阿賀町の最奥 御神楽温泉「みかぐら荘」

 先日阿賀町の「七福荘」に行ったのですが、せっかく阿賀町の上川地区まで行ったので、足を伸ばして御神楽温泉「みかぐら荘」に寄ることにしました。前回来たのは2023年8月でしたので、ちょうど2年ぶりでした。

 御神楽温泉は1978年の新潟県による地質調査のボーリングの際に湧出し、1981年に東蒲原郡初の日帰り温泉として「みかぐら荘」がオープンしました。
 1996年春には宿泊・休憩施設としてリニューアルされ、私も家族で利用させていただきました。
 その後2007年7月に再度リニューアルされて現在の形になりましたが、
経営難から2018年8月からは週末のみに営業が縮小され、2019年10月からは指定管理から外れて阿賀町の直営となり、日帰り入浴だけの営業となって現在に至ります。

 御神楽温泉には「みかぐら荘」のほかにブナの宿 小会瀬」があり、立ち寄り湯が可能です。
 かつては少し奥に進んだところに「あすなろ荘」があり、家族で訪れた懐かしい思い出がたくさんあったのですが、閉館して久しくなります。

 国道49号線を進んで津川市街を抜けて、上川方面の案内板に従って右折して進みます。やがて上川支所があり、その信号を左に進めば七福温泉に行きますが、そのまま直進して数キロ進みます。
 案内板に従って左折して細道を進み、坂道を上った先の右手に「みかぐら荘」があり、その先には「小会瀬」があります。

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 車をとめて玄関へ。

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 雨が降っていて、駆け足で中に入って、右にある下足棚に靴を入れて入館しました。

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 「故障のため 露天風呂休止中」という掲示が3年前からありますが、ずっとこのままであり、この分では修理する予定はなさそうですね。
 その隣に「熊出没注意」とあります。この近辺では最近も実際に熊が出没していますので注意が必要です。

 中に入ってすぐ右の受付に料金を払います。入浴料は、大人500円、小学生300円で、17時以降は100円引きになります。
 営業時間は、10時~20時までで、最終受付は19時30分です。定休日は、毎週木曜日ですが、祝日の場合は営業し、翌日が休業になります。

 奥に進みますと浴室があり、左が御神楽岳と広谷川を眺められる「御神楽の湯」、右が飯豊連峰と上川の田園風景を眺められる「飯豊の湯」で、男女交互で使用されますが、男湯は前回と同様に「御神楽の湯」でした。

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 先客が1人おられましたが、しばらくして出て行かれ、以後浴室は私だけの独占状態となりました。

 脱衣場には、壁際にコイン返却式の鍵付きロッカーがあるほか、中央部に脱衣棚に脱衣籠があります。

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 洗面台には無料のドライヤーがあります。

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 浴室は私だけの貸切状態でしたが、浴室内には携帯電話・スマホの持ち込み禁止との張り紙がありましたので、脱衣場にある浴室内を見渡せるガラス窓から浴室内を撮影させていただきました。

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 浴室は2面ガラス張りで、明るくて開放感があります。窓際に三角形の大浴槽と四角形の小浴槽があり、当初は小浴槽で薬草風呂をやっていたことがあったのですが、遠い昔の思い出です。大浴槽にはジャグジー装置がありますが使用されていません。

 ガラス窓を通して眼下に露天風呂を見下ろすことができるのですが、故障中とのことで使用されていないのが残念です。

 壁際には仕切りなしの洗い場があり、ボディソープとリンスインシャンプーがあります。

 洗身して大小の各浴槽に浸かりました。浴槽には無色透明の湯が満ちていて、大小の浴槽に違いはありません。
 注湯口から大量の湯が注がれていますが、オーバーフローはなく、循環されています。
 無色透明でほぼ無臭ですが若干の薬味があります。肌触りも含めて、あまり特徴は感じられませんが、温まりは十分です。
 湯温は私の体感で41℃程度。浴槽を独り占めして、至福のひとときを過ごしました。聞こえるのは注湯される音だけ。目を閉じて無念無想。じっくりと湯と対話しました。

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 平成27年2月6日付の分析表によりますと、源泉名は御神楽温泉4号。泉質はナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、源泉温度 54.6℃、PH 7.96 です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 398.7、K 5.7、NH4 1.3、Mg 1.9、Ca 11.6、Sr 0.2、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.7、Cu 0.2、Zn 0.0、F 2.6、Cl 110.0、Br 0.5、I 0.3、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 496.7、HPO4 0.0、HCO3 282.5、CO3 0.0、メタケイ酸 37.3、メタホウ酸 2.9、遊離CO2 4.7、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は1352mg/kgです。
 衛生管理上及び源泉供給に支障が生じた場合一時的に水道水を使用して加水、入浴に適した温度に保つため加温(42.0℃)、温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置使用、入浴剤使用なし、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒あり。浴室清掃は毎日実施、浴槽の清掃は毎日逆洗、湯の入れ替え・完全清掃は週1回とのことです。

 湯の入れ替えが週1回というのが気になりますが、利用客は少ないようですので、気にしないで楽しみましょう。

 湯上がりには冷水をいただき、広くはない広間で休憩しました。

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 しばしクールダウンして退館しましたが、混み合うこともなく、静かな時間を過ごすことができて良かったです。
 阿賀町の最奥の温泉で、行くのは大変ですが、非日常を味わうには良い距離感だと思います。
 循環湯で、温泉としての魅力は多いとは言えませんが、ときどき恋しくなりますので、また訪問したいと思います。