たまにはセレブな雰囲気を味わいましょう 「ヴィネスパ」

 先日の午後に新潟市内で重要な会議がありましたが、それが終わった後はフリーになりましたので、温泉で疲れを取ることにし、久しぶりに新潟市西蒲区の「ヴィネスパ」に行って来ました。
 私の自宅からは緒立温泉の次に近い温泉なのですが、足が遠のいており、今年の3月に利用して以来8か月ぶりでした。

 海岸沿いの国道402号線を進み、角田山麓のシーサイドライン入口のラウンドアバウト交差点手前で左折してアクセス道路を進み、「カーブドッチ」に到着しました。
 ここにはブドウ畑に囲まれた場所に、ワイナリーやレストラン、ホール、ホテル等が点在して、世間の喧騒から隔絶された異空間となっています。この一番奥に入浴施設の「ヴィネスパ」があります。

 「ヴィネスパ」は、2009年4月のオープン以来のファンであり、その変遷を見守ってきました。以前は頻回に通っていて、常連を自称していたのですが、2022年3月にブックラウンジを併設した温泉施設としてリニューアルオープンしてからは高額料金に恐れをなして足が遠退き、利用頻度が少なくなって現在に至ります。
 現在も7時からの朝湯は楽しめるのですが、かつての朝6時から500円の朝湯に毎週通っていた時代が懐かしく思い出されます。

 ということで、最近は全く利用しておらす、たまには利用しなければと思っていましたが、休日料金は1500円と高額ですし、平日の夜間割引もなくなりましたので、平日にゆっくり利用できる日を模索し、漸く今日の日となったというのが真相です。

 平日の夕暮れ時ながら、駐車場は混雑していました。車をとめて、玄関へ。

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 中に入りますと、私のような下品なジジイには似合わないセレブな世界が広がります。クリスマスツリーが飾られて、年末であることが実感されます。

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 ワイナリーの中の施設であることを実感させてくれます。

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 左に進みますと券売機がありますので、入浴券を購入。

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 タオルなしで、平日1000円、土日祝日1500円です。タオルセットは350円、館内着350円です。
 営業時間は7時~22時ですが、木曜日のみ10時~22時です。火曜日の9時~10時は浴室の利用ができません。

 下足箱に靴を入れ、館内を奥に進みます。館内にもクリスマスツリーが飾られていました。

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 本棚にはたくさんの本が並び、これらの本は自由に読むことができます。椅子が並び、中庭には噴水があります。まさにセレブな非日常の世界です。

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 右に折れて、奥に進みますと、入浴の受付があります。

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 入浴券と下足箱の鍵と引き換えに、ロッカーキーを受け取ります。

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 脱衣場にはスチールロッカーが並び、洗面台には無料のドライヤーがらあります。紙コップ式の飲水機があります。牛乳の自販機があるのですが、160円は高いですね。

 浴室に入りますと、以前は掛け湯があったのですがなくなりました。右の壁際には仕切り付きの洗い場があり、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナーがあります。
 内湯には、窓際に大浴槽がひとつあるのみで、無色透明な湯が満ちています。ガラス窓からの外の景色を見ながら温泉を楽しむことができます。
 窓側の中央に注湯口があり、加熱源泉が注がれていて、その分は掛け流しされているのですが、以前に比して注入量が少なくて、掛け流しという味わいは乏しくなっているのが残念です。
 湯温計は41.0℃を表示していました。ここは2号源泉(アルカリ性単純温泉)が使用されていますが、無色透明無味無臭ながらも、ツルスベの湯は気持ち良かったです。

 内湯を楽しんだ後は、露天風呂へ移動。まずは、左にある、屋根付きの小露天風呂に浸かりました。
 ここは1号源泉(アルカリ性単純温泉)が使用されています。注湯口が2か所あり、加熱源泉が注入されており、浴槽の縁からオーバーフローされています。
 浴槽の大きさに比して、源泉の注入量は十分であり、湯の鮮度は高く、満足度は内湯以上に高く感じます。
 無色透明無味無臭の湯はツルスベ感があります。湯温計は42.2℃を表示。ほどよい温度で、良く温まりました。
 暮れ行く空、そして角田山の穏やかな姿を眺めながら、湯と対話しました。

 続いては、大露天風呂へ。ここは内湯と同じ2号源泉が使用されていますが、循環式です。手前には屋根があり、屋根のない右側は浅くなっていて、寝湯的に利用できます。
 右奥と、浅くなっている所の2か所に加熱源泉の注入場所があり、大量に湯が供給されています。屋根のある部分の手前側に、加熱された新源泉がチョロチョロと注がれています。循環式ながらも、ツルスベの湯は気持ち良く、不満は感じません。

 サウナも利用しました。5~6人で満員の小さなサウナですが、窓から露天風呂を見回せます。室温は94℃ほどで、たっぷり汗を流しました。
 サウナ前には小さな水風呂があり、16.1℃と表示していました。健康のため、水風呂は使用せず、内湯に戻ってシャワーを冷水にしてクールダウンしました。
 外に出て、リクライニングベッドに寝て、空に浮かぶ雲を眺めていますと、次第に夕闇に覆われてきました。

 入浴を繰り返すうちに、真っ暗となり、夜が訪れてました。十分に楽しみ、浴室を後にしました。
 
 平成29年9月5日付の分析書によりますと、小露天風呂で使用されている角田山温泉1号源泉(るりの湯)は、泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)、源泉温度42.7℃、湧出量記載なし、PH 9.0です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Na 192.2、K 3.0、Mg 0.2、Ca 2.5、F 0.9、Cl 55.1、Br 0.2、I 0.2、NO2 0.5、SO4 123.9、HCO3 245.9、CO3 27.0、メタケイ酸 46.3、メタホウ酸 2.1、遊離CO2 0.3 など、ガス性除く成分総計は700mg/kgです。

 内湯と大露天風呂で使用されて角田山2号源泉(ひすいの湯)は、泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)、源泉温度48.0℃、湧出量記載なし、PH 9.0です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Na 258.1、K 2.0、Ca 2.3、F 1.3、Cl 147.1、Br 0.3、I 0.2、NO2 0.2、SO4 187.6、HPO4 0.1、HCO3 152.6、CO3 27.0、メタケイ酸 61.0、メタホウ酸 3.7、遊離CO2 0.1 など、ガス性除く成分総計は844mg/kgです。
 1号源泉は、当初はガス性除く成分総計が1379mg/kgのナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉で、アブラ臭も感じられたのですが、その後に濃度が薄くなって塩類泉の基準を満たさなくなり、アルカリ性単純温泉となりました。2号源泉よりツルスベ感が若干弱く、さらりとした浴感ですが、十分量が掛け流しされており、鮮度が高く感じられます。
 2号源泉は、内湯は掛け流しですが、浴槽の大きさに比して新源泉の注入量が少ないのが残念です。でもツルスベ感が強く、アルカリ性単純温泉の魅力が感じ取れます。
 大露天風呂では循環式ですが、ツルスベ感が強く、大きな浴槽は開放感もあって、これはこれで十分魅力的です。

 浴室を出た後は、ロビーで噴水を眺めながらクールダウンしました。

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 その後は2階に上がりました。

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 本に囲まれて椅子がたくさんありますので、その椅子に座って寛ぎました。

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 いつしか時間が過ぎて、夜も更るにつれて、館内は空いてきて、静けさが訪れましたので退館しました。

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 真っ暗なアクセス道路を進んで国道に出て、自宅へと向かいました。

 私は高額な料金に恐れをなして避けていましたが、かなりの賑わいでした。若い人たち中心で、私など最高齢の部類でしょう。リッチな若者が多いんだなあと驚き、羡み、懐も心も貧しい我が身を嘆きました。
 ちょっと高額ですが、値段分の満足感は十分に感じることはできると思います。また機会を見て訪問したいと思います。