雪見風呂を楽しむ 秋葉温泉「花水」

 いいことがなかった2025年の始まりでしたが、落ち込んでばかりではいけませんので、少しずつ活動再開です。
 「西方の湯」で親鸞聖人にお参りした直後に悲しい出来事がありましたので、今度は観音様に祈願したいと思います。
 ということで、昨年11月26日(イイフロの日)に行って以来、久しぶりに新潟市秋葉区の「花水」に行ってきました。
 仕事帰りに立ち寄りましたが、平日の悪天候の冬の夜ということで、駐車場は空いていました。

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 いつものように、入館前に観音様にお参りです。

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 今年が、これから、少しでも良い年になりますよう、心の中で強く念じて手を合わせました。

 コートは邪魔になりますので車に置いて、玄関へと早足して向かいました。

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 玄関先にある「朝割」「夜割」780円という看板が、ほっとした気分にさせてくれます。

 中に入って、下足箱に靴を入れ、鍵とともに受付しますが、混雑もなく、スムーズでした。
 入館料は、大人910円、小人400円、レンタルタオル200円、館内着160円ですが、「夜割」の780円を払って奥へ進みました。

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 館内も空いていました。

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 さっそく浴室へ。脱衣して浴室に入りますと、混雑はありませんでした。洗い場で洗身して、内湯に浸かりましたが、なんと独り占めでした。
 いつものように、奥の注湯口前の丸太に頭を載せて温まりました。無色透明の湯は、トロトロ・ツルスベ感があり、芳香が漂います。
 自己責任でなめますと、ほど良い塩味です。お椀に入れて、三つ葉でも浮かべて出されたら、美味しいと飲み干すかもしれません。
 湯温は、せいぜい41℃程度で、熱さは物足りませんが、その分ゆったりと湯と対話し、湯を味わうことができます。
 十分に湯を楽しみ、後ろを振り返りましたが、浴槽は無人。タイミング良く独り占めできて、贅沢な時間を過ごせました。

 続いて露天風呂へ移動。残念ながら、こちらは数人の客がおられて賑わっていました。奥は空いていましたので、浴槽内の加熱源泉注入場所で背中炙りをして温まりました。加熱源泉は結構熱めでしたので、良く温まることができました。
 頭を空にして、束の間のストレス解消。庭に積もった雪を眺めながらの雪見風呂は、この時期ならではの愉しみですね。

 内湯に戻りますと、サウナが空いていましたので利用しました。先客が2人おられましたが、順に出て行かれ、その後は独り占めになりました。
 室温は90℃程度で標準的ですが、ロウリュできないのは残念です。2つある窓からは、内湯と露天風呂を見渡すことができます。
 次の客が来るまで頑張ろうと我慢して、たくさんの汗を流しました。サウナ後は、水風呂でなくて、冷水シャワーでクールダウンし、その後は、再び湯を楽しみ、浴室を後にしました。

 2021年9月10日付の分析表によりますと、源泉名は秋葉温泉。泉質は、含よう素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(高張性中性温泉)で、pH 7.2、源泉温度 41.3℃、使用位置 41.5℃、湧出量 55L/分(掘削自噴)、PH 7.2です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.4、Na 4586、K 118.2、NH4 33.6、Mg 16.6、Ca 72.4、Sr 0.7、Ba 0.3、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.9、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.8、Cl 5559、Br 26.6、I 12.8、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.5、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 1.4、HPO4 1.0、HCO3 3417.0、CO3 0.0、メタケイ酸 164.3、メタホウ酸 312.2、遊離CO2 361.7、遊離H2S 0.4 など、ガス性除く成分総計は14324mg/kgです。

 温泉資源の保護と高濃度成分のため加水(浴槽内の濃度が8500mg/kg程度になるよう上水で希釈)、入浴に適した温度に保つため加温、衛生管理のため放流式と循環・ろ過式を併用(循環・ろ過をしながら浴槽から溢れ出た分は常に新しい源泉を供給)、入浴剤添加なし、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を実施とのことです。

 湯上りには、もちろんこれ。各施設の給茶器の中で、ここが一番美味しく感じます。

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 のどを潤して、広間で休息しました。

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 ヒーリングルームでひと休みとも思いましたが、夜も更けてきましたので退館しました。観音様に再度お願いし、悪天候の中、家へと向かいました。

 平日夜は空いていて良いですね。割引料金で、ゆったりできるのが何よりです。今年もせいぜい利用させていただきたいと思います。