さくらが咲いたら 「さくらの湯」
新潟の桜も各地で満開となり、いよいよ春本番です。桜が終われば新緑が目に鮮やかとなり、新潟平野では色とりどりのチューリップも見頃となり、田植えの準備が始まります。厳しい冬から解放されて、春を楽しみましょう。
ということで桜で思い出すのは弥彦村の「さくらの湯」です。しばらくご無沙汰していましたので、出張からの帰り道の先日の夜に行ってきました。
久しぶりだなあと思いましたが、なんと昨年10月以来でした。まさか半年ぶりとは、我ながら驚いてしまいました。
広大な駐車場の脇の桜が咲いていて、日没後の暗い中でしたが、まずはお花見です。このときはまだ五分咲きというところでしたでしょうか。
夕暮れの中に玄関へ向かいました。
エントランスは桜で飾られていて、さくらの世界へと誘われるようでした。
玄関を入って、右手にある下足箱に靴を入れます。
鍵とともに受付に行きます。
ということで桜で思い出すのは弥彦村の「さくらの湯」です。しばらくご無沙汰していましたので、出張からの帰り道の先日の夜に行ってきました。
久しぶりだなあと思いましたが、なんと昨年10月以来でした。まさか半年ぶりとは、我ながら驚いてしまいました。
広大な駐車場の脇の桜が咲いていて、日没後の暗い中でしたが、まずはお花見です。このときはまだ五分咲きというところでしたでしょうか。
夕暮れの中に玄関へ向かいました。
エントランスは桜で飾られていて、さくらの世界へと誘われるようでした。
玄関を入って、右手にある下足箱に靴を入れます。
鍵とともに受付に行きます。
料金は後払いで、タオルセット・館内着付きで、大人1150円、子供650円です。平日の17時以降は夜間割引で、タオルセット付で、大人700円、子供450円です。岩盤浴利用の場合は、別に500円(専用着・専用マット付)が必要です。
館内着は浴衣で、女性はお好みの色柄を選ぐことができます。まさに温泉旅館気分を味わえるのが大きな魅力です。
今回は夜間割引を利用し、下足箱の鍵と引き換えに、ロッカーキーと、タオルセットを受け取りました。
奥の浴室は、手前が女湯、奥が男湯で、向かいが岩盤浴です。
館内着は浴衣で、女性はお好みの色柄を選ぐことができます。まさに温泉旅館気分を味わえるのが大きな魅力です。
今回は夜間割引を利用し、下足箱の鍵と引き換えに、ロッカーキーと、タオルセットを受け取りました。
奥の浴室は、手前が女湯、奥が男湯で、向かいが岩盤浴です。
浴室に入りますと、右に洗い場、左に掛け湯、ドライサウナ、 円筒形の小さな水風呂が2つ、 一時期ハーブ湯をやっていた水風呂の小浴槽があり、中央には腰掛け湯があります。
奥の窓際に、大小二つに仕切られた源泉浴槽があり、大きなガラス 窓からは露天風呂を見渡すことができます。
洗い場は、仕切り付きが 3+3+4か所で計10か所、仕切りなしが 3+4か所で計7か所、合計17か所あり、
ほかに、
垢すりは廃止した施設がほとんどで、「さくらの湯」 とともに垢すりが置いてある「喜芳」 も5月からの廃止が発表されています。新潟県内でも貴重な施設となり、これからも継続してほしいですね。
洗身して内湯浴槽に浸かりました。仕切られた右の大浴槽は42℃ 程度で、左の小浴槽はぬるめで40℃程度でしょうか。それぞれ注湯口から注がれた湯は、窓際の 浴槽の縁からオーバーフローされています。
湯色はその日によって異なりますが、この日は淡緑色微白濁でした。わずかな硫化水素臭があり、ほどよい塩味と硫黄味がある柔らかな湯です。
私は熱い湯が好みですので、加熱源泉が注入されている大浴槽の注湯口前で温まりました。鮮度の高い源泉が、十分量掛け流されており、贅沢過ぎて、もったいなく感じるほどです。
内湯を楽しんだ後は、露天風呂に移動です。手前の軒下の浴槽が鮮度が高くてお勧めです。奥の注湯口から大量の加熱源泉が注がれ、浴槽の手前側からオーバーフローされています。
この浴槽も注湯口前が私のお気に入りの場所であり、加熱源泉を身体に受け止めて温まりました。
一段下がったところに、多彩な露天風呂があり、大きく3ブロックに分かれています。浅い浴槽、深い浴槽など広くて多彩で、奥には寝湯があり、その奥から湯がオーバーフローされています。
私は熱い湯が好みですので、加熱源泉が注入されている大浴槽の注湯口前で温まりました。鮮度の高い源泉が、十分量掛け流されており、贅沢過ぎて、もったいなく感じるほどです。
内湯を楽しんだ後は、露天風呂に移動です。手前の軒下の浴槽が鮮度が高くてお勧めです。奥の注湯口から大量の加熱源泉が注がれ、浴槽の手前側からオーバーフローされています。
この浴槽も注湯口前が私のお気に入りの場所であり、加熱源泉を身体に受け止めて温まりました。
一段下がったところに、多彩な露天風呂があり、大きく3ブロックに分かれています。浅い浴槽、深い浴槽など広くて多彩で、奥には寝湯があり、その奥から湯がオーバーフローされています。
注湯口からは新源泉が投入されていますが、3ブロックの浴槽それぞれに、浴槽の底から大量の源泉が噴き上がっており、これは循環湯と思われ、循環併用の掛け流しと思われます。そのため、軒下の浴槽より鮮度が落ちます。
このほか、壺湯が3つありますが、これはオーバーフローはありません。浴槽の底から加熱源泉が供給され、温まりは十分です。この壺湯に浸かって空を眺めて、頭を空にするのも私の愉しみです。
庭には、ソメイヨシノではない早咲きの桜が咲いていて、花見をしながらの入浴を楽しみました。
なお、寝湯がありますが、オープン当初は枕の位置が上過ぎて、寝るに寝れない寝湯でしたが、その後改修されて、現在の位置に枕が付けられて、快適に寝湯を楽しめるようになりました。
庭には、ソメイヨシノではない早咲きの桜が咲いていて、花見をしながらの入浴を楽しみました。
なお、寝湯がありますが、オープン当初は枕の位置が上過ぎて、寝るに寝れない寝湯でしたが、その後改修されて、現在の位置に枕が付けられて、快適に寝湯を楽しめるようになりました。
内湯に戻って、腰掛湯でひと休みし、サウナが空いたタイミングで、サウナを楽しみました。
以前は布製の1人用サウナマットが積んでありましたが、現在は通常のよくあるウレタン製のサウナマットを使用するようになりました。
以前は布製の1人用サウナマットが積んでありましたが、現在は通常のよくあるウレタン製のサウナマットを使用するようになりました。
サウナ室には窓があって外を見渡せるほか、TVがありますので、TVを見ながら汗を流しました。
内湯に露天風呂と多彩な浴槽を楽しみ、サウナも1クールだけ楽しみ、浴室を後にしました。
平成5年7月31日付の分析書によりますと、源泉名は、やひこ桜井郷。泉質は、含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)。源泉温度 44.5℃、湧出量 394L/分(動力揚湯)、PH 8.2。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.2、Na 812.6、K 13.2、NH4 0.6、Mg 3.3、Ca 226.0、Sr 5.9、Ba 1.5、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Fe(III) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 2.2、Cl 1599、Br 6.0、I 0.4、OH 0.0、HS 6.5、S2O3 0.0、HSO4 0.0、SO4 80.5、NO2 0.0、NO3 0.0、HPO4 3.0、HCO3 43.4、CO3 3.0、メタケイ酸 33.8、メタホウ酸 17.6、メタ亜ヒ酸 0.0、遊離CO2 0.6、遊離H2S 0.4 など、ガス性除く成分総計は2858mg/kgです。
加水なし、入浴に適した温度を保つため一部加温、衛生管理のため一部循環、衛生管理のため塩素系薬剤を使用とのことです。
経過とともに経年変化で源泉が薄くなっていく温泉が多い中にあって、この源泉は検査のたびに濃くなっていく特異な温泉です。
2006年10月の開業当初は、ガス性除く成分総計が469.4mg/kgの単純硫黄泉で、湯量も豊富で飲泉所もあって、飲泉可能でした。
その後2007年7月の中越沖地震後に泉質変化があって保健所の指導により飲泉が中止され、2009年3月の分析では、ガス性除く成分総計が1028mg/kgとなり、塩類泉の基準である1000mg/kgを超えたため、泉質名が含硫黄-ナトリウム-塩化物泉となりました。
その後も東日本大震災後の2011年6月の分析では、ガス性除く成分総計が1516mg/kgとなり、2016年9月の分析では、2273mg/kg、最新の2023年7月の分析では、2858mg/kgとなって、検査のたびにどんどんと濃厚になっています。
塩化物泉としての温まりの良さに、硫黄泉の味わいが加わって、魅力ある温泉にバージョンアップしています。
この源泉を加水することなく加熱して使用し、内湯と軒下の露天風呂では循環することなく、十分量が掛け流しされており、鮮度の高い源泉を楽しむことができます。
開放感のある広々とした露天風呂では多彩な浴槽も楽しめますし、満足度は県内でも最高級ではないでしょうか。
難点は、露天風呂の塀の奥に、電柱が1本見えること。大したことでもないので、気にするほどでもないですが、木々で 隠れると良いですね。
たっぷりと温泉を楽しみ、噴き出る汗をバスタオルで拭きながら浴室を出て、隣の休憩所でクールダウンしました。
無人で独り占めでした。
その後は、メインの休憩所に移動。大広間は無人でした。
ここにある給茶器のお茶は濃くて美味しいです。
外に出て、足湯も覗いてみました。以前は足湯専用のタオルが置いてあったのですが、廃止されて久しくなります。
誰も利用する人はなく、静かな空気が流れていました。
うらめしそうに食事処を覗いてメニューを見ていましたら、お姉さんに声を掛けられてしまいました。失礼しましたと一礼して退散しました。
その後は安楽椅子がズラリと並ぶ休憩所で、この原稿を書きながらもうひと休みしました。
気が付きますと、あっという間に夜は更けていて、あわてて退館することにしました。
帰りに料金を払いましたが、夜間割引のタオルセット付700円というのは、驚異的に安いですね。温泉の素晴らしさ、設備の充実度を勘案しますと、700円というのは非常にお得です。
内湯に露天風呂と多彩な浴槽を楽しみ、サウナも1クールだけ楽しみ、浴室を後にしました。
平成5年7月31日付の分析書によりますと、源泉名は、やひこ桜井郷。泉質は、含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)。源泉温度 44.5℃、湧出量 394L/分(動力揚湯)、PH 8.2。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.2、Na 812.6、K 13.2、NH4 0.6、Mg 3.3、Ca 226.0、Sr 5.9、Ba 1.5、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Fe(III) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 2.2、Cl 1599、Br 6.0、I 0.4、OH 0.0、HS 6.5、S2O3 0.0、HSO4 0.0、SO4 80.5、NO2 0.0、NO3 0.0、HPO4 3.0、HCO3 43.4、CO3 3.0、メタケイ酸 33.8、メタホウ酸 17.6、メタ亜ヒ酸 0.0、遊離CO2 0.6、遊離H2S 0.4 など、ガス性除く成分総計は2858mg/kgです。
加水なし、入浴に適した温度を保つため一部加温、衛生管理のため一部循環、衛生管理のため塩素系薬剤を使用とのことです。
経過とともに経年変化で源泉が薄くなっていく温泉が多い中にあって、この源泉は検査のたびに濃くなっていく特異な温泉です。
2006年10月の開業当初は、ガス性除く成分総計が469.4mg/kgの単純硫黄泉で、湯量も豊富で飲泉所もあって、飲泉可能でした。
その後2007年7月の中越沖地震後に泉質変化があって保健所の指導により飲泉が中止され、2009年3月の分析では、ガス性除く成分総計が1028mg/kgとなり、塩類泉の基準である1000mg/kgを超えたため、泉質名が含硫黄-ナトリウム-塩化物泉となりました。
その後も東日本大震災後の2011年6月の分析では、ガス性除く成分総計が1516mg/kgとなり、2016年9月の分析では、2273mg/kg、最新の2023年7月の分析では、2858mg/kgとなって、検査のたびにどんどんと濃厚になっています。
塩化物泉としての温まりの良さに、硫黄泉の味わいが加わって、魅力ある温泉にバージョンアップしています。
この源泉を加水することなく加熱して使用し、内湯と軒下の露天風呂では循環することなく、十分量が掛け流しされており、鮮度の高い源泉を楽しむことができます。
開放感のある広々とした露天風呂では多彩な浴槽も楽しめますし、満足度は県内でも最高級ではないでしょうか。
難点は、露天風呂の塀の奥に、電柱が1本見えること。大したことでもないので、気にするほどでもないですが、木々で 隠れると良いですね。
たっぷりと温泉を楽しみ、噴き出る汗をバスタオルで拭きながら浴室を出て、隣の休憩所でクールダウンしました。
無人で独り占めでした。
その後は、メインの休憩所に移動。大広間は無人でした。
ここにある給茶器のお茶は濃くて美味しいです。
外に出て、足湯も覗いてみました。以前は足湯専用のタオルが置いてあったのですが、廃止されて久しくなります。
誰も利用する人はなく、静かな空気が流れていました。
うらめしそうに食事処を覗いてメニューを見ていましたら、お姉さんに声を掛けられてしまいました。失礼しましたと一礼して退散しました。
その後は安楽椅子がズラリと並ぶ休憩所で、この原稿を書きながらもうひと休みしました。
気が付きますと、あっという間に夜は更けていて、あわてて退館することにしました。
帰りに料金を払いましたが、夜間割引のタオルセット付700円というのは、驚異的に安いですね。温泉の素晴らしさ、設備の充実度を勘案しますと、700円というのは非常にお得です。
もちろん昼間のタオルセット・館内着付の1150円も十分にお得であり、値段分以上の満足感は得られるものと思います。
民間経営でこの値段を維持するのは大変かもしれませんが、値上げしないで頑張っていただきたいです。応援してますので、お願いします。
満足度が高い温泉施設であるため、人気施設となっていて、休日は混雑するのが難点です。夜間は比較的空いていますので、時間帯を選んでのご利用をお勧めします。
民間経営でこの値段を維持するのは大変かもしれませんが、値上げしないで頑張っていただきたいです。応援してますので、お願いします。
満足度が高い温泉施設であるため、人気施設となっていて、休日は混雑するのが難点です。夜間は比較的空いていますので、時間帯を選んでのご利用をお勧めします。