場「かわら座」がオープンして大衆演劇の公演が開催されて、さらに魅力を増して現在に至ります。
当然オープン初日に行き、以後その変遷とともに歩んできました。結果としてこのブログの登場回数も多いですので、記事を検索して読んでみて下さい。
そんな「やすらぎ」に、先日仕事帰りに寄ってきました。前回は料金が値上される前の9月でしたので。3か月ぶりでした。
雪がちらついて冷え込みが厳しい中に「やすらぎ」に到着し、車をとめて賑やかな玄関へと向かいました。
玄関を入りますと、右手に下足箱があり、招き猫が迎えてくれます。
正面に受付があり、その手前に券売機があります。
券売機は最近入れ替えられて最新型になりましたが、以前より購入手順が増えて便利にはなっていません。
料金は10月から値上げされて、大人は、タオル付 1000円、タオルなし 850円、子供(3歳~小学生)は、タオル付 550円、タオルなし 400円です。平日の17時以降は、大人は、タオル付 800円、タオルなし 650円になります。
私は「温パラ」を利用して、無料入浴できました。
休憩用広間兼・食事処を抜けて、奥の浴室に向かいます。
脱衣場には、496個ものスチールロッカーが並んでいて壮観です。奥にある洗面台には無料のドライヤーがあり、鏡は合わせ鏡状に向かい合っています。
浴室に入りますと、左に仕切り付きの洗い場が並び、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。
右にはドライサウナ、小さな水風呂、大きい水風呂、寝湯、大浴槽、小浴槽が並んでいます。
2003年6月に、安田瓦の工場の敷地内で掘削に成功した温泉を利用して、工場を改装して2004年8月13日にオープンした温泉施設が安田温泉「やすらぎ」です。
かつて弥彦村にあった「やひこ乃ゆ」の閉館とともに「やすらぎ」がオープンし、「やひこ乃ゆ」の備品が受け継がれ、おばあちゃんも引っ越して来て、売店の店番などされていました。日帰り温泉のほか、宿泊利用もできて、何とも言い難いB級の雰囲気が魅力でした。
2010年末には、2階を改修して岩盤浴やステージ付きの大広間の劇場「かわら座」がオープンして大衆演劇の公演が開催されて、さらに魅力を増して現在に至ります。
当然オープン初日に行き、以後その変遷とともに歩んできました。結果としてこのブログの登場回数も多いですので、記事を検索して読んでみて下さい。
そんな「やすらぎ」に、先日仕事帰りに寄ってきました。前回は料金が値上される前の9月でしたので。3か月ぶりでした。
雪がちらついて冷え込みが厳しい中に「やすらぎ」に到着し、車をとめて賑やかな玄関へと向かいました。
玄関を入りますと、右手に下足箱があり、招き猫が迎えてくれます。
正面に受付があり、その手前に券売機があります。
券売機は最近入れ替えられて最新型になりましたが、以前より購入手順が増えて便利にはなっていません。
料金は10月から値上げされて、大人は、タオル付 1000円、タオルなし 850円、子供(3歳~小学生)は、タオル付 550円、タオルなし 400円です。平日の17時以降は、大人は、タオル付 800円、タオルなし 650円になります。
私は「温パラ」を利用して、無料入浴できました。
休憩用広間兼・食事処を抜けて、奥の浴室に向かいます。
脱衣場には、496個ものスチールロッカーが並んでいて壮観です。奥にある洗面台には無料のドライヤーがあり、鏡は合わせ鏡状に向かい合っています。
浴室に入りますと、左に仕切り付きの洗い場が並び、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。
右にはドライサウナ、小さな水風呂、大きい水風呂、寝湯、大浴槽、小浴槽が並んでいます。
洗身して、まずは内湯で温まりました。タイミング良く浴槽は無人で、ゆったりと湯を楽しむことができました。
残念ながら内湯は温泉ではなく、地下水の沸かし湯で、無色透明無味無臭の湯ですが、カルキ臭いこともなく、気持ちよく浸かれます。
大浴槽の湯温は、41.6℃を表示。一般的には適温でしょう。湯温が高めの小浴槽は、42.5℃程度で、熱くはなく、ちょっと残念でした。44~45℃程度のこともあったのですが、最近はぬるめです。
温まったところで露天風呂へ移動。露天風呂と言っても屋根の下にありますので、もうもうとした湯気が立ちこめていました。タイミング良く無人で、次の客が来るまでの数分間は貸し切り状態で利用できました。
浴槽には黄褐色透明な湯が満ちていて、自己責任でなめれば塩辛く、アンモニア臭・ヨード臭が入り混じった臭気がします。
残念ながら内湯は温泉ではなく、地下水の沸かし湯で、無色透明無味無臭の湯ですが、カルキ臭いこともなく、気持ちよく浸かれます。
大浴槽の湯温は、41.6℃を表示。一般的には適温でしょう。湯温が高めの小浴槽は、42.5℃程度で、熱くはなく、ちょっと残念でした。44~45℃程度のこともあったのですが、最近はぬるめです。
温まったところで露天風呂へ移動。露天風呂と言っても屋根の下にありますので、もうもうとした湯気が立ちこめていました。タイミング良く無人で、次の客が来るまでの数分間は貸し切り状態で利用できました。
浴槽には黄褐色透明な湯が満ちていて、自己責任でなめれば塩辛く、アンモニア臭・ヨード臭が入り混じった臭気がします。
男湯では3つの浴槽があり、中央の柱にある注湯口から源泉が注がれ、加熱源泉と混合されて各浴槽に分流されて注がれています。
小浴槽・中浴槽は熱め、大浴槽はぬるめに設定されているのですが、今回は熱めの浴槽でもぬるく、湯温計は39.5℃を表示していました。
大浴槽はぬるめで、37℃程度でしょうか。雪が降るこの時期としましては、ぬる過ぎに感じました。浴槽内の加熱源泉注入場所で背中炙りをしたかったのですが、肝心の加熱源泉が出ておらず、残念ながら温まり切れませんでした。
それでも、じっくりと浸かっていますと、じんわりと温まってきました。浴槽の外の小庭には雪が積もっていて、雪見風呂を楽しみました。
でも、もう少し湯温が欲しかったです。サウナ後のクールダウンにはちょうど良いでしょうが・・。
内湯に戻って、サウナを利用しようと思いましたが、混雑していましたので遠慮しました。内湯の小浴槽で十分に温まって浴室を後にしました。
2024年4月9日付の最新の分析書によりますと、源泉名は、安田温泉。泉質は、含よう素ーナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉(高張性中性冷鉱泉)。源泉温度 19.9℃(気温11℃)、湧出量 105L/分(動力揚湯)、PH 6.8。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、LI 0.7、Na 7346、K 423.7、NH4 460.4、Mg 119.4、Ca 248.0、Sr 2.7、Ba 1.3、Al 0.0、Mn 0.1、Fe(II) 2.5、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.0、Cl 12350、Br 84.6、I 34.1、NO2 0.0、NO3 3.3、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 15.0、HPO4 0.3、HCO3 1556、CO3 0.0、メタケイ酸 93.2、メタホウ酸 6.4、遊離CO2 413.7、H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は22748mg/kgです。
非加熱源泉が注がれ、その分はオーバーフローされていますが、基本は加熱源泉が循環使用されているようです。
以前は黄褐色に混濁して、浮遊物・沈殿物が多かったのですが、最近は透明感のある湯になっています。でも、なめれば塩辛く、アンモニア臭・よう素臭が感じられる個性的な湯です。遊離CO2も多いのですが、残念ながらアワアワ感は感じられません。
湯上りには、浴室前にある休憩所でひと休み。
漫画が多数備えられています。
しばし休んで、大広間へ。クリスマス飾りが季節感を醸し出していました。
ここでひと休みして退館しました。
玄関前にある座敷童に挨拶して帰路につきました。
下越の海岸部には強塩泉が連なっていますが、この温泉は、かつて新発田市にあった「天神の湯」と同様に、ぬるい強塩泉が特徴です。
小浴槽・中浴槽は熱め、大浴槽はぬるめに設定されているのですが、今回は熱めの浴槽でもぬるく、湯温計は39.5℃を表示していました。
大浴槽はぬるめで、37℃程度でしょうか。雪が降るこの時期としましては、ぬる過ぎに感じました。浴槽内の加熱源泉注入場所で背中炙りをしたかったのですが、肝心の加熱源泉が出ておらず、残念ながら温まり切れませんでした。
それでも、じっくりと浸かっていますと、じんわりと温まってきました。浴槽の外の小庭には雪が積もっていて、雪見風呂を楽しみました。
でも、もう少し湯温が欲しかったです。サウナ後のクールダウンにはちょうど良いでしょうが・・。
内湯に戻って、サウナを利用しようと思いましたが、混雑していましたので遠慮しました。内湯の小浴槽で十分に温まって浴室を後にしました。
2024年4月9日付の最新の分析書によりますと、源泉名は、安田温泉。泉質は、含よう素ーナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉(高張性中性冷鉱泉)。源泉温度 19.9℃(気温11℃)、湧出量 105L/分(動力揚湯)、PH 6.8。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、LI 0.7、Na 7346、K 423.7、NH4 460.4、Mg 119.4、Ca 248.0、Sr 2.7、Ba 1.3、Al 0.0、Mn 0.1、Fe(II) 2.5、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.0、Cl 12350、Br 84.6、I 34.1、NO2 0.0、NO3 3.3、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 15.0、HPO4 0.3、HCO3 1556、CO3 0.0、メタケイ酸 93.2、メタホウ酸 6.4、遊離CO2 413.7、H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は22748mg/kgです。
非加熱源泉が注がれ、その分はオーバーフローされていますが、基本は加熱源泉が循環使用されているようです。
以前は黄褐色に混濁して、浮遊物・沈殿物が多かったのですが、最近は透明感のある湯になっています。でも、なめれば塩辛く、アンモニア臭・よう素臭が感じられる個性的な湯です。遊離CO2も多いのですが、残念ながらアワアワ感は感じられません。
湯上りには、浴室前にある休憩所でひと休み。
漫画が多数備えられています。
しばし休んで、大広間へ。クリスマス飾りが季節感を醸し出していました。
ここでひと休みして退館しました。
玄関前にある座敷童に挨拶して帰路につきました。
下越の海岸部には強塩泉が連なっていますが、この温泉は、かつて新発田市にあった「天神の湯」と同様に、ぬるい強塩泉が特徴です。
温泉なのは露天風呂だけで、寒い時期には温まり切れません。内湯の沸かし湯で温まるというのが、なんとも矛盾を感じるのですが、ぬる湯好きの人にはお勧めです。私はもっと熱い方が良いですが。