アブラ臭漂う名湯 お湯良し、眺め良し「麻生の湯」

 先週の日曜日、長岡に行く用事があり、せっかくですので、長岡市内の温泉に浸かることにしました。10月の長岡訪問時には西側の「喜芳」を利用しましたので、今回は東側の「麻生の湯」にしました。前回利用したのが今年の1月でしたので、10か月ぶりでした。

 この日は雨の天気予報が出ていましたが、雨は降らず、快適なドライブで長岡入りしました。
 国道8号線川崎ICから栃尾方面に進み、トンネル手前を左折して少し進みますと、右手に「麻生の湯」があります。
 ここは2007年4月19日にオープンしましたが、それ以前の源泉垂れ流し時代からのファンであり、いろいろな思い出がありますが、書ききれませんので、止めておきましょう。

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 坂道を上った右手に駐車場がありますので、車をとめて、入館前に足湯を覗いてみました。

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 「天然足湯 足ばす(ふっとばす)」というネーミングです。

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 細長い浴槽に源泉が注がれて、反対側から掛け流されています。

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 湯は微白濁し、アブラ臭を漂わせています。注湯口から注がれている源泉を自己責任でなめてみますと、塩味と苦味があります。

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 適度な湯温で、足だけでなく、全身を浸かってみたくなるほどの素晴らしい湯で、足湯にはもったいなく感じます。

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 高台にありますので、ここからの眺めもいいですね。

 さて、道路の反対側に「麻生の湯」があります。

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 奥に玄関がありますので、中に入りますと、館内はコンパクトであり、雑然とした館内が迎えてくれます。

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 右にある下足箱に靴を入れます。

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 左の受付で料金を払います。

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 7月5日から値上げされて、タオルなしで大人940円、小人470円、タオル付きで大人1050円、小人540円になりました。営業時間は10時~22時で、最終受付は21時15分です。

 受付の左奥に浴室があります。

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 手前が男湯、奥が女湯です。

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 浴室に入りますと、左にスチールロッカーが並んび、右に洗面台があります。洗面台には無料のドライヤーが3台、整髪料、ヘアブラシ等があります。

 浴室に入りますと、照明が落とされていて暗く、落ち着いた雰囲気です。日曜日の昼ながらも空いていて、混雑はありませんでした。
 左に、掛け湯、ドライサウナ、水風呂、大浴槽があります。右には洗い場があり、仕切り付きが4ヵ所、仕切りなしが11ヵ所でボディーソープ、シャンプー、コンディショナーがあります。

 浴槽は石造りで、シックな雰囲気です。ジャグジー、ジェット付きで、淡褐色透明な湯が満ちています。湯温計は作動していませんでしたが、体感で40℃程度のぬるめでしたでした。
 注湯口から源泉が注がれていますが、オーバーフローはありません。湯は塩辛く、苦味があり、アブラ臭を感じます。

 外には露天風呂。手前の軒下にある浴槽は石造りで、ここはなぜかモール泉のような紅茶色の湯で、湯温計は39.8℃を表示していました。注湯口から源泉が注がれていますが、オーバーフローはありません。

 そして、外側には、長細い木製の浴槽があり、左は非常に狭く、右へ行くほど広くなりますが、それでも狭いです。
 左にある注湯口から注がれた湯は、右側にの排湯口からオーバーフローされていますが、浴槽内の源泉注入もあります。
 ここの湯は、足湯と同様に微白濁しており、茶色い湯花が浮遊・沈殿しています。ここも湯温は40℃程度のぬるめでした。
 浴槽に浸かった状態では景色は見えませんが、高台にありますので、眺めは良いです。気分爽快にゆったりと湯を楽しみました。

 長岡の市街地周辺にはたくさんの温泉がありますが、景色が良いのは、西の「喜芳」と東の「麻生の湯」が双璧で、この眺めの良さも魅力です。

 内湯に戻り、サウナも空いていましたので利用しました。3段あって広々としたサウナを独り占めし、TVを観ながら汗を流しました。

 日曜日ながらも混雑はなく、各浴槽とも独り占めでの入浴ができて、いい時間を過ごしました。温泉にサウナと、たっぷりと楽しんで浴室を後にしました。

 なお、浴室や脱衣場には、高齢ではない美しいお姉さんが出入りしていて、純情な私は意識してしまいました。

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 平成28年8月16日付の分析表によりますと、源泉名は麻生田観音堂温泉、泉質は含よう素-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高張性中性高温泉)です。源泉温度は44.1℃、湧出量は150L/分(動力揚湯)、PH 7.2 です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.7、Na 4259、K 244.8、NH4 8.2、Mg 57.4、Ca 1868、Sr 14.6、Ba 3.2、Al 0.1未満、Mn 2.3、Fe(II) 1.9、Fe(III) 0.1未満、Cu 0.1未満、F 0.3、Cl 10320、Br 57.7、I 21.3、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.8、HSO4 5.0未満、SO4 5.0未満、HCO3 53.2、CO3 0.1未満、メタケイ酸 118.6、メタホウ酸 41.5、遊離CO2 7.1、遊離H2S 0.1未満 など、ガス性除く成分総計は17070mg/kgです。
 入浴に適した温度に保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過装置を使用、常に新しい温泉を補給し浴槽からあふれ出た分は掛け流しし、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を実施と掲示されています。

 塩辛さと苦みが強く、アブラ臭が感じられる源泉は、強烈な個性を放っていて、存在感があります。
 長岡市にはたくさんの温泉がありますが、周辺の温泉の泉質と比べて、ここの泉質は大きく異なっているのが興味深く感じられます。
 すぐ北にある桂温泉や、南にある長岡温泉は単純温泉ですが、ここはアブラ臭も感じる強塩泉ですので不思議ですね。

 湯上がりには食事処で昼食をいただきました。タッチパネルで注文しますが、ここで必ずいただくのはこれです。

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 源泉を使用した梅塩ラーメン(800円)です。ほのかにアブラ臭も感じられ、温泉好きの皆さんにはお勧めできます。

 副食にこれをいただきました。

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 秋限定メニューのジンギスカン(950円)ですが、肉が少ないのが残念でした。温パラのクーポンでソフトドリンクもいただいて、お腹を満たしました。

 腹ごしらえも終わり、TVでドジャースのワールドシリーズ優勝を見届けて退館し、次の目的地へと向かいました。

 浴室も泉質も素晴らしく、食事処のメニューも充実しています。川崎ICからすぐの場所ですので、車で行くには非常に便利ですが、長岡駅からの無料の送迎バスがありますので、車でなくても便利です。
 長岡市には、中心市街地をはさんで東西にたくさんの個性と魅力あふれる温泉があり、長岡市民がうらやましいです。