設備充実・眺め良し 八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」
先回「嵐渓荘」を紹介しましたが、今回はすぐ近くにある日帰り温泉の「いい湯らてい」をご紹介しましょう。
ここは合併前の下田村時代の2000年4月1日に、公共の日帰り温泉としてオープンしました。オープン日は金曜日で行くことはできず、その翌日の土曜日に駆け付けたことを覚えています。
その後増築・改修が行われて賑わっていましたが、2011年7月の新潟・福島豪雨で五十嵐川の氾濫によって浸水して長期休業を余儀なくされ、11月11日11時11分11秒に復旧して再オープンしたのも記憶に新しいです。
そして、2017年4月に露天風呂が改修されて、私が好きだった「たなごころの湯」という大きな手のひらを配した円形の浴槽がつぶされて、八木ヶ鼻を眼前に望む露天風呂が作られてリニューアルオープンし、現在に至ります。
ここは合併前の下田村時代の2000年4月1日に、公共の日帰り温泉としてオープンしました。オープン日は金曜日で行くことはできず、その翌日の土曜日に駆け付けたことを覚えています。
その後増築・改修が行われて賑わっていましたが、2011年7月の新潟・福島豪雨で五十嵐川の氾濫によって浸水して長期休業を余儀なくされ、11月11日11時11分11秒に復旧して再オープンしたのも記憶に新しいです。
そして、2017年4月に露天風呂が改修されて、私が好きだった「たなごころの湯」という大きな手のひらを配した円形の浴槽がつぶされて、八木ヶ鼻を眼前に望む露天風呂が作られてリニューアルオープンし、現在に至ります。
三条市街から下田市街を抜けて五十嵐川沿いに奥へと進みます。やがて八木ヶ鼻が眼前に迫り、左に見ながら橋を渡りますと、右に「かもしか病院」、 左に「いい湯らてい」があります。
駐車場に車をとめて、駐車場横の散りゆく桜の花吹雪ともに八木ヶ鼻を眺めました。
五十嵐川の対岸にそびえる断崖絶壁は迫力があります。
景色に見とれていましたが、ふと足元を見ますと、土筆が何本も顔を出していました。上ばかり見ていないで、足元にも注意を払うことが大事ですね。
五十嵐川の対岸にそびえる断崖絶壁は迫力があります。
景色に見とれていましたが、ふと足元を見ますと、土筆が何本も顔を出していました。上ばかり見ていないで、足元にも注意を払うことが大事ですね。
玄関前からは、粟ヶ岳の雄姿が美しく見渡せました。
アイドル並みにきれいなお姉さんに料金を払いました。入館料は、タオルなしで大人900円、子供600円で、夕方17時以降は、大人700円、子供400円です。私は例によって「温パラ」 の割引で800円で入館しました。
なお、タオルセット・館内着は、4月から値上げされて、それぞれ150円が200円になりました。
営業時間は10時~21時で、最終受付は20時15分、定休日は毎月第3水曜日(休日の場合は翌日)です。
なお、タオルセット・館内着は、4月から値上げされて、それぞれ150円が200円になりました。
営業時間は10時~21時で、最終受付は20時15分、定休日は毎月第3水曜日(休日の場合は翌日)です。
数段の階段を上がった中2階に大浴場があります。 エレベーターもありますので、足腰が弱い人も大丈夫です。
左が「数奇の湯」で、奇数日が男湯、偶数日が女湯です。右が「和楽の湯」で、偶数日が男湯、奇数日が女湯です。
両者では、配置が左右対称のほか付帯設備に違いがあり、「数奇の湯」には、マグマ風呂・ナノミストサウナ・ロッキーサウナ等があり、「和楽の湯」には、寝ころびの湯・ウォーターセレモニーサウナ・スチームサウナ等があります。
今回の男湯は、右側の「和楽の湯」でした。偶然なのでしょうが、最近は「和楽の湯」ばかりが続いています。
両者では、配置が左右対称のほか付帯設備に違いがあり、「数奇の湯」には、マグマ風呂・ナノミストサウナ・ロッキーサウナ等があり、「和楽の湯」には、寝ころびの湯・ウォーターセレモニーサウナ・スチームサウナ等があります。
今回の男湯は、右側の「和楽の湯」でした。偶然なのでしょうが、最近は「和楽の湯」ばかりが続いています。
脱衣場に入りますと、スチールロッカーがズラリと並んでいます。洗面台には無料のドライヤーのほか、ヘアブラシ、整髪料・ ローション類があり、充実しています。
浴室に入りますと、左に掛け湯、水風呂、右にミストサウナ、 ドライサウナ、その奥に洗い場があり、正面奥に左から、寝ころび湯、 柱を取り囲むような大浴槽、ジャグジー大浴槽があります。大きなガラス窓で解放感があります。
洗い場は、仕切り付きが8ヵ所、 仕切なしが5ヵ所あり、ボディソープ、シャンプー、 コンディショナーがあります。左右2か所ずつ計4か所は、ReFaの高級シャワーヘッドです。洗い場横に飲泉所があるのですが、使用できなくなって久しいです。
洗身して大浴槽に浸かりました。湯は無色透明ですが、 軽い塩味と薬味・薬臭があります。湯温は体感で41℃程度でしたが、温まりは良かったです。
内湯を楽しんだ後は、露天風呂を楽しみました。階段を数段降りて行きますと小露天風呂があり、 正面に八木ヶ鼻を望みながらの入浴を楽しむことができます。この眺めの良さには誰もが感動することでしょう。
さらに数段階段を降りますと、屋根の下に大浴槽があり、 その横の屋根のない場所には浅い浴槽があります。
広々としたスペースは開放感があり、眺めも良いのですが、塀がありますので、浴槽に浸かった状態では景色は見渡せません。
露天風呂を楽しみ、再び内湯に戻り、ミストサウナを楽しみました。底上げされており熱さも十分でした。
その後は、ドライサウナも楽しみました。ドライサウナは、ウォーターセレモニーサウナと言い、 24分毎に、 サウナストーンの上にあるUFOみたいな装置の明かりが点滅し、 水か降り注がれ、風が吹き出して蒸気を室内に充満させます。 要するにオートロウリュサウナですね。
その後は、ドライサウナも楽しみました。ドライサウナは、ウォーターセレモニーサウナと言い、
室温計は72℃を指していましたが、ロウリュウされて、数字よりも熱く感じて、汗をたっぷり流しました。
老体ですので水風呂は使わず、シャワーで汗を流して、 外のデッキチェアでクールダウンしてととのいました。
その後は再び浴槽に浸かり、温泉と語り合い、雑念を排して頭を空にして、ストレス解消しました。十分に温泉を楽しんで浴室を後にしました。
令和6年9月3日付の分析書によりますと、源泉名は、八木ヶ鼻温泉。泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)。源泉温度 56.8℃です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.3、Na 936.0、K 38.6、NH4 0.4、Mg 0.6、Ca 247.6、Sr 2.2、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.3、Fe(III) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 3.9、Cl 234.9、Br 0.5、I 0.1、OH 0.0、HS 0.0、S2O3 0.0、HSO4 0.0、SO4 2299、NO2 0.0、NO3 0.0、HPO4 0.2、HCO3 11.2、CO3 0.1、メタケイ酸 104.0、メタホウ酸 5.0、メタ亜ヒ酸 0.0、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は3884mg/kgです。
急激な温度上昇に対応するため一時的に加水する場合あり、入浴に適した温度に保つため加熱あり、衛生管理のため循環ろ過装置使用、衛生管理のため演奏系薬剤を使用、入浴剤の使用なし、とのことです。
湧出量・湧出形態、pH に関しての記載はありませんでした。数字を見ますと、硫酸イオンの含有量は特筆すべき数字であり、県内でもトップクラスの硫酸塩泉と言えましょう。
すぐ近くに越後長野温泉がありますが、これとは全く違った泉質であり、別の湯脈であると思われます。地層の複雑さが垣間見られ、興味深く感じられます。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.3、Na 936.0、K 38.6、NH4 0.4、Mg 0.6、Ca 247.6、Sr 2.2、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.3、Fe(III) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 3.9、Cl 234.9、Br 0.5、I 0.1、OH 0.0、HS 0.0、S2O3 0.0、HSO4 0.0、SO4 2299、NO2 0.0、NO3 0.0、HPO4 0.2、HCO3 11.2、CO3 0.1、メタケイ酸 104.0、メタホウ酸 5.0、メタ亜ヒ酸 0.0、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は3884mg/kgです。
急激な温度上昇に対応するため一時的に加水する場合あり、入浴に適した温度に保つため加熱あり、衛生管理のため循環ろ過装置使用、衛生管理のため演奏系薬剤を使用、入浴剤の使用なし、とのことです。
湧出量・湧出形態、pH に関しての記載はありませんでした。数字を見ますと、硫酸イオンの含有量は特筆すべき数字であり、県内でもトップクラスの硫酸塩泉と言えましょう。
すぐ近くに越後長野温泉がありますが、これとは全く違った泉質であり、別の湯脈であると思われます。地層の複雑さが垣間見られ、興味深く感じられます。
浴室を出て、階段を上がって2階のTV付き安楽椅子が並ぶ休憩所でひと休み。
この原稿を書きながら、しばし寛 ぎました。
ここ以外でも、館内の各所に休憩場所があります。
地下1階に、大広間があり、飲水器で喉を潤しました。
この地下1階にもTV付安楽椅子並ぶ休憩所があります。
他に男女別の仮眠室もあります。
1階の奥には食事処があり、メニューは充実しています。
ロビーからの眺めも良く、外を眺めていますと、気分も落ち着きます。このロビー奥にも休憩所があり、そのほか2階に宴会場や貸室、マッサージルームもあります。
この原稿を書きながら、しばし寛
ここ以外でも、館内の各所に休憩場所があります。
地下1階に、大広間があり、飲水器で喉を潤しました。
この地下1階にもTV付安楽椅子並ぶ休憩所があります。
他に男女別の仮眠室もあります。
1階の奥には食事処があり、メニューは充実しています。
ロビーからの眺めも良く、外を眺めていますと、気分も落ち着きます。このロビー奥にも休憩所があり、そのほか2階に宴会場や貸室、マッサージルームもあります。
浴室の設備や眺めの良さは素晴らしく、 八木ヶ鼻を眼前に眺めて入浴していますと、 泉質を論じることなど無意味に思えてしまいます。
館内には休憩場所がたくさんあり、食事処も充実しており、 館内設備は、 県内の日帰り温泉の中でもトップクラスではないでしょうか。
これらを考え併せますと、ちょっと高額な料金も納得できます。この4月から、タオル・館内着料金が値上されましたが、入館料はこのまま値上げされないことを祈ります。
三条市の公共温泉施設で、第三セクターにより運営されていますが、かつて年間30万人以上あった入館者が、最近は11万人台に減少しているそうです。
このため三条市は、近くにある道の駅「漢学の里しただ」から道の駅機能を移転し、現在の「いい湯らてい」本館と隣接する「スポーツセンターはやぶさ」を合わせて複合施設として建て替える計画を打ち出しています。
事業費は40億円規模の可能性もあり、2028年のオープンを予定しているとのことですが、市議会で問題視され、実現は不透明になっています。
開業25年の節目の年であり、今後どうなるのかも興味深く、見守っていきたいと思います。
これらを考え併せますと、ちょっと高額な料金も納得できます。この4月から、タオル・館内着料金が値上されましたが、入館料はこのまま値上げされないことを祈ります。
三条市の公共温泉施設で、第三セクターにより運営されていますが、かつて年間30万人以上あった入館者が、最近は11万人台に減少しているそうです。
このため三条市は、近くにある道の駅「漢学の里しただ」から道の駅機能を移転し、現在の「いい湯らてい」本館と隣接する「スポーツセンターはやぶさ」を合わせて複合施設として建て替える計画を打ち出しています。
事業費は40億円規模の可能性もあり、2028年のオープンを予定しているとのことですが、市議会で問題視され、実現は不透明になっています。
開業25年の節目の年であり、今後どうなるのかも興味深く、見守っていきたいと思います。