ちょっと淡麗・掛け流し 「あやめの湯」

 先日の日没時に、新発田市の「あやめの湯」に立ち寄り湯してきました。前回は昨年12月でしたので、5か月ぶりの訪問でした。
 国道7号線高浜入口交差点からすぐの分かりやすい場所ですので、迷わずにたどり着けるでしょう。

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 駐車場からは、残雪をたたえた二王子岳が夕日に照らされていて雄大でした。

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 足湯を横目に玄関へ。

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 暖かくなったためか、玄関の戸は開けれたままでした。

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 玄関を入って、左の受付で料金を払い、右の下足棚に靴を入れ、スリッパに履き替えて入館します。
 入浴料は、大人(中学生以上) 450円、小人(小学生以下) 280円です。回数券(12枚)は、大人4,500円、小人2,800円です。
 営業時間は、午前10時~午後9時で、最終受付は午後8時30分です。日曜日・祝日は午前6時に営業を開始し、朝湯を楽しむことができます。
 定休日は、毎月第1・第3月曜日で、その日が祝日の場合は翌日です。12月31日、1月1日も定休です。
 例によって「温パラ」で50円の割引になるほかに、JAF会員証、SDカード、イオンカードなど各種提携カードの提示で50円の割引になりますので便利です。

 館内は非常にコンパクトで、玄関のすぐ前の休憩室を挟んで、右に女湯、左に男湯があります。

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 脱衣場は広くはなく、右に洗面台、左にコイン返却式ロッカーがあります。五泉市の「さくらんど温泉」と同様に、このロッカーにちょうど入る大きさのビニール籠がありますので、これに入れてからロッカーに入れると便利です。洗面台には無料のドライヤーがあります。

 浴室は非常にコンパクトです。8角形の浴室に脱衣場が食い込む形になっています。中央に柱があり、それを取り囲むように窓際に扇型の浴槽があります。窓からは塀越しに、二王子岳を望むことができます。
 壁際には洗い場が8か所あり、ボディソープ、リンスインシャンプーがありますが、仕切りなしで隣同士が密接していますので、窮屈感を感じます。

 洗身して浴槽に浸かりましたが、タイミングよく空いていて、浴槽にはほかにもう一人いるだけで、ゆったりと湯と対話できました。
 湯の性状はそのときにより変化がありますが、今回の湯は、ほぼ無色透明で無臭、舐めますと薄い塩味がしました。
 この温泉は、もともと鉄分が多く茶褐色に混濁した湯でしたが、除鉄装置が使用されてから混濁がなくなり、黄褐色透明の湯になりました。2022年に除鉄装置を入れ替えてからは、鉄分がさらに少なくなって透明感を増しました。
 その後も濁り湯だったり、透明な湯だったり、その時々で変化がありましたが、今回はこれまでにも増して透明感が強く感じられました。
 茶濁りの方がインパクトがあって好きなのですが、今回は淡麗な湯で、鉄味も感じられず、十分に除鉄されているものと思います。
 湯温はせいぜい41℃程度で、少しもの足りなかったのですが、ツルスベ感があって、温まりは十分でした。
 注湯口から注がれた源泉は、浴槽の縁からオーバーフローされており、浴槽の大きさに比して、掛け流し量は十分であり、鮮度が高い湯を楽しめました。

 令和4年4月11日付の分析表によりますと、源泉名は、新発田温泉 あやめの湯。泉質は、ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(等張性 弱アルカリ性 高温泉)。源泉温度 46.2℃、使用位置 43.0℃。pH 7.7。湧出量 130L/分(動力揚湯)。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 1.0、Na 2667、K 69.6、NH4 12.10、Mg 110.9、Ca 387.6、Sr 12.7、Ba 0.00、Al 0.00、Mn 0.2、Fe(II) 2.1、Cu 0.00、Zn 0.00、F 2.6、Cl 3457、Br 12.5、I 2.3、NO2 0.1、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 1268、HPO4 0.0、HCO3 320.4、CO3 0.0、メタケイ酸 33.0、メタホウ酸 44.1、遊離CO2 13.5、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は8403mg/kgです。
 夏季等の季節は、温度調整のため43℃前後になるよう水道水を加水、加温なし、循環ろ過なし、入浴剤なし、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を実施、浴槽の換水・清掃は毎日営業終了後に実施、水質検査は1年に1回実施し結果をフロント脇に掲示、とのことです。

 いつもより色や味がかなり薄く感じられ、ガス性除く成分総計が8403mg/kgという濃厚さは感じられませんでした。鉄味も感じられず、湯温も低めでしたが、たまたまのこの日のコンディションだったのでしょうか。
 温まりや浴感には何の問題もなく、今回の無色透明な淡麗の湯も、これはこれで上品で楽しめるものでしたが、茶濁りに混濁したワイルドな湯を過去に経験していますと、どうしんだろうと思ってしまいます。

 空いていた浴室に、客が順次入ってきたところで浴室を後にしました。さすがに温泉のパワーは十分であり、噴き出る汗を拭きながら扇風機に当たって涼みました。

 湯上りには休憩所でひと休み。

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 喉を潤してクールダウンして退館しました。

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 新発田市の中心街からも遠くなく、国道7号線からもすぐの便利な場所で、低料金で掛け流しの湯を楽しめるのが何よりの魅力です。
 コンパクトで、設備的には乏しいですが、鮮度の高い源泉を楽しめますので、入浴に限ればお勧めの温泉です。

 無料の足湯がありますし、温泉スタンドもあります。

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 こんな温泉がすぐ近くにある新発田市民がうらやましく感じます。家から近ければ毎週でも朝湯を楽しみに行くんですけれど。