新潟市内最安! 「舞平清掃センター附属休憩所」

 今季最強の寒波が来る前で、天候に恵まれた休日の午後、安価に手軽にひと風呂を考えましたが、今回は「舞平清掃センター附属休憩所」にしました。昨年9月以来でしたので、5か月ぶりでした。

 西区の黒埼から信濃川大橋を渡り、亀田方面にそのまま進み、曽野木中学校前の信号を右折して道なりに進みます。左手に舞平公園ありますので、その先を左折しますと広大な舞平清掃センターがあり、その中に「舞平清掃センター附属休憩所」があります。
 信濃川の堤防沿いを走る県道1号を三条方面に進み、田園地帯の中で異様に目立つ清掃センターの建物を目標に、堤防を下りて行くこともできます。

DSC_0035.JPG
 各地に清掃センターのごみ焼却の余熱を利用した温浴施設がありますが、ここはし尿と浄化槽汚泥を再生処理工程で発生するメタンガスを熱源として利用した温浴施設ですので、目印になるような煙突がありません。
 2004年1月にオープンし、100円で利用できるのが魅力なのですが、一般的な知名度は高くなく、知る人ぞ知る隠れた穴場です。

 駐車場に車をとめて、周りを眺めますと、遠く雪を抱いた飯豊連峰や五頭連峰の山並みがきれいでした。
 このときには、その後新潟市が記録的な大雪に見舞われることなど想像もできず、春のような好天を楽しみました。

DSC_0239.JPG
 清掃センターの左隣に「舞平清掃センター附属休憩所」があります。玄関前には、営業中の赤いのぼりが立っていました。

DSC_0094.JPG
 玄関を入りますと、入浴は午前11時から午後4時半までと大きく掲示されていました。

DSC_0104.JPG
 玄関を入りますと、すぐ左に券売機がありますので入浴券(大人100円、小学生50円)を買い、正面にある受付らしき場所に提出します。

DSC_0174.JPG
 右手に下足棚がありますので靴を入れ、スリッパに履き替えて奥の浴室に向かいます。

DSC_0107.JPG
 脱衣場に入りますと、左手にコイン返却式のスチールロッカーがあります。

DSC_0142.JPG
 洗面台がありますが、ドライヤーはありません。飲水機がありますが、共用のプラスチックコップがあるだけですので、利用する気にはなりません。

DSC_0111.JPG
 浴室に入りますと、左の窓際に浴槽があり、右の壁際に洗い場が4か所あります。ボディソープがありますが、シャンプーはありません。100円という料金を考えますと、ボディソープがあるだけありがたいと思います。

 浴槽には無色透明の湯が満ちています。温泉ではなく沸かし湯ですが、カルキ臭は感じられず、気持ち良く浸かれます。
 湯温は41℃程度で、ゆったりと浸かることができます。浴槽には注湯口があり、当初は湯が出ていませんでしたが、他の客が蛇口を開けて湯を出してくれましたので、なんと掛け流しになりました。出しっ放しは良くないとは思いましたが、気持ち良かったです。

 湯上がりには、浴室の向かいにある広間で休憩しましたが、ひな人形が飾られていました。

DSC_0212.JPG
 窓際の椅子に座って、外を見ながらひと休みしました。

DSC_0162.JPG
 入浴も、休憩もできて、100円というのはお得です。市内の老人福祉施設では65歳以上は100円で入浴きますが、ここは一般人でも100円です。
 ただし、新潟市の公共施設は4月から一斉に値上げされ、ここも大人100円が130円に、小学生50円が60円になります。
 値上げは残念ですが、130円なら格安には違いありません。半端な料金で、10円玉が必要になります。おつりが面倒になり、券売機の利用や管理が大変になりそうですね。

 地味な施設ですので、知らない人が多いのですが、入浴も休憩もできるお勧めの施設です。こうして宣伝して混み合うようになっても困るのですけれど・・。