源泉掛け流し! 素朴さが魅力の 「出湯温泉共同浴場」

 阿賀野市の五頭山の麓にひっそりと佇む「出湯温泉」は、素朴な温泉街が魅力です。先日は「華報寺共同浴場」に行ってきましたが、今回は仕事帰りに「出湯温泉共同浴場」に行ってきました。

 仕事が終わり、ひと風呂ということで、どこに行こうか思案しましたが、久しく行っていなかった「出湯温泉共同浴場」にしました。時刻は7時になろうとしていました。「華報寺共同浴場」は18時半で営業終了ですが、ここは20時までの営業ですのでありがたいです。

 日没時に出湯温泉に到着しました。

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 夕日に照らされた温泉街の道路を進み、左奥にある駐車場に車をとめて、狭い路地を進みました。

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 突き当りに「出湯温泉共同浴場」があります。昔は大正ロマン漂う共同浴場でしたが、改築されて、2008年2月に現在の共同浴場としてオープンしました。

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 暑さのため、玄関は空け放たれていました。券売機で入浴券を購入して、左にある受付に提出します。

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 料金は、大人250円、 小人150円で、タオルはありません。回数券は11枚で、大人2500円、小人1500円です。営業時間は、6時~20時です。左が男湯、右が女湯です。小さな下足棚に靴を入れて中に入ります。

 脱衣場には脱衣棚があります。

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 壁には賑やかな張り紙。

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 ガラス戸越しに浴室が見えます。

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 小さな流しが1つありますが、当然ながらドライヤーはありません。

 狭い浴室に入りますと、洗い場は左右に2か所ずつあり、左は源泉でシャワーなし、右は水道水でシャワー付きです。左の源泉は上がり湯として利用するためのようです。石鹸類はありませんので、持参する必要があります。

 長方形の浴槽には注湯口が2か所あり、注がれた湯は浴槽の縁からオーバーフローされて、掛け流しされています。
 浴槽の左側に段がありますが、浴槽は深く、お尻を底に着けますと、鼻まで湯に浸かってしまいますので、中腰で浸かる必要があります。そのためゆったりと湯に浸かるという雰囲気ではありません。
 無色透明無味無臭の湯は、特徴は感じられませんが、「華報寺共同浴場」の湯よりは柔らかな湯で、湯温は41℃程度で温まりは十分です。

 閉館間際でしたが、客の出入りが多く、長湯はせずに退室しました。脱衣場に冷房はなく扇風機だけですので、噴き出る汗が止まりませんでした。

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 平成27年4月23日付の分析書によりますと、源泉名は、出湯温泉 出湯新温泉。泉質は、単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉温度 40.6℃、湧出量 74L/分(動力揚湯)、PH 8.0。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 68.1、K 2.0、NH4 1.2、Mg 0.0、Ca 51.5、Sr 0.5、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.7、Cl 9.9、Br 0.1、I 0.0、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 235.0、HPO4 0.0、HCO3 22.0、CO3 1.2、メタケイ酸 44.9、メタホウ酸 0.1、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は437.2mg/kgです。
 冬期間のみ加温されますが、源泉がそのままの温度で掛け流しされており、循環・消毒はありません。

 「華報寺共同浴場」は18時半で終わりですので、その後の時間帯はこちらを利用することになります。「華報寺共同浴場」には洗い場がないですが、こちらには洗い場があるので便利です。
 現在建設中の新しい「華報寺共同浴場」が営業開始しますと、どう棲み分けされるでしょうか。

 常連さんがボディソープやシャンプーを持参して次々と来られ、地域になくてはならない温泉であることがわかります。
 行楽目的ではなく、生活のための温泉です。これが「出湯温泉共同浴場」の魅力であり、これからもときどき利用させていただきたいと思います。