夕食がてらに 聖籠観音の湯「ざぶーん」

 聖籠町にある聖籠観音の湯「ざぶーん」は、新潟東港の税収で潤う聖籠町の公共温泉施設です。充実した施設と濃厚な源泉が魅力で、人気施設になっており、休日には混雑必至です。
 私は1998年4月5日のオープン以来のファンであり、その変遷を見守ってきました。源泉トラブルが何度も繰り返され、その度に沸かし湯営業が行われました。
 抜本的な対策として2018年には新源泉が掘削されて、新源泉を使用開始しようとした矢先に、今度はレジオネラ騒ぎで温泉営業が休止され、漸く2019年2月1日から新源泉による営業を開始しました。
 しかし、再びレジオネラが検出され、3月15日から再度休館になったりと泥沼状態に陥り、4月22日に営業が再開されました。
 その後も秋に源泉ポンプのトラブルでの沸かし湯営業をしたり、2021年6月にも配管工事による沸かし湯営業があったりと、度重なる苦難とともに歴史を刻んで現在に至ります。

 前置きが長くなってしまいましたが、それだけ思い入れが強い温泉施設ということでご理解ください。頻回に利用させていただいていますが、昨年10月に利用して以来、しばらく利用していませんでしたので、2月中旬の某日の夜に、4か月ぶりに行ってきました。

 この日は、昼までは晴れていましたが、夕方から雪になり、車に積もった雪を除けて、時おり強い雪が吹き付ける中に車を進め、ざぶーんに到着しました。

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 寒風が吹く中に、急ぎ足で玄関に向かいました。

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 左手の下足箱に靴を入れ、受付へ。

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 料金は、タオルセット付きで、大人850円、小人450円ですので、値上げラッシュのこのご時世では格安です。

 浴室は、奥(左)が「聖の湯」、手前(右)が「観音の湯」で、男女交互で使用されます。今回の男湯は奥の「聖の湯」でした。

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 2つの浴室は、浴槽の構成や洗い場の配置がかなり異なり、印象が随分異なりますが、露天風呂は同じ印象です。
 どちらの浴室も、それぞれに魅力がありますが、このところ「聖の湯」が続いています。

 脱衣場に入り、ロッカーを探しましたが、私の番号のロッカーがありません。受付で女湯のロッカーを間違えて渡されたようです。このような間違いは以前にもあり、今回が2回目でした。ほかの施設ではこのような経験はなく、注意していただきたいものです。

 浴室に入りますと、右に仕切り付の洗い場があり、ボディソープとリンスインシャンプーがあります。左には、ドライサウナ、水風呂、ジャグジー風呂、寝湯、そして窓際にL字型の大浴槽があります。
 悪天候の平日夜ということで空いているとばかり思ったのですが、若者グループがたくさんおられました。

 洗身して内湯に浸かりました。浴槽にはいつもの黄褐色の湯ではなく、無色透明の湯が満ちており、濁りはありませんでした。
 軽いアンモニア臭・ヨード臭が漂い、自己責任でなめれば塩辛く、ツルスベ感を感じます。
 湯温計は40.9℃を表示していましたが、体感的にはもっとぬるめに感じ、浴槽内の加熱源泉の注入場所で温まりました。
 県内有数の強塩泉だけあって、浴槽の縁に頭を載せて身体を伸ばしますと、湯面に身体が浮いてきます。循環湯ではありますが不満はなく、気持ち良く温泉を楽しみました。

 露天風呂に行きますと、ここはガラガラで、ゆったりと湯に浸かりました。内湯よりは熱めでしたが、加熱源泉が強い水流で流されていますので、それを身体に受けて温まりました。これだけ強い水流は県内随一ではないでしょうか。

 今回は、サウナはサウナーの皆さんで混雑しており、入り込む余地はなく、温泉だけを楽しみました。

 平成31年1月24日分析の分析書によりますと、源泉名は聖籠観音の湯(新源泉)。泉質は含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。泉温45.5℃、使用位置42℃です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、)は、Li 4.1、Na 10510、K 128.5、NH4 125.3、Mg 78.0、Ca 329.2、Sr 7.2、Ba 3.5、Al 0.1未満、Mn 0.2、Fe(II) 1.4、Fe(III) 0.1未満、Cu 0.1未満、F 0.4、Cl 17330、Br 121.5、I 71.4、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.2、HSO4 5.0未満、SO4 5.0未満、HCO3 1058、CO3 1.0、メタケイ酸 88.1、メタホウ酸 335.1、メタ亜ヒ酸 0.1未満、遊離CO2 141.0、遊離H2S 0.1未満 など、ガス性除く成分総計は30190mg/kgです。
 季節により温度調整のため加水・加温、入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を行っているとのことです。

 循環湯ではありますが、県内有数の濃厚な強塩泉ですので、循環されても温泉のパワーは失われません。もう少し熱めが私の好みですが、一般にはちょうど良い温度でしょう。

 浴室を出て、空いていた広間で
冷茶をいただきながらクールダウンしました。

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 ひと休みして、食事処で夕食をいただきました。

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 今回は鯖の味噌煮と天ぷら定食(1350円)です。お酒を飲みながら盛り上がっているほかのテーブルを横目に、一人寂しくいただきました。

 ロビーでTVを観ながらしばし休息。

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 夜も更けたところで退館し、時折激しく雪が吹き付ける中にバイパスを走りました。途中から雪や雨はやみ、快適に家路に着きました。