新装なった「ヴィネスパ」を楽しむ

 新潟市西蒲区の角田山の麓に、ブドウ畑に囲まれて、ワイナリーとして人気の「カーブドッチ」があります。
 2007年7月に1号源泉の掘削に成功しましたが、掛け流しできるほどの湯量がなかったため、2号源泉を掘削し、2008年3月に湧出に成功しました。
 この2つの源泉を利用して、2009年4月22日に宿泊もできる温泉施設として開業したのが「ヴィネスパ」です。

 以後その変遷を見守ってきましたので、このブログの登場回数も多く、検索してただければたくさんの記事が出てくるかと思います。
 当初は朝6時から500円の朝湯をやっていて、毎週のように楽しませていただき、常連を自認していましたが、2013年8月からこの朝湯がなくなったのは残念でした。今は7時からの朝湯は楽しめるのですが、夜明けの朝湯にはなりませんし、料金も高額なのが残念です。

 開業当時はアクセス道路は未舗装で、雨が降ると大きな水たまりができて、車は泥だらけになったりしましたが、今となっては懐かしい思い出です。
 その後周囲には数々の施設が建ち並び、現在ではブドウ畑に囲まれた一大リゾートゾーンとして発展を遂げています。

 2022年1月から大規模な改修工事が行われて、2022年3月1日にリニューアルオープンし、4000冊の本に囲まれたブックラウンジを備えた全く新しいコンセプトの施設に生まれ変わりました。
 しかし、2022年8月のお盆から繁忙期特別料金が設定されて1500円となり、9月の休日にも特別料金が継続され、10月からは土日祝日も恒常的に1500円の料金設定になりました。平日夜間割引も700円から800円に値上げされ、2024年5月から平日夜間割引も廃止され、利用頻度が減ってしまいました。

 そんな中、今年の1月に長期の休館とともに再び改修工事が行われ、2月1日(日)にリニューアルオープンしました。
 どのように改修されたのか気になり、すぐにでも行きたかったのですが、高額な入館料に恐れをなして、行かないまま時間が経ってしまいました。
 でも、さすがにそろそろ行かねばということで、先日行ってきました。昨年11月以来でしたので、4か月以上もご無沙汰でした。

 新潟市西部の海岸部を走る国道402号線を進み、角田山麓のラウンドアバウト交差点のすぐ手前を左折して進みますと、右手にブドウ畑、左手にはカーブドッチと関連施設が点在し、その奥に「ヴィネスパ」があります。

 駐車場に車をとめて玄関に向かいます。

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 玄関を入りますと、これまでは、左に券売機と下足箱がありましたが、宿泊者入り口になり、右に日帰り客用の入口ができていました。

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 新しくできた日帰り用入り口を入り、下足箱に靴を入れます。

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 これまで通ることのなかった女湯前を通って奥に進みます。

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 この奥の従来の浴室受付で、下足箱の鍵とともに料金を払い、脱衣場のロッカーキーを受け取ります。

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 入館料は、平日1000円、土日祝日・繁忙期は1500円、タオルセット350円、館内着350円です。就学前の幼児の利用はできず、子供料金の設定はありません。
 営業時間は、7時~22時(木曜日のみ10時から)です。火曜日の9時~10時のみ浴室の利用ができません。

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 脱衣場に入りますと、洗面台・化粧台がこぎれいになっており、無料のドライヤーが3台ありました。ローション類や綿棒等がありましたが、櫛やヘアブラシはありません。
 これまで化粧台の右に給水機がありましたが、撤去されていて、その分広くなっていました。

 浴室への最初の自動扉を開けますと、ここに給水機がありました。以前はプラスチック製のコップでしたが、紙コップになっていました。
 もうひとつ自動扉を開けますと浴室です。これまで直ぐに掛け湯がありましたが、閉鎖されていました。

 内湯は一見して変わりないようでしたが、洗い場のカランが新しくなっていました。また、これまでのボディソープ、シャンプー、コンディショナーのほかに、Face and  Hand Soap と書かれた小瓶がありました。

 洗身して内湯に浸かりました。ここには2号源泉が使用されrており、アル単の魅力を感じさせるツルスベの湯はこれまで通りでしたが、いつもより極わずかに濁りを感じました。湯温計は40.6℃を表示し、まあまあ温まりました。
 この浴槽は循環がなく掛け流しのはずなのですが、注湯量が少ないので、オーバーフローというほどではありません。昔はちゃんとした掛け流しだったんですけどね。

 露天風呂は以前と変わりはありませんでした。左の小露天風呂には1号源泉が使用されてます。2号源泉と同様のツルスベ感がありますが、若干さっぱりした印象があります。
 浴槽の大きさに比して、2か所の注湯口から十分量の源泉が注湯されていて、オーバーフローされています。掛け流しですので鮮度は良好です。湯温計は41.0℃を表示。夕暮れの角田山を眺めながら、まどろみの時間を過ごしました。

 大露天風呂は、2号源泉の循環湯で、カルキ味とカルキ臭を感じます。湯温計は42.7℃を表示しており、加熱源泉注入場所ではかなり高温でしたので、よく温まりました。ツルスベ感はあって、温泉としての楽しみは十分に感じられます。

 サウナも利用しました。入口が変更されて、その分座席が若干拡張されていました。入り口には今どき珍しくなった一人用の布製サウナマットが積んでありました。

 温泉にサウナと、十分に楽しんで浴室を後にしました。
 
 平成29年9月5日付の分析書によりますと、小露天風呂で使用されている角田山温泉1号源泉(るりの湯)は、泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)、源泉温度42.7℃、湧出量記載なし、PH 9.0です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Na 192.2、K 3.0、Mg 0.2、Ca 2.5、F 0.9、Cl 55.1、Br 0.2、I 0.2、NO2 0.5、SO4 123.9、HCO3 245.9、CO3 27.0、メタケイ酸 46.3、メタホウ酸 2.1、遊離CO2 0.3 など、ガス性除く成分総計は700mg/kgです。

 内湯と大露天風呂で使用されて角田山2号源泉(ひすいの湯)は、泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)、源泉温度48.0℃、湧出量記載なし、PH 9.0です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Na 258.1、K 2.0、Ca 2.3、F 1.3、Cl 147.1、Br 0.3、I 0.2、NO2 0.2、SO4 187.6、HPO4 0.1、HCO3 152.6、CO3 27.0、メタケイ酸 61.0、メタホウ酸 3.7、遊離CO2 0.1 など、ガス性除く成分総計は844mg/kgです。
 1号源泉は、当初はガス性除く成分総計が1379mg/kgのナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉で、アブラ臭も感じられたのですが、その後に濃度が薄くなって塩類泉の基準を満たさなくなり、アルカリ性単純温泉となりました。2号源泉よりツルスベ感が若干弱く、さらりとした浴感ですが、十分量が掛け流しされており、鮮度が高く感じられます。
 2号源泉は、内湯は掛け流しですが、浴槽の大きさに比して新源泉の注入量が少ないのが残念です。でもツルスベ感が強く、アルカリ性単純温泉の魅力が感じ取れます。
 大露天風呂では循環式ですが、ツルスベ感が強く、大きな浴槽は開放感もあって、これはこれで十分魅力的です。

 入浴後はロビーで中庭の噴水を見ながら休憩。

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 場所を移してさらに休憩。

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 炎の演出が高級感を醸し出していていました。

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 これまでロビーは玄関から浴室への通路になっていましたが、入り口が変更されて奥まった空間になり、落ち着いた静かな雰囲気になりました。

 2階はこれまでと不変でした。

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 しばし寛ぎの時間を過ごしました。

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 夜も更けたところで退館し、真っ暗な夜道を進みました。

 今回の改修により入り口が変更され、ラウンジ部分がこれまで以上に落ちついたセレブな空間になって良かったと思います。
 タオルなしで平日1000円、土日祝日1500円という高額料金は、私のような者には敷居が高く、利用頻度が激減してしまいましたが、値段分の満足感は得られますので、たまには行かねばという認識を新たにしました。