営業再開! 岩室温泉「新潟市岩室健康増進センター よりなれ」

 新潟市西蒲区の岩室温泉の高台にある「新潟市岩室健康増進センター よりなれ」は、新潟市の天然温泉を楽しめる公共温浴施設として、緒立温泉の「黒埼荘」と並んで貴重です。
 合併前の岩室村時代の1995年に「遊雁の湯 よりなれ」として日帰り温泉営業を開始しましたが、当時は「だいろの湯」はまだなく、近隣では「じょんのび館」があるくらいでしたから、たびたび利用させていただきました。
 新潟市に合併後は新潟市の公共温泉施設となって現在に至りますが、タオル付ながら安価に利用できるのが魅力でした。
 2025年4月から、新潟市の他の公共施設と同様に料金が値上げされ、同時に指定管理者がVERTEXになって利用形態が若干変わりました。

 こんな中、昨年9月に機器トラブルで臨時休館することがありましたが、12月24日より機器の故障により岩室温泉の源泉を使用している露天風呂が使用できなくなり、内湯と同様の沸かし湯になりました。そして1月6日からは長期の臨時休館となりました。
 いつ営業を再開するか心待ちにしていましたが、ようやく4月9日より営業が再開されました。岩室では「だいろの湯」は再開の気配が全くないので、「よりなれ」の営業再開はうれしいニュースでした。
 長期休館によりしばらく利用できませんでしたので、どうなったのか確認する意味も含めて、昨日の土曜日に行ってきました。昨年9月末以来でしたので、半年以上振りということになります。

 岩室温泉街を抜けて、岩室リハビリテーション病院手前を右折して、クネクネ坂道を上がって行きますと「よりなれ」があります。

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 駐車場は道路沿いのほか、坂を上った先にもあります。この上の駐車場からは新潟平野が一望されて良い眺めです。

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 坂を下って「よりなれ」へ。玄関前の桜は、かろうじて花が残っていました。

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 では、玄関へ。

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 館内に入り、左手にある下足箱に靴を入れ、受付で鍵とともに料金を払い、ロッカーキーとタオルセットを受け取ります。
 料金は、大人650円、小人390円、新潟市内65歳以上390円です。昨年4月に500円から650円に大幅に値上げされましたが、タオルセット付きですので、お得だとは言えましょう。
 回数券(11枚で大人6500円、小人・市内65歳以上3900円)の販売もあります。営業時間は10時~20時で、最終受付は19時30分です。
 なお、市内65歳以上の割引を受ける場合は、毎回免許証やマイナンバーカードの提示が必要です。新潟市内の他の公共入浴施設では、特に確認を受けることなく利用できますが、ここはは必ず住所確認・年齢確認されます。指定管理者の方針なんでしょうが、ちょっと煩わしいですね。

 なお、タオルセットが入ったバッグが新しいものになっていました。

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 玄関のすぐ前に浴室があります。左右の浴室は、以前は男女交互で使用されていましたが、コロナ禍以後は、右の浴室は女湯、左の浴室は男湯に固定されています。

 脱衣場に入りますと、右にスチールロッカーが並び、左に洗面台があり、無料のドライヤーが3台あります。

 浴室に入りますと、正面の窓際に2つの浴槽があり、右側は普通の四角形ですが、左側は非常に細長い浴槽で、水路みたいです。
 狭い浴室ですが、大きなガラス窓で開放感があり、岩造りの露天風呂を見渡すことができます。

 手前の壁際には、仕切りなしの洗い場が7か所あり、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。前回はクールタイプなど種類が違うシャンプー類も置いてありましたが、現在は安価そうな業務用のものが1種類です。
 営業再開してまだ3日目にも関わらず、洗い場の2か所は故障中でした。ここは直さなかったのでしょうかねえ・・。
 洗身して内湯に浸かりました。内湯は温泉ではなく沸かし湯です。湯温は41℃程度で、スーパー銭湯ほどのカルキ臭はなく、ゆったりと温まりました。湯に浸かりながら外の露天風呂の様子を伺い、空くタイミングを待ちました。

 露天風呂は温泉が使用されていますが、非常に狭いのが難点です。先客が4人ほどおられ、湯に浸かったり浴槽の縁で休んだりして占拠を続け、次の客に譲る気配が見られません。
 業を煮やして、わずかの隙間に入り込むことにしました。結果として、あの小さな浴槽に5人のジジイが浸かることになりましたが、やはり温泉は良いですね。
 湯温はいつもより高めで、43℃位はありそうでした。注湯口からはかなり高温の湯が注がれており、その分はオーバーフローされていました。掛け流しということでしょうか。
 今回驚いたのは、湯が黄褐色だったことです。これまでは白濁した湯で、こんな色の湯はなかったと思います。どうしたんでしょうねえ・・。
 加水された湯は、黒湯を売りにする岩室温泉とは性状が異なりますが、塩味があり、塩化物泉としての味わいはあり、それなりに楽しめました。
 いつもより熱めの湯に浸かり、ほどほどのところで浴槽を出ましたが、内湯では露天風呂が空くのを待っておられる人がいました。
 浴槽の縁を長時間占拠している人が複数いましたが、湯に浸からないのなら移動して、次の人に譲る気遣いが欲しいですね。

 内湯は沸かし湯ですが、露天風呂では温泉を楽しめます。ただし、浴槽は小さいですので、混み合いますとゆったりできないのが残念です。空いたタイミングを逃さずにご利用下さい。

 令和5年7月27日付の分析書によりますと、源泉名は、岩室4号源泉。泉質は、含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(高張性 弱アルカリ性 高温泉)、源泉温度 54.3℃(気温32℃)、使用位置 42℃、PH 8.28 です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.5、Na 3035、K 37.8、NH4 3.8、Mg 7.7、Ca 1015、Sr 10.5、Ba 2.5、Mn 0.3、Fe(II) 0.2、Fe(III) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 2.6、Cl 6391、Br 21.7、I 2.3、OH 0.0、HS 45.4、S2O3 0.0、HSO4 0.0、SO4 36.0、NO2 0.0、NO3 0.0、HPO4 0.0、HCO3 136.0、CO3 1.8、メタケイ酸 44.5、メタホウ酸 58.9、メタ亜ヒ酸 0.0、遊離CO2 2.6、遊離H2S 5.8 など、ガス性除く成分総計は10880mg/kgです。
 入浴に適した温度を保つため加水、入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理のため循環装置のみ使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を実施、入浴剤の使用なし とのことです。

 加水・加温・循環されてはいますが、オーバーフローされていて、掛け流し気分を味わえます。ただし黒湯で売り出している岩室温泉の味わいが失われているのは残念です。
 いつもは白濁した湯でしたが、今回は茶褐色の湯だったのはなぜでしょうか。理由はわかりませんが、細かいことを気にしていては温泉は楽しめません。大らかな気持ちで浸かりましょう。

 湯上がりには、2階に上がって水でのどを潤しましたが、これまでの給水機が小さな給水ポットに変わっていました。

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 広間でひと休み。

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 窓からは、多宝山を望みます。

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 今回新しく導入された革張りの立派なソファがありましたのでここでも休憩しました。

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 新品の革張りのソファは気持ち良かったです。

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 高台にありますので、窓からは角田山と岩室温泉街を見渡すことができます。夏場は葉が生い茂って景色が見えないのですが、新緑が芽生える前でしたので、眺めが良かったです。

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 ソファが気持ち良くて、つい長居してしまいました。身支度を調え、タオルを返却場所に返して退館しました。

 小さな施設で、設備的には劣り、温泉を使用しているのは小さな露天風呂だけというのが残念ですが、値段相応と言えましょうか。皆さんもそのつもりでご利用下さい。