秋の虫 月を眺めて 露天風呂 「百花の里 城山温泉」

 9月なっても暑い日が続いていますが、日は随分と短くなり、稲刈りも進んで、秋の到来を実感するようになりました。
 先日の夜、7月以来しばらくぶりに新発田市にある日帰り温泉「百花の里 城山温泉」に行ってきました。
 国道290号線から細い道路を進んで左折して二王子岳を目指して直進。「新発田城カントリー倶楽部」の看板を右折して、坂道を上っていきますと「城山温泉」に到着です。

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 玄関の右上の空には月が昇っていました。その月を眺めて玄関への階段を上がりました。

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 中に入りますと、正面に受付が見え、右手前に下足箱が並んでいます。

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 左上を見上げましたら多数の風鈴が吊るされていて、涼を感じさせました。

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 右手の小さな下足箱に靴を入れて、鍵とともに受付します。料金は大人900円、子供600円ですが、これに燃料調整費100円が加算されますので、大人は1000円になります。タオルセットは150円、館内着は200円です。
 私はJAF会員証を提示して100円引きになりましたが、平日夜ながら夜間割引もなく、タオルなして900円というのは非常に高額です。
 毎回書いていますが、燃料調整費などという姑息的な表現はやめてほしいですね。同じ料金を払うのですから、値上げしましたという方が潔いと思うのですけれど・・。

 右奥に浴室があり、男女交互に使用されます。今回の男湯は前回同様に奥の浴室でした。

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 どちらの浴室も左右対称の配置になっているほかは基本構造に違いがありませんが、奥の浴室は庭園が見渡せるので、開放感を感じることができます。

 狭い脱衣場には木製のロッカーが多数並んでいます。洗面台には5分で100円のダイソンドライヤーが4台あります。ドライヤー持参者用のコンセントも奥の場所に用意されています。

 浴室に入りますと、手前に無駄にも思える空間があり、広々感を感じます。左に打たせ湯、中央に掛け湯と仕切り付きの洗い場が4か所、右に仕切り付きの洗い場が9か所あり、ボディソープとリンスインシャンプーがあります。
 左奥には大浴槽があります。浴槽の左側はジェット付で、浴槽の中には2つの島が作られています。
 左側の窓からは立派な和風の庭園が見えるのですが、夜でしたので何も見えませんでした。

 まず洗い場で洗身しましたが、洗い場は、右の壁際の9か所中3か所は使用できず、ずっとこの状態です。打たせ湯も2つのうち、1つは使用できなくなって何年にもなり、修理する気配はありません。

 浴室内は空いていて、浴槽は私だけの独り占めでした。浴槽には無色透明の湯が満ちていて、注湯口から湯が注がれていますがオーバーフローはなく、典型的な循環湯です。
 カルキ臭が感じられ、自己責任でなめてみますと、薄い塩味と薬味を感じます。残念ながら以前のようなヌルヌル感はありませんが、軽いツルスベ感はありますので、循環湯ながらも温泉らしさは感じられます。
 湯温は41℃程度で熱くありませんので、浴槽内にある加熱源泉の注入場所で背中炙りをするのが私のルーチンです。

 内湯を楽しんだ後に露天風呂に移動しましたが、ここも空いていて、独り占めできました。屋根の下にありますが、岩造りの立派な露天風呂です。
 露天風呂の湯面は、岩に残るかつての湯面の線より10cmほど低くなっていました。今年の4月末に利用したときには湯面が元に戻り、排湯口からオーバーフローされていて良かったと思ったのですが、そのときだけだったようです。7月の利用時には残念ながらまた元に戻り、今回も同様で、ちょっと寂しく感じました。
 湯温は40℃位でぬるめでしたので、手前側の浴槽内の加熱源泉注入場所で背中あぶりをして温まりました。
 泉質的には満足感は乏しいですが、湯に浸かっていますと、ちょうど正面に月が見えて、月見風呂を楽しむことができました。
 秋の虫が賑やかに鳴いていて、季節は夏から秋へと移ろっていることを実感し、感慨にふけりました。

 露天風呂横にはTV付のサウナがありますので、楽しもうと思いましたが、空いている浴槽とは裏腹に、サウナーの皆さんで混んでいて、今回は断念しました。

 入浴を十分に楽しみ浴室を後にしました。泉質的には満足感はイマイチではありましたが、露天風呂で月見風呂を堪能できたのはラッキーでした。
 
 令和5年11月5日付の分析書によりますと、源泉名は、城山温泉。泉質は、含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩温泉(低張性アルカリ性低温泉)。源泉温度 28.5℃(気温16℃)、使用位置 42℃。PH 8.8。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.1>、Na 707.4、K 1.3、NH4 0.7、Mg 0.8、Ca 0.7、Sr 0.1>、Ba 0.1>、Al 0.1>、Mn 0.1>、Fe(II) 0.1>、Fe(III) 0.1>、Cu 0.1>、F2.6、Cl 81.7、Br 0.2、I 0.2>、HS 3.5、S2 0.1>、S2O3 0.1>、HSO4 5.0>、SO4 386.6、HCO3 1004、CO3 38.1、メタケイ酸 20.1、メタホウ酸 2.7、メタ亜ヒ酸 0.1>、遊離CO2 2.1、遊離H2S 0.1> など、ガス性除く成分合計は 2369mg/kgです。
 入浴に適した温度に保つため加温、衛生管理のため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤を使用、毎偶数月にレジオネラ属菌の検査を完全実施とのことです。
 毎回書いていますが、硫化水素イオンが3.5mg/kgあり硫黄泉に該当しますが、循環された浴槽の湯からは硫黄泉らしさは全く感じられません。希釈についての記載はありませんが、体感上は分析書の数字より薄く感じられます。

 湯上りには浴室前の休憩所でひと休み。

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 ここの椅子が好きで、TV観ながらリラックスしているうちに夜も更けましたので退館し、暗闇のなかに車を進めて国道290号線に出ました。

 料金が高いだの、燃料調整費なんてやめろだの、ツルスベが乏しくなっただの、いろいろ文句ばかり書いていますが、時期が経つと行きたくなってしまいます。また、利用させていただきたいと思います。