久しぶりに 「西方の湯」

 先週の土曜日の午後、どこかで入浴をと思いましたが、6月9日(月)からの定期点検に伴う休館の前に利用しておこうと思い、久しぶりに胎内市の「西方の湯」に行ってきました。

 毎年新年の初湯は「西方の湯」と決めて、元日の朝の開業一番乗りを目指すのが毎年の恒例行事だったのですが、昨年から営業開始が1月3日になってしまい、新年の初湯は「西方の湯」という私の個人的伝統は崩れ去りました。
 それでも、新年の「西方の湯」としての初湯を楽しむべく、昨年同様に、今年も新年の営業開始の1月3日に行ってきました。今回はそのとき以来の利用になりますので、5か月ぶりでした。

 実は、先回利用したのは1月3日の午前でしたが、親鸞聖人像にしっかりとお参りをして入浴しました。しかし、退館した後に緊急の連絡が入りました。
 私の人生で最大の悲しみがあり、未だにそのどん底からは抜け出せてはいません。御利益をいただけなかった親鸞聖人をうらんだりもしましたが、そろそろ気持ちも立て直さねばなりません。親鸞聖人にもう一度お参りして、心をリセットしたいという思いもあって「西方の湯」に出かけました。

 国道7号線・新新バイパスを進み、蓮野ICから国道113号線に降りて、国道を海岸沿いに北上。「紫雲の郷」「塩の湯温泉」を過ぎれば、「西方の湯」に到着です。巨大な親鸞聖人立像が目印です。

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 巨大な駐車場には車はなく、入口付近で、アスファルトを剥がして工事をしていましたが、どうしたんでしょうね。

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 入館前に親鸞聖人にお参りし、先回のような不幸が起こりませんようにと祈願しました。

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 小雨がぱらつく中に、玄関に向かいました。親父さん外出するようで、入れ違いに玄関を入りましたが、この玄関前には3台位の車が止まっていました。

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 玄関を入り、靴を脱いでスリッパに履き替えます。

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 下足箱があるのですが、常連さんは使用せず、玄関先で脱いだままにしています。私も毎回そうしていますが、ここにある靴の数で混み具合がわかります。
 玄関を入りますとチャイムが鳴り、奥から女将さんが出て来られましたので料金を払いました。

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 料金は、大人500円、小人300円で、タオルは200円です。営業時間は、午前10時~午後8時までで、定休日は火曜日です。天然温泉を500円で楽しめるのは、このご時世ではありがたいですね。
 女将さんから「久しぶりですね」と言われてしまいました。なんせ5か月ぶりでしたから。ご無沙汰して失礼しました。

 ロビーを眺めましたが、テーブルに椅子があって、以前よりはきれいになりましたね。

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 美術品が飾られた廊下を奥に進みます。

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 突き当たりに浴室があり、左が女湯、右が男湯です。

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 入り口前の棚にスリッパを入れ、中に入ります。

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 昨年にリニューアルされて、ロッカーがかなり処分され、広々とした空間になっています。骨董品的なナショナルの扇風機は引退し、安価な扇風機に代替わりしています。

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 洗面台には無料のドライヤーがあります。

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 浴室に入りますと、もうもうとした湯気。先客は4人おられましたが、1人はすぐに出て行かれました。
 小さなぬるめ浴槽に2人、浴槽の縁に1人おられ、熱めの大浴槽には誰もおられませんでした。

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 洗身して、小浴槽から楽しもうと思ったのですが、先客が占有しておられましたので、大浴槽に浸かりました。
 最近、私が来るときはぬるめだったのですが、この日はかなり熱めでした。足を入れて熱い温度に慣らし、徐々に湯に浸かりました。
 熱い湯が好きな私が我慢して浸かれる程度でしたので、湯温は44℃程度でしょうか。
 アンモニア臭・ヨード臭が漂う茶褐色に混濁した湯は、強烈な塩辛さで、ツルスベ感があります。

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 長湯は禁物。浴槽の縁で休息しながら出たり入ったり。先客が出て行ったところで小浴槽に浸かりましたが、湯温は42℃程度の適温でした。やっぱり、大浴槽の熱い湯が良いですね。

 先客が出て行かれますと、入れ代わりに次の華客が来られましたが、混雑という程ではありませんでした。湯と対話し、汗をたっぷりと流し、沈んだ心をリフレッシュして浴室を後にしました。

 脱衣場の扇風機で涼みながら、雨が降る外を眺めました。

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 使用されていない露天風呂が寂しさを感じさせます。今年の夏も使用されないのでしょうね。まあ、私は内湯で十分ですけれど。

 脱衣場にある分析書の掲示が、こぎれいになっていました。
 
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 前回同様に、分析書の日付は2024年9月25日付になっていますが、調査日は平成30年11月15日、分析終了日は平成30年12月12日であり、分析書の数字自身は以前の訪問時の分析書の内容と同様です。
 以前との違いは、泉質名が「ナトリウムー塩化物強塩温泉」から「含よう素ーナトリウムー塩化物強塩温泉」になっているところです。、
 以前より私が指摘していましたように、これまでの泉質名が間違っていましたので、正しい泉質名に訂正されたものと思います。

 源泉名は、N12-2号井。泉質は、含よう素ーナトリウムー塩化物強塩泉(高張性弱アルカリ性高温泉)。源泉温度 59.8℃。湧出量 測定不能(動力揚湯)。PH 7.5(試験室では7.7)です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 1.5、Na 13210、K 153.9、NH4 199.4、Mg 85.4、Ca 646.4、Sr 6.5、Ba 1.7、Al 0.0、Mn 0.3、Fe(II) 4.2、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.2、Cl 20790、Br 134.5、I 88.8、NO2 0.0、NO3 0.7、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 9.7、HPO4 0.2、HCO3 629、CO3 0.0、メタケイ酸 106.7、メタホウ酸 172.1、遊離CO2 21.0、遊離H2S 0.0、など、ガス性除く成分総計は36241mg/kgです。

 加水なし、加温なし、循環ろ過なし、入浴剤の使用なし、消毒処理なして、生の源泉をそのまま味わえます。
 現在の源泉は、かつての伝説の黒湯には遠く及ばない一般的な強塩泉ですが、アンモニア臭漂う源泉は、これはこれで魅力があります。

 吹き出る汗が収まらないまま浴室を後にし、女将さんに挨拶をして退館しました。外に出ますと強い雨が降っていて、土砂降り雨の中に慎重に車を進めました。

 なお、源泉供給元の定期点検のため、6月9日(月)~26日(木)まで休館になります。同様に「塩の湯温泉」も6月9日(月)~24日(火)まで休館になりますので、ご注意下さい。