悲報! 「ちぢみの里」の温泉施設が2025年3月で休止!

 12月25日の新潟日報の記事によりますと、小千谷市の「道の駅 ちぢみの里おぢや」の温泉施設は、本年1月から源泉井戸のトラブルにより温泉利用ができなくなり、沸かし湯での営業が続いていましたが、運営経費に見合った収益が見込めないことから、2025年3月末で営業休止する方針になったとのことです。

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 2024年1月25日から源泉汲み上げ設備に不具合が生じ、源泉が供給できなくなったため、沸かし湯営業を余儀なくされました。
 他施設での経営実績が豊富な指定管理者の関越サービスの努力により、様々なイベントの開催や泥パックの配布、料金をワンコイン(500円)に割り引いたりと、集客の維持が図られていました。

 新たな温泉井戸を掘るには約2億円の経費と1年8か月の期間が必要であり、さらに開業して30年近くになり、施設・設備の老朽化も進み、今後長期に運営していくための改修や機器の入れ替えに数億円規模を要する見込みです。現在も配管トラブルで洋露天風呂の使用が休止されたままです。
 小千谷市は、国の補助金や地方債の活用なども考えましたが、多額な費用が問題となり、現在の利用状況も考え合わせて、このまま温泉施設として継続すべきか、別の用途を考えるべきか検討が進められました。
 今後の運営に関して、市民や温泉利用者を対象にしたアンケート調査が行われ、私も回答させていただきました。
 その後小千谷市は、新源泉を掘削した場合や、沸かし湯営業を継続した場合など、コンサルタントに依頼して分析していましたが、温泉施設部分を2025年3月末をもって休止する方針を決定したとのことです。

 「ちぢみの里」は、1996年12月にオープンしましたが、道の駅に併設した温泉施設ということで便利であり、非常にコンパクトでありながらも、食事処やシアタールームなど、健康ランド並みの設備が魅力でした。
 私は、かつて小千谷市に住み、この地で子供が生まれ、小千谷市役所に出生届を出しました。小千谷は第二の故郷といえる場所ですので、この施設への思い入れも強く、温泉施設の休止は寂しく思います。
 温泉営業をやめた施設がどうなってしまうのか気になりますが、有効活用と言っても難しそうですね。

 また、2023年4月に指定管理者になって新機軸を打ち出していた早々に、源泉トラブルに見舞われた関越サービスには同情してしまいます。
 「ちぢみの里」からは、まだ発表はありませんが、営業休止まで頑張っていただきたいと思います。