新年の一番湯をいただく 緒立温泉「黒埼荘」

 新潟市西区にある緒立温泉。かつては数軒の温泉旅館で利用されていましたが、今では老人福祉センター「黒埼荘」だけで楽しむことができます。
 老人福祉施設だけあって、新潟市民は安価に利用できるのが魅力です。もちろん老人以外の一般市民も利用できますし、新潟市以外の人も利用できます。
 私の家から一番近い天然温泉ということで、しばしば利用させていただいていますが、
しばらく記事にしていませんでしたので、昨年8月以来5か月ぶりに紹介させていただきます。

 新潟市内の公共施設は12月29日~1月3日まで休みのところがほとんどだと思いますが、ここも3日まで休みで、4日から営業を開始しました。
 施設としての営業時間は9時からですが、浴室の利用時間は10時からですので、新年の一番湯をいただくため、10時の浴室営業の開始時刻に合わせて行ってきました。

 今年の年末年始は雪模様でしたが、今日はみぞれでした。新潟西バイパス・亀貝ICから、新潟西警察署の前を通って進み、ガソリンスタンドのある交差点で左折すれば、すぐ右に「黒埼荘」があります。

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 駐車場に車をとめて玄関へ向かいます。いつもなら「ゆ」と書かれた赤い看板が迎えてくれるのですが、新年初日の今日はありませんでした。
 玄関前に松飾りもなく、新年を祝う雰囲気は全くありませんでしたが、公共の福祉施設ですので、仕方ないですね。

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 玄関に入りますと、案内板があります。

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 中に入りますと左に下足箱がありますので、靴を入れます。昨年から番号札が付けられるようになり、靴を間違えないで済むようになりました。
 靴に洗濯ばさみで番号札を付け、対になる番号札を自分で保管して、帰るときに下足箱に戻します。

 右手にある券売機で入浴券を購入します。入浴料金は、市内60歳以上120円、市内一般300円、市内小中学生140円、市外一般540円、市外小中学生140円です。
 市内60歳以上に限り、定期利用券があり、1か月600円、6か月3600円、1年6000円ですので、頻回に利用する人には便利です。
 開館時間は、9時~16時30分で、入浴時間は、10時~16時まです。休館日は、毎週月曜日、5月4日、8月13日~8月15日、12月29日~1月3日です。
 新潟市民は、一般でも300円と安価に利用できますが、60歳以上は120円と格安であり、これは利用しない手はありません。「還暦過ぎたら Go!」です。

 待ち構えている係員に入浴券を渡して浴室に行きます。実は先月利用したとき、たまたま天然温泉の浴室が故障中で使用できなかったのですが、今回はそんなこともなくて良かったです。

 ロビーを挟んで、左に天然温泉(緒立温泉)を使用した旧来からの小さな浴室があり、右奥に沸かし湯の広い浴室があります。この二つの浴室を楽しめるのが、この施設の最大の魅力です。

 どうせなら天然温泉の一番湯を楽しみたいですので、まずは左側の浴室に行きました。

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 10時の浴室営業開始とともに入館したのですが、すでに浴室には数人の客がいて、一番乗りにはなりませんでした。
 この
浴室には、由緒ある緒立温泉が使用されているのですが、脱衣場、浴室とも非常に狭く、混雑時はゆったりできないのが難点です。

 脱衣場には鍵付きスチールロッカーがありますが、狭いので脱衣場の外で脱衣している人もおられます。洗面台にはドライヤーはありません。

 浴室には小さな浴槽が1つあるのみで、茶濁りの湯が満ちており、加熱・循環されています。壁際に8か所ある洗い場には、ボディソープがありますが、シャンプーはありません。

 浴室内にはもうもうとした湯気が立ち込めていて、奥は見えないほどでした。洗い場で大急ぎで洗身して、浴槽に浸かりました。
 すでに先客が4~5人入浴しておられましたが、そこは慣れた私ですので、隙間に入り込み、肩を寄せ合って湯を楽しみました。
 茶濁りの湯は無臭ですが、薄い塩味がします。湯温は41~42℃程度で、ツルスベ感も感じられて、温まりも良かったです。
 加熱循環ながらも、由緒ある緒立温泉の魅力は十分に感じられ、新年の営業開始直後の一番湯をたっぷりと楽しみました。
 係員が今日の湯加減はどうかと見に来ましたが、常連さんがちょうど良いと答えていました。
 
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 平成30年1月16日付の分析書によりますと、源泉名は、緒立温泉。泉質は、ナトリウム・塩化物温泉(低張性中性冷鉱泉)、源泉温度14.8℃(使用位置43.0℃)、湧出量56L/分(動力揚湯)です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 778.0、K 32.7、NH4 22.7、Mg 30.1、Ca 27.1、Sr 0.4、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.8、Fe(II) 7.3、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.1、Cl 1374、Br 4.8、I 3.0、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 4.0、HPO4 0.0、HCO3 463.8、CO3 0.0、メタケイ酸 54.3、メタホウ酸 0.0、遊離CO2 30.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は2764mg/kgです。
 加水なし、加温あり、循環ろ過装置使用あり、塩素系薬剤による消毒あり、入浴剤の使用なしとのことです。

 薄い塩味がする茶濁りの湯ですが、冷鉱泉ですので、加熱循環は避けられません。昨年からは定期的に「天然どろ温泉」を始めて、濁りの強い湯を楽しむことができます。第2・第4日曜日にやっているようですので、確認の上利用されると良いと思います。

 温泉をたっぷりと楽しみ、右奥にある新館浴室に移動しました。こちらの方が沸かし湯ながらも広くてリラックスできます。

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 脱衣場には、鍵付スチールロッカーと脱衣棚に脱衣籠があります。奥まったところに洗面台があり、無料のドライヤーが2台あります。浴室入口の足拭きマットは電気式です。

 浴室に入りますと、右側の窓際に扇型を引き延ばしたような浴槽があり、左側にはジャグジーとジェットが付いています。浴槽の中央に注湯口があり、間欠的に大量の湯が供給され、タイミングによってはオーバーフローが多くて、掛け流し気分を味わうこともできます。

 壁際には仕切りなしの洗い場が5か所+3か所の計8か所あります。ボディソープがありますが、シャンプーはありませんので、持参しましょう。

 さて、浴槽の湯は、いつもは42℃程度なのですが、今回は営業開始直後のためか40~41℃程度でした。
沸かし湯ながらも、スーパー銭湯のようなきついカルキ臭はありませんので、気持ち良く湯に浸かれます。ジェットで腰をマッサージして、癒やしの時間を過ごしました。

 二つの浴室楽しみ、ロビーでテレビを見ながら休憩しました。

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 新潟市民は300円と格安で利用できますし、特に60歳以上なら120円ですから、これを利用しない手はありません。皆様方も是非ご利用ください。
 ただし、若い世代の皆さんが利用されるときは、私のような高齢者への温かい目と、リスペクトを忘れないようにお願いします。

 雪が降ったり、みぞれが降ったり、落ち着かない天候の中家路に着きました。天然温泉としましては、これが2026年の初湯となりました。